2008/05/09 Fri
タサプ・カチーナ(ナバホ・カチーナ) Tasap Kachina (Navajo Kachina)

皆さん、こんにちは。
私の名は、「タサプ」。ホピのひとたちから見たナバホの男を表したカチーナです。
ホピとナバホは、敵対してきたと思われがちですが、それは歴史における一側面であって、本来、アメリカ大陸のネイティブ部族は、お互いを尊重し合っています。そして、ホピの人たちは、近隣の部族をカチーナの姿に変換するという粋なことをやってくれました。何故かって?その訳はですね、つまり、他の部族が持っている幸運とかパワーを、それらのカチーナを通して取り込みたいと考えたかららしいのです。


勿論、ホピの儀式で私を演ずるのは、ナバホの男ではなく、ホピの男です。彼は、ブルーグリーンのマスクを頭から被り、鳥の嘴のような長い鼻、片方の耳に半分に割ったスカッシュ(ウリの類)のシンボルと赤い毛糸の房をつけ、反対側の耳にはイーグルの羽根、そして頭のてっぺんにオウムの羽根を飾ります。
そして、ベイマツのひだ衿をつけ、キルトをはき、ウエディング用の女物のサッシュベルトを巻いて、キツネの皮をつけ、赤茶色のナバホ・スタイルのモカシンを履き、手にラトルを持って登場します。
ボディ・ペイントは、ピンクとイエロー。そして、本物のターコイズのネックレスをつけます。

イラストは、HOPI KATCHINAS" by Jesse Walter Fewkesより
儀式における私たち「タサプ」の役どころは、「アンクル」(叔父さん)であり、春に行われるプラザのダンスに姿を現し、ヘビーなビートに乗って、ゆっくりした動きで踊るのが特徴です。
人形の私ですが、実は、1950年代の生まれなのです!今や、アンティークの部類に入り、私のように年の割りにコンディションが良いものは大変珍しく、自分で言うのも如何なものかと思いますが、とても価値があります。
生みの親の名前は記録に残されていませんが、当時のトップ・カーバーだったと聞いております。
私の姿から、1950年代のホピの世界とスピリットを感じてくだされば嬉しいですなあ。
身長は、羽根飾りまで入れて約33cm。コットンウッドにテンペラ絵の具(と思われる)で彩色。
非常に高度なテクニックによって作られており、ボディ・バランスも良く、色使いも見事です。古めかしい本物のターコイズのネックレスも時代を感じさせ、魅力的。1950年代のカチーナ人形のエッセンスがぎゅっと詰まった掘出物といえます。ボディ・ラインなど、何ともいえないセクシーさが漂っているのもたまりません。
*なお、名前に関してですが、第3メサでは「タサプ Tasap」ですが、第2メサでは「タサフ Tasaf」と呼ばれるそうです。
価格: 虹
詳細は、ご案内の「価格について」をご参照ください。
ニュース
ココペリさんによるカチーナ人形の展示即売会「カチナ・ギャラリー」が、5月11日(日)午前11時〜午後4時まで、松戸市のAURORA HOLOSTIC THERAPYで行われます。詳細は、ココペリさんのサイトをご参照ください。
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