ホピ・カチーナ人形コレクション by Katsin' Manas Tokyo

アメリカ大陸最古の住人ホピ族が信仰する精霊を表したカチーナ人形。当サイトは、伝統的スタイルのカチーナ人形の魅力をホピの文化と共にご紹介するものです。ご希望の作品がございましたら、管理人までお問合せください。
ナバホの精霊 イェイ Yei
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日本の皆さん、はじめまして。
私の名は「イェイ Yei」。ナバホの慈悲深い精霊です。
私たちは、ナバホの人々の薬のセレモニーに、ヒーリング・パワーをもたらします。
私たちは、最初、伝統的なナバホの砂絵のセレモニーにおいて表されましたが、しかし、それは秘術的なものであり、部族以外の人々には公開できない為、正確な姿は知られていません。只、一般的には、ナバホ・ラグに、よく私たちをモチーフにしたものが見られるので、ご存じの方もおられるでしょう。

さて、ナバホでも、ホピの男たちがカチーナに扮するように、イェイのマスクをつけたダンサーたちが、実際のヒーリング・セレモニーに登場します。彼らは「イェイ・ビ・チャイ Yei-be-chai」と呼ばれ、それは私たち精霊を人格化した姿と言えます。

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ヒーリング・セレモニーのイェイ・ビ・チャイ・ダンス。バスケットを手にしているのは、ナバホのメディスンマン。 SOUTHWESTERN INDIAN CEREMONIALS by Tom Bahti and Mark Bahti より


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人形の私を作ったのは、ナバホのアーティスト、デニス・ビオシェさんです。イェイは、絵画やジュエリー、ナバホ・ラグにモチーフとしてよく表現されますが、木彫像は大変珍しく、多分、私は日本に上陸した初めてのイェイではないかと思います。風変わりな奴とお思いでしょうが、日本の皆さん、どうぞお見知り置きください。

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身長約26cm。木製。ミクストメディアで彩色。頭部の飾りと首の周りの飾りはスエード製。バイオレットの頭部にイエローの衣装、グリーン、レッド、ブラックの模様。ビビッドな色遣いが、決して派手過ぎず、見事なカラーハーモニーを奏でており、ミステリアスな美しささえ感じさせます。非常に珍しいイェイの木彫像の掘り出し物。

価格:お問い合わせください。


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石を食べるカチーナ OWANGA-ZROZRO (The Mad or Stone-Eater Kachina)
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桜の季節にホピから日本へやってきました。
サクラ、サクラ、おお!なんとキレイなことか!美しさに酔い痴れています。

花見酒で酔っぱらっているのかって?いえ、滅相もない。
実は、私、「石を食べるカチーナ」とか「気が狂ったカチーナ」と呼ばれているものでして、昨年、私の大先輩が来日していますが、私のこの顔はフラストレーションで石や岩をやけ食いしたからなのです。皆さんも、ストレスやフラストレーションがたまった時、ヤケ酒とかやけ食いをするでしょう?私の場合は、その究極の姿として、石や岩をガリガリ食べてやったのです。

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うっ、うっ、美味しいはずなんてありません。狂気の沙汰ですよね。
しかし、これは私の役目。私は、精神的不調と関係する神とつながっているカチーナであり、人々に精神の病について教える役目を担っています。それで、表面的には、私は悪い性格の存在として、弱いものいじめや、気が狂ったような行為をわざとしてみせなくてはならないのです。でも、こうした振る舞いは、全て反面教師としての役割上のもの。
非常にカチーナらしいカチーナと言われています。

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私を作ってくれたのは、伝統的スタイルのカチーナ・カーバーの大御所のひとり、フィルバート・ホナニーさん。彼は、カチーナを彫るために生まれてきたような人であり、とりわけ、「石を食べる気が狂ったカチーナ」は彼のお気に入りのテーマ。すごいパワーをもって、入念に私を作り上げてくれました。

身長約21cm。コットンウッドに自然顔料で彩色。鳥の羽根、モヘア、毛糸使用。
全体の淡い色調は実に美しく、白いモヘアの髪と髭のデリケートな表現は絶妙です。また、頭の中央に飾られた淡い黄色の羽根が素晴らしいカラーアクセントとなっています。
ソフトな色合いと狂気が合体し、不思議な愛らしさを感じさせるフィルバート・カチーナの名作です。

価格:お問い合わせください。


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ホピの踊りと音楽の公演
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3月20日春分の日、大阪の国立民族博物館(みんぱく)で開催された研究公演「ホピの踊りと音楽」へ行ってきました。
トップの写真は、その公演冊子の表紙です。

ホピから5人の踊り手(男性2人と女子高生3人)と5人の歌い手(ジュエリー作家や村落のマネージャーなど男性ばかり)、そしてフルート奏者の総勢11人が来日。ホピの大地で踊る「ソーシャル・ダンス」(カチーナのダンスではなく、人間のお祭りの踊り)が、現地の雰囲気そのままに、カラフルな衣装をまとった踊り手が勇壮な歌声と太鼓のリズムに合わせて披露してくれました。その演目は、雨や雪の恵みを祈る「バッファロー・ダンス」、トウモロコシの豊作と植物の繁殖を象徴する「コーン・ダンス」、そして夏の暴風雨という水の恵みを象徴する「水の乙女のダンス」というもの。ホピの方々の一生懸命な力強い踊りと歌声、太鼓の響きは、会場の人々を大いに感動させました。

私は、カチン・マナスLAの市川実英子さんと共に、数年前、ホピでニーマンの「ホーム・ダンス」(7月に執り行われるカチーナの帰還の踊り)を見たことがありますが、彼らのダンスは神聖なものであり、見る者には服装や態度のマナーが厳しく求められ、また、ホピ以外のよそ者は、彼らの後方で静かに礼儀正しく見なくてはいけないなどのルールがあるほどでした。一般に「ソーシャル・ダンス」はカチーナが踊るダンスとは異なり、宗教儀礼的な要素が少ないと言われ、比較的オープンなようですが、それでもホピのスピリットが表現されている神聖なものに変わりません。そういうダンスが、日本の舞台上で惜しみなく公開されたことに、私は、正直、大変驚きました。おそらく、今回のイベントの担当者であった「みんぱく」助教の伊藤敦規氏と彼らの長年に渡る絆と強い信頼関係があってこその実現だったことでしょう。本当に貴重な公演だったと思います。
なお、ホピの有名なフルート奏者フレデリック・アンドリュース氏の演奏もまた素晴らしかったです。ホピの大地と空、澄んだ空気を感じさせる深い音色に心が震えました。

東京から日帰りの旅は少々きつかったけれども、ホピのスピリットに触れることのできた良い1日でした。「みんぱく」がある万博公園に立つ岡本太郎作の「太陽の塔」が、太陽の精霊に見えてきたりして・・・・。
来日された11人のホピの方々が日本に良い印象をもたれ、無事に帰国されたことを祈ります。

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余談ですが、「ホピの踊りと音楽」の10日前に、東京・御茶ノ水にある明治大学博物館で開催された「人類史への挑戦」という展覧会を見てきました。お目当ては、パプアニューギニアの精霊像。ホピのカチーナ同様、木彫のものです。パプアニューギニアでは、昔(時代は不明)から、男性の精霊、女性の精霊、氏族の守護神の動物などが表現された精霊像が作られており、それらに精霊が宿るとみなされているようです。
下の写真は、大変珍しい両性具有の精霊で身長144cm。かなり大型で迫力満点です。頭の上には2羽の鳥が乗っています。深い意味がありそうですが、残念なことに説明は非常にシンプルで、ちょっとがっかり。この精霊像は、一体どんな思いで作られたのでしょうか?興味は尽きません。
この他、数点の精霊像が展示されていました。南山大学人類学博物館のコレクション。

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               写真は「人類史への挑戦」展カタログより


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ラコン・マナ と女性結社 Lakon Mana and Lakon Society
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日本の皆さん、はじめまして。「ラコン・マナ」と申す者です。
私は、ホピとは異なるプエブロ種族の、女性結社の儀式に登場するリーダーです。ホピの「ポリ・マナ」と同様、本来、私は精霊カチーナではありませんが、カチーナ関係の書籍にはよく出ており、女性結社の特性を表す美しいモデルとして知られています。

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      イラスト:"HOPI KATCHINAS" by Jesse Walter Fewkes より
             
そもそも私の名前ですが、ムインガワ Muyingawa と呼ばれる発芽の女神をパトロンとする女性結社「ラコン」から来ています。この結社の目的というのは、病気の治療や、又、植物と人間の両方の繁殖を祈ることにあり、「ラコン・ダンス」という儀式が有名です。これは、秋の収穫の時期に執り行われ、娘用の白地に赤い線の入ったショールをゆったりとまとったラコン結社の女性メンバーたちが、村の広場に入ってくることから始まり、皆で輪になり、歌を歌い始めます。それから、おもむろに登場するのが私、「ラコン・マナ」でございます。ラコン・マナは、サンタクロースではありませんが、ギフトを沢山詰めた大きなバッグを運んできて、歌やダンスに合わせて、それらのギフトを観衆である村人たちに向けて放り投げるのです。そして、最後のギフトを、「プラーク」と呼ばれる飾り板を持つ結社の女性メンバーに投げます。この最後のギフトを結社の女性が受け取る意味については残念ながら不明です。)
         
私のスタイルの特徴は、雨雲のシンボルが描かれたヘッドバンドと、角とスカッシュのシンボルを頭部の左右につけていることです。そして頭のてっぺんには、イーグルの羽根を飾ります。顔を黄色く塗って、左右のこめかみを結ぶラインと、口の両端から耳の下を結ぶラインに黒い細めのバンドをつけます。そして、手にはイーグルの羽根を取り付けたトウモロコシの穂軸を持って登場。

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私のこうした出で立ちは、特に、独特の冠のようなヘッドバンドは、ホピ族のセンスと一味違うと言われており、ちょっとした自慢であります。

さて、人形の私を作ってくれたのは、ディーン・ホワト Dean Howato さんというカーバーです。実は、彼のお父上は超大物の伝統的スタイルのカチーナ・カーバーとして知られたウォルター・ホワト Walter Howato (1921-2003)さん。フェニックスのハード・ミュージアムには多くの作品が収蔵されているというお方なのです。息子であるディーンさんは、お父上のスタイルとテクニックをしっかり受け継いで、古色を帯びた温かみのある素晴らしい作品を生み出しています。私の黄色い顔にマッチしたデリケートなピンクの地のドレスや冠のようなヘッドドレス、それに愛らしい角とスカッシュのシンボルなど、心を込めて制作してくださいました。さらに、私と一緒にラコン結社のメンバーもね。彼女の方は、娘用のショールをはおり、白いモカシンを履いて、手には黄色のプラーク(飾り板)を持たされています。

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私たち二人、今年の1月に日本へ上陸しました。「女性二人組のカチーナ人形は珍しい!」って東京のカチン・マナに大歓迎され、私たち、大いに盛り上がっています。女性パワー炸裂って感じかしら。
日本の女性の皆さん、どうぞよろしくお願いします。

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ラコン・マナの身長は頭部の羽根飾りまで入れて約33cm。メンバーは約28cm。共にコットンウッドにミクスト・メディアで彩色。2011年制作。
「ラコン・マナ」は、滅多に彫られない非常に珍しいカチーナ人形です。温かみのある黄色の顔にベビーピンクの冠のようなヘッドバンドの表現、全体のカラートーンと描画の愛らしさは絶品!程良い古めかしさを感じさせるエイジング仕上げも見どころです。全体のバランスと安定感も良く、見ているだけで嬉しい気持ちになるような作品。
価格:お問い合わせください。



お知らせ
大阪の国立民族学博物館(みんぱく)で、3月25日(日)までアメリカ展示に関連した各種のイベントが開催されており、3月20日(火・祝)には、ホピからミュージシャンを迎えて、ダンスとフルートの演奏が披露されます。予約制。詳細は、国立民族学博物館のサイトをご覧ください。


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天空の神「ソツクナング」から 新年のご挨拶
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2012年 あけましておめでとうございます。

私は「ソツクナング」、SOTUKUNANGU, God of the Sky. ホピ語で天空の神を意味するものです。ホピのカチーナを代表して、日本の皆さんへ新年のご挨拶をいたします。
今年が、地球上のすべての生命あるものにとって良い年となるよう、そして広大な宇宙の中の特別な星である地球がいつまでも美しく輝いていられることを願います。
今年もまた、カチン・マナスの二人を通して、ホピとカチーナのことをお話しして行きたいと思います。皆さん、どうぞよろしくお願いいたします。

さて、今年最初に登場しました私「ソツクナング」は、ホピの神話において、宇宙創造の大役を担った存在として伝えられており、ご存じの方もおいででしょう。つまり、私は正確に言えばカチーナ(精霊)ではなくて、神格なのです。
私は、雲や雨、そして入道雲や稲妻、豪雨などをコントロールするとてもパワフルな存在です。また、同時に不屈の戦士でもあります。なお、朝の星が私のシンボルとされているため「スター・カチーナ」と呼ばれることもあります。

ホピの儀式において、私を演じることができるのは長老だけです。私に扮する長老は高く盛り上がった入道雲(または星を見做すことも)を暗示する三角形のとがった帽子に羽根飾りをつけ、女物の白い刺繍されたキルトにウエディング用のサッシュをしめ、モカシンを履きます。そして、特定のキバのセレモニーと2月のポワミュヤや春のミックスダンスに姿を現し、威厳に満ちたダンスを披露します。

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さて人形の私ですが、作ってくれたのは、カチーナ・カーバーの大御所の一人、フィルバート・ホナニーさん。多くの「ソツクナング」がリング状の耳飾りをつけて姿で作られますが、私の場合はアワビの貝殻が耳たぶに飾られているのが特徴。キラッと光って、星のまたたきのようでしょう。そして額にはワラの鉢巻。これを巻くとテンションが上がります!また、長方形の黒い目の上に描かれている点々は雪を象徴、そして胸と腕、背中には稲妻を表す模様が描かれており、すべてがホピにとっての吉兆です。
12月に日本にやってきた私は、今、カチン・マナスTOKYOの家に逗留しており、これから初詣に近くの神社に連れて行ってもらいます。日本の神々とお話しするのが楽しみです。

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身長:頭から足まで24cm。東部の羽根飾りまで入れると28cm。コットンウッドに自然顔料で彩色。鳥の羽根、ワラ、アワビの貝殻使用。2011年制作。
白を基調とした淡いカラートーンが非常に美しく、天空の神らしい気品のある作品です。微かに微笑んでいるような目と口の表情は絶品!見ているだけで心が和みます。
価格:お問い合わせください。


昨年中は当ブログの更新があまりできませんでしたが、訪れてくださった皆様、有難うございます。
今年は、充実した情報を数多くご紹介できるよう頑張ってまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
                                  カチン・マナスTOKYO 渡辺純子


お知らせ
大阪の国立民族学博物館(みんぱく)で、1月から3月までの3ヵ月間、新しくなったアメリカ展示に関連した各種のイベントが開催されます。因みに3月20日(火・祝日)には、ホピからミュージシャンを迎え、ダンスとフルート演奏が披露される予定です。解説は伊藤敦規氏(国立民族学博物館助教)。
詳細は、国立民族学博物館のサイトをご覧ください。


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カチーナに魅せられたダダイストの人形
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カチーナ人形は、多くのアーティストや芸術運動家を魅了してきました。
ピカソ、アンドレ・ブルトン、エミール・ノルデ、マルセル・デュシャン、ホルスト・アンテス、ジョージア・オキーフ、アンディ・ウォーホル等は、カチーナ人形を熱心に収集し、中でも、オキーフやウォーホルはカチーナをモチーフにした有名なアート作品を残しています。
カチーナからインスピレーションを得て、作品を制作したアーティストは、まだまだ他にも多くいることでしょう。
そんな一人が、今回ご紹介するスイス生まれのダダイストのアーティスト、ゾフィー・トイバー=アルプ(1889年〜1943年)です。

実は、つい先日、アーティストの友人から古い展覧会のカタログに興味深い写真が載っているので、といってそのコピーが送られてきたのです。それは1988年〜1989年に西武美術館や神奈川県立近代美術館他で開催された「ダダと構成主義展」のものでした。そのカタログに掲載されていたのが「ダダイスト人形」と題されたトップの写真です。
ひと目見るなり、非常に貴重な資料だと感じ、そのカタログを何とか入手したいとネットで調べ、結果、古書店サイトでめでたくGET!

ゾフィー・トイバー=アルプ、それはダダイズムのリーダーの一人として有名なハンス・アルプ(1886年〜1966年)の妻であり、ダダイズムの優れた女性アーティストでした。
トップの写真「ダダイスト人形」は、その彼女の1920年頃の作品と伝えられています。
向かって右は、明らかに「カラスのお母さん」カチーナをモチーフにしたものと思われ、左の作品は名前を特定できませんが、いくつか該当するカチーナが存在します。なお、作品に関する説明が書かれていないため、素材など詳細は不明ですが、マネキン人形か何かにカチーナのマスクを被らせ、衣装を着せつけたように見えます。
ホピ族の精霊であるカチーナをパクッて、作品にするなんて・・・・、と少々複雑な気持ちにもなりますが、全体から受ける印象はとても温かく、愛らしい・・・、ゾフィーのカチーナに対する思いが伝わって来るよう。そして、カチーナを愛する人間同士としての親近感を抱かせます。
又、写真の向かって右端に、アパートの窓かベランダの手すりらしきものが写っているのもご愛嬌。おそらく彼女が当時住んでいたチューリヒの住まいで撮ったものなのでしょう。1920年代のヨーロッパの空気が感じられ、不思議な魅力を持つ写真だと思います。

なお、アーティストであるゾフィー・トイバー=アルプに敬意を表するため、上述の展覧会カタログに掲載されている彼女の作品とポートレートを以下にご紹介しました。

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カフェ・オーベットのためのコンポジション 1927/28年 レリーフ、木、彩色(パヴァテックス、油彩)56cm×72cm ストラスブール近代美術館(ダダと構成主義展カタログより)  

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「オーベット」のための草案を背にしたゾフィー・トイバー=アルプ(ダダと構成主義展カタログより)

当ブログをご覧になられた皆様も、この情報を楽しんでくだされば嬉しいです。
貴重な情報を知らせてくれた友人に感謝しつつ。

カチン・マナス
渡辺純子

☆写真は全て「ダダと構成主義展」のカタログより転載しました。

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ホピの7月 ニーマンとカチン・マナ Niman and Kachin' Mana
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暑中お見舞い申し上げます。

暑い日が続いていますね。汗で化粧が剥げそう!
皆さんはいかがお過ごしでしょうか?

さて、私「カチン・マナ」こと「カチーナ娘」は、以前にも妹たちと共に登場したことがありますが、今回は、日本に上陸したカチーナ人形を代表して、ホピの重要な儀式である「ニーマン」についてお話するよう東京のカチン・マナから頼まれ、再び出させてもらいました。

ホピでは、7月のことを「ナサン・ミュアオ」(偉大な力の月)と言い、早生トウモロコシが収穫され、偉大なカチーナの儀式「ニーマン」が執り行われます。それは2月にビーン・ダンスと共に始まったカチーナの季節の締めくくりを表すもので、半年間、ホピの人々と共にいたカチーナたちが大地に恵みをもたらした後、故郷(ホーム)である聖なる山、サンフランシスコ・ピークスへ里帰りするためのお祭りなのです。

ニーマンの期間は16日に及び、その間、人々はカチーナたちに、雨の恵みと若者たちが高潔で愛情豊かに成長するよう導いてくれるよう祈ります。そしてそれは、ヘミス・カチーナたちによる1日だけの最後のニーマン・ダンス(又はホーム・ダンスと呼ばれます)によって頂点に達します。カチーナたちには、人々からトウモロコシや野菜や果物が供せられ、ダンスの後に、今度はカチーナたちから人々へそれらが分けられ、更に、カチーナ人形が少女たちに贈られます。そして、カチーナたちは厳かに故郷(ホーム)へ帰って行きます。

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私たちカチン・マナは、ホピの儀式に最も良く出てくる女のカチーナとして知られており、元々、トウモロコシの成長と豊作を祈る役目を担っています。そして、ニーマンの儀式においては、主役であるヘミス・カチーナを引き立てるお供として登場。又、ヘミス・カチーナたちの前に座り、楽器を奏で、儀式を盛り上げます。
因みに、「カチン」とは「カチーナ」の愛称であり、「マナ」は未婚の娘を意味します。
私の特徴は、未婚の娘であることを示す両耳の上の渦巻き型に結い上げられた「ナアソミ」と呼ばれる髪型。そして、女物のドレスを着て、娘用の白いケープをはおり、白いブーツを履くというのが伝統的なスタイルです。

さて、人形の私ですが、とりわけ「ナアソミ」が強調され、顔には雨の恵みを象徴する赤い縦線が描かれ、全体的に頭部が大きく、童女のようなプロポーションをしています。そして、全身に「エイジング」という特別な技法によって丁寧な仕上げがほどこされ、どこか古めかしい、独特の趣をかもし出しています。決して汗で塗りが剥げ落ちた訳ではないですよ!
私を作ったのは、マニュエル・シャヴァリアJr.さん。日本に上陸してあっという間に3年半になります。皆さん、これからもよろしくお願いいたします。

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身長約30cm。コットンウッドにミックスメディアで彩色。エイジング仕上げ。2007年制作。
大変存在感のあるパワフルで愛らしい作品。アンバランスな三角形の目が不思議な魅力を持ち、表情を豊かにしています。マニュエル・シャヴァリアJr.の優れた芸術センスを感じさせる名作です。
価格: お問合せください。



《お知らせ》
7月も終わりに近づいていますが、ホピのニーマン儀式に敬意を表しつつ、皆様により一層カチーナ人形の魅力を知っていただければと願い、「ニーマン・バザール2011」を企画しました。
ご興味がお有りの方には、カタログをお分けしますので、カチン・マナスTOKYOの渡辺までご連絡ください。

Email: katsin-manas-tokyo@swjapan.net



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ホピの副創造神 クモ女
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「クモ女」と言えば、「クモ女のキス」という1980年代のフランス映画を思い出される方もおられるかと思いますが、ホピの神話においても「クモ女」、ホピ語では「コクヤングティ」、と呼ばれる存在がいます。

彼女は、ホピの副創造神として知られており、そもそも、ホピの宇宙観を表す神話によれば、無限者タイオワ(全ての創造主)が存在し、有限のソツクナングを生み、それを甥として、宇宙創造の大役を任せます。ソツクナングは、タイオワの宇宙計画通りに事を進め、次々に9つの世界を創造。うち2つ、8番目と9番目を、自分とタイオワの住居に、そして残る7つを人類とその他の住処として定めました。
そして、第1番目の世界であるトクペラを創造するに当たり、ソツクナングは、彼の手助けをする女としてコクヤングティ(クモ女)を創造そたのです。

彼女は、パロンガウホヤとポカングホヤという双子を作り、トクペラの地固めをさせ、それぞれを南北両極に落ち着かせ、世界(地球)を回転させました。
ついで、コクヤングティ(クモ女)は、自然界のあらゆる生物を創造し、名をつけ、最後に4種の人類を創造したのです。
(「ホピ 宇宙からの予言」 ルドルフ・カイザー著 徳間書店 より引用)

このように、クモ女=コクヤングティは、ホピの神話において大変重要な存在であり、私たち人類を作った母とも言えます。
それにしても何故クモ女なのか?

そんな疑問を抱きながら、アリゾナの半砂漠地帯をドライブしていた時、とある町のショップで偶然見つけたのが、写真のもの。
黒く長い8本の手足にターコイズ色の愛らしい目。それは紛れも無くクモ女=コクヤングティをモチーフにした籐製の壁掛けでした。作者はホピのアーティスト。
ホピの伝統工芸品のバスケットと同様に渦巻状に黄色と黒の籐を編んで行き、黒い部分にクモの形が表現され、ターコイズ色のビーズで目を表しています。

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驚くべきは、8本の細い手足です。それらは、後からくっつけたのではなく、編んで行く途中から長く飛び出させ、縁へ渡して、編みこんであるのです。何という芸の細かさ。見事な技法でしょう!

愛らしくも神秘的なクモ女の姿に魅了されると同時に、彼女との出会いをホピの神に感謝しつつ、彼女を日本へ連れて帰りました。

クモ女=コクヤングティさま、願わくば、先の大地震でずれてしまったと言われる地球の地軸を、貴方の息子たち、パロンガウホヤさんとポカングホヤさんに修正してもらえますことを・・・・・。

直径: 約12cm。
高さ: 約5cm。
籐製 ビーズ使用 
作者:ホピのアーティスト

価格:ご興味有る方は、カチン・マナス東京・渡辺までご連絡ください。


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アリゾナのサンライズ
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2011年3月11日(金)、大地震が東日本を襲いました。
被災地の皆様、また、ご親戚、ご友人が被害に遭われた皆様、心からお見舞い申し上げます。
時間がたつにつれ、大地震の惨状がより明らかになってきており、大変ショックであり、言葉を失います。

大変親しくさせていただいているホピ第1メサのマーリンダ・コーヤクアプテワさんやクラーク・テナコングヴァさんからも大地震発生直後にメールをいただきました。
東北関東大地震に関し、ホピのひとたちは我ことのように大変心を痛めているとのことで、毎日お祈りをしてくださっているそうです。
今、私たちにできることは、心をひとつにして被災地の方々のために、また、今後、原発事故が拡大することのないよう、祈るしかありません。

友人の写真家である吉田太郎氏の許可を得て、今回は、この写真を当ブログに掲載させていただきました。
良いエネルギーと元気をもらえることを祈念しつつ。
日は必ず昇ります!

カチン・マナスTOKYO
渡辺純子

"Sunrise in Arizona " photography by Taro Yoshida

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気が狂ったカチーナ Mad Kachina, OWANGA-ZROZRO
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A HAPPY NEW YEAR!
新年あけましておめでとうございます。


2011年、最初に登場します私は、「気が狂ったカチーナ(Mad Kachina)」あるいは「石を食べる人(Stone Eater)」と呼ばれる者です。ホピ語の名前は「オワンガ・ズロズロ OWANGA-ZROZRO」と言います。新年早々、「気が狂ったカチーナ」とは、一体どういうことか?と思われるでしょうけど、この時代に相応しいからと、東京のカチン・マナに引っ張り出されました。

実は私、精神的な不調と関係する神とつながっているカチーナで、人々に精神的な病について教える役目を担っています。そのため、表面的には、とても悪い性格のカチーナとしてふるまい、フラストレーションにより岩や石をかじったり、小さなコイヤムシ・カチーナをいじめたり、又、怒り狂ったりして狂気の沙汰を演じます。でもこうした行為は、全て反面教師としての役割上のものなのです。

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私の伝統的なスタイルは、青緑色の顔に、赤い口、頭部に青いバンドを巻き、首の周りにはダグラスモミのひだ衿をつけ、キルトにサッシュ、そして青緑色のモカシンを履きます。

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私は、1940年頃の生まれ。つまり今では大変貴重なアンティーク・カチーナです。全身をテンペラ絵の具で彩色されていて、その程よい色褪せ具合が、時代を感じさせるでしょう?
70年以上の時を経て、縁あって日本へやって来ました。皆さん、どうぞよろしくお願いします!

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身長約22cm。コットンウッドにテンペラ絵の具で彩色。赤茶色、コバルトブルー、淡い青緑色、イエロー、朱色などのカラーハーモニーがとてもきれいで洗練されています。ニュアンスのある長方形の目も表情豊か。全体に細身ですが、足に安定感があり、非常にバランスがとれています。1940年代のカチーナの名品と言える掘出物です。

価格:ご相談ください。


このカチーナのテーマに強く惹かれ、またその造形美の虜になり、彼を日本へ迎えました。頭部のブルーの色合いは、まるでラピスラズリのように美しく、霊力を秘めていて、精神的な疲れを吸い取ってくれるよう。見ているだけで癒されるカチーナです。
今年も素晴らしいカチーナ人形をご紹介して行きたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

2011年1月1日
カチン・マナスTOKYO 渡辺純子



お知らせ
Mark Akixaさんのライブ情報
☆1月8日(土) 太田光宏アコースティックコンサート「はあとのおと Vol.3」
会場:南青山MANDARA Open 18:00 Start 19:00
チケット:3,200円
出演:太田光宏(Gt) 米澤粋夏(Vo) Mark Akixa(NAFl) 佐藤昌(Pf) よしうらけんじ(Perc)
ご予約・お問合せ:南青山MANDARA Tel. 03-5474-0411


☆2月26日(土)Mark Akixa ソロライブ「星に吹く風」北米インディアンの言葉とラブフルートVol.3
会場:フィオーレの森・星のサロン(別室) Open 14:30 Start 15:00
チケット:3,000円(ケーキとコーヒー又は紅茶付き) 定員:14名
お問合せ・ご予約:Mark Akixa Office mail:mark.akixa@proof.ocn.ne.jp


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第4回ホピ・ズニ作家展
           2010 チラシ 表面 for blog

第4回ホピ・ズニ作家展 − 日本で開催されるアメリカ先住民のアートショー、が下記の通りに行なわれます。

会期:11月5日(金)、6日(土)、7日(日) 午前10時〜午後6時まで
会場:すみだパークスタジオ倉(そう)
   東京都墨田区横川1−1−10
   JR「錦糸町」駅、東武伊勢崎線「業平橋」、半蔵門線「錦糸町」又は「押上」駅から徒歩10分

ホピ族とズニ族のジュエリー作家が数人来日し、彼らの作品の展示即売や本物と贋物の見分け方などの情報が得られます。
詳細は、ホピ・ズニ作家展の公式サイトをご覧ください。

昨年、私たち「カチン・マナス」は二人とも、会場でとてつもなく素晴らしいブレスレットに出会ってしまい、清水の舞台から飛び降りるはめになりました。
皆さん、覚悟して見に行ってください。


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アナサジ Anasazi
         anasazi face 1

はじめまして、日本の皆さん。
私は「アナサジ」と申します。連れ合いと共に出て参りました。
カチーナの世界に何で私たちが登場したか不思議に思われるかも知れませんが、実は、私たち、ホピ族の祖先なのです。

私たち「アナサジ」は、紀元前200年頃、北米大陸南西部、現在のアリゾナ州、ニュー・メキシコ州、コロラド州、ユタ州の高原地帯に住んでいた先住民族でした。そして、現在のプエブロ文化は、私たちの文化から発展したものなのです。又、私たちは、これらの地域に沢山の住居を作りましたが、訳あって12世紀から13世紀にかけて他の土地へ移動しました。私たちが昔捨てた住居は、現在なお、夥しい遺跡となって残っています。カチン・マナスの二人も、2年前に私たちの遺跡のいくつか見にやってきて、私たちのことを知ってくれたのです。

因みに、「アナサジ」とは、ナバホ語で「古代の人々」を意味し、ホピ族だけでなく、ナバホ族や他のプエブロ・インディアンの共通の祖先と見做されています。

           anasazi.jpg

さて人形の私たちですが、「スピリット・ドール」と呼ばれ、「アナサジ」のスピリットを表したもの。厚手の布(中に詰め物が入っています)でできていて、アクリル絵の具で星のシンボルや渦巻き模様が描かれています。大きい方は私で、身長約33cm、連れ合いは約19cm。
黒い顔に、白いプラスティックの小さな口が付いています。なお、目は敢えて描かれていません。古代の神秘とモダンな感覚が融合されたとっても素晴らしい出来栄えです!
作ってくれたのは現代作家のビバリー・ヘンダーソンさんです。彼のサインが背中に書かれています。

            anasazi back

日本の皆さん、どうぞ私たちをお見知りおきくださいませ。

           anasaji face 2

参考:アナサジの遺跡が12世紀から13世紀にかけて一斉に放棄されたのは、天候の異常や大旱魃、また異部族の侵入などが原因と考えられています。

個人蔵


お知らせ
カチーナドールの専門店「ココペリ」さんによる「ホピ族のカチナドール展」が以下の通りに開催されます      
      
            kachina doll show for blog

日時:10月15日(金)12:00〜18:30
   10月16日(土)11:00〜18:30
   10月17日(日)11:00〜17:00
会場:H.A.C.GALLERY
東京都港区南青山2−11−15 セピア絵画館B1F
   銀座線外苑前駅から徒歩5分 銀座線・半蔵門線・大江戸線青山一丁目駅から徒歩5分
詳細は、ココペリさんのサイトで。



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ユーニャ、ウチワサボテンのカチーナ Yuña (Prickly-pear cactus Kachina)
            cactus 2

日本の皆さん、はじめまして。
私の名は「ユーニャ」。ホピ語でウチワサボテンを意味します。
私にとって日本の夏は初めてですが、こんなに暑いとは・・・・。おまけに湿気があるので故郷のアリゾナよりも辛い。毎日、汗、汗、汗・・・・・です。

私は、ホピ族が居留する地域に自生するウチワサボテンの実のカチーナで、乾いた土地における水の恵を象徴しています。

  cactus 1 cactus 3

私の一番の特徴は、頭の上にウチワサボテンの実を乗せていること。そして、顔には額の真ん中に三日月、鼻から頬にかけて星々のシンボルが描かれています。そして、伝統的なキルトにサッシュ、緑色のモカシンを履いています。

私を作ったのは、ブランドン・カイクァプテワさん。伝統的スタイルのカチーナ・カーバーの大御所として知られるクラーク・テナコングヴァさんの愛弟子であり、将来有望な若手作家です。私の頭に乗っているウチワサボテンの実の表現には特に力を入れてリアルに仕上げてくれました。色も形も素晴らしいでしょう?トゲも付いているんですよ!

とはいえ、猛暑の日が続いており、流石の私も参っていますが、水の恵を表すカチーナの役目を全うすべく、頑張りますので、皆さんも夏バテしないよう充分気をつけて、この夏を元気にお過ごしください。

            yuna.jpg
上のイラストは、ユーニャとユーニャ・マナ(ウチワサボテンとウチワサボテン娘のカチーナ)。"HOPI KATCINAS" by Jesse Walter Fewkes より

身長約30cm。コットンウッドに自然顔料とテンペラ絵の具で彩色。鳥の羽根と馬の毛なども使われています。
非常に愛嬌のある、そして同時に神秘的なムードを持つウチワサボテン・カチーナの名作。ブリーン、白、赤茶、黒のカラーハーモニーも洗練され、安定感のあるボディバランスも絶妙です。
余談ですが、メキシコ原産のサボテンには「メスカリン」という一種の幻覚作剤が含まれ、古代より神と繋がる時などに用いられることもあったとか・・・。

個人蔵


お知らせ
★カチーナ人形コレクションの在庫カタログがあります。ご希望の方はカチン・マナスTOKYOまでご連絡ください。
Email: katsin-manas-tokyo@swjapan.net


☆ネイティブアメリカンフルート奏者Mark Akixaさんの8月のライブ情報
8月21日(土)ミニライブ&インディアンフルート即売会
会場:横浜ワールドポーターズ屋上 ルーフガーデン特設ステージ、MUSICLAND KEY横浜店
チケット:参加無料
詳細: ここをクリックしてください。
お問合せ:MUSICLAND KEY 横浜店 Tel.045-222-2322 Email: yokohama@musicland.co,jp


8月28日(土)Mark Akixa ソロライブ「星に吹く風 vol.2」
会場:フィオーレの森 星のサロン・別室ラウンジ(川崎市溝の口)Open 14:30 Start 15:00
出演:Mark Akixa
チケット:3,000円(ケーキとコーヒーまたは紅茶付き)
定員:14名
ご予約&お問合せ:Mark Akixa Office Email: mark.akixa@proof.ocn.ne.jp
*このライブの収益の一部は環境保全団体WWFジャパンへ寄付します。



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エルメスのカチーナ・スカーフ Kachina scarf by Hermes
kachina scarf by Hermes 4 kachina scarf by Hermes 3

梅雨に入り、毎日ジメジメと嫌な天気が続いていますね。
そんな鬱陶しい気分を一瞬にして吹き飛ばしてくれるステキなカチーナ・グッズがあります。
それが、エルメスのカチーナをモチーフにしたスカーフやショール。
当ブログの読者である関西在住の土橋とし子さんから教えていただきました。上の写真がそれ。土橋さんが所有されているシルクスカーフ(199年春夏コレクション)です。そして更に、彼女からエルメスの2010年春・夏カタログが送られてきたのです。

いや、もうビックリ!何と魅惑的な!!目が釘付けになってしまいました。
カタログには、カシミアシルクショール《カチナ》と書かれていて、描かれているカチーナは全部で25種類。バックの色はイエローとローズバイオレットの2バージョンがあります。

            kachina scarf by hermes 1
カシミアシルクショール《カチナ》 イエロー・バージョン エルメス2010年春夏カタログより

kachina scarf by Hermes 2
カチミアシルクショール《カチナ》 ローズバイオレット・バージョン エルメス2010年春夏カタログより

スカーフの下方左から時計と逆回りに17体のカチーナたち。
1.シオ・ヘミス(ズニ・ヘミス)、2.ソツクナング(天空の神のハート)、3.タラバイ・カチーナ(モーニング・シンガー・カチーナ)、4.ソーヤル(冬至のカチーナ)、5.パルヒック・マナ(水を飲む娘)、6.パタング(スカッシュのカチーナ)、7.ウーヤク・クイタ(大きな顔のカチーナ)、8.トホ(マウンテン・ライオン・カチーナ)、9.ホピ・シャラコ・マナ(雲の娘)、10.ホピ・シャラコ・タカ(雲の男)、11.アヴァチュホヤ(コーン・カチーナ)、12.ホナン(アナグマのカチーナ)、13.モング・ウーティ(ミミズク女)、14.ナキアチョップ(静かな戦士)、15.パチョ・カチーナ(オナモミのカチーナ)、16.ウーパモ(ハシナガミツスイ・カチーナ)、17.ツハヴ&コイヤムシ(泥酔したカチーナと泥頭カチーナ)。

そして中央の円には、8体のカチーナたち。
1.アングワスナソムタカ(カラスの母カチーナ)、2.ナンガソフ(流星のカチーナ)、3.チョップ/ソウィイング(レイヨウ/シカ・カチーナ)、4.カエ(コーンダンサー)、5.ポリ・シオ・ヘミス(ズニ・ヘミス・バタフライ・カチーナ)、6.コシャリ(ハノ・クラウン)、7.ホロロ(大きい耳のカチーナ)、8.パラヴィトクナ(赤いキルト・ランナー)。

何と素晴らしい絵だろう、と魅入っていましたら、どこかで見たことがあるような・・・・・。
そして気が付きました。これらは全て、有名なカチーナ書籍 "HOPI KACHINAS" by Barton Wright に掲載されている写真が元になっている!多分、読者の中にも気が付いた方がおられることでしょう。
エルメスとバートン・ライト及び写真家の間で話がついているのかしら?カタログのどこにも彼らのクレジットが見当たらないのがちょっと気になります。

まあ、それはさておき、世の中にカチーナの魅力を伝える素晴らしいスカーフやショールであることに変わりはありません。カチーナ・ファンにとっては垂涎のコレクターズ・アイテムになるでしょう。
チャンスがあったら、お近くのエルメス・ショップを覗いてみてください。運が良ければ、カタログを入手できるかも。

私も欲しいけれど、とても手がでない。カタログを宝物にします。
土橋さん、本当に有難うございました。

トップの2枚の写真は土橋さん所有の1992年春夏コレクションのシルクスカーフ。写真提供:土橋とし子さん。
記事中の2枚の写真はエルメス2010年春夏カタログより。


ご案内
ネイティブアメリカンフルート奏者Mark Akixa さんのライブ情報です。
☆6月25日(金) リリース発売記念ライブatノヴェンバーイレブンス1111
会場:ノヴェンバーイレブンス1111(赤坂)Open 18:00 Start 19:30〜/20:30〜
チャージ:予約 \3,150/当日\3,675
出演:Mark Akixa (ネイティブアメリカンフルート)太田光宏(ギター)よしうらけんじ(パーカッション)
予約&問合せ:ノヴェンバー・イレブンス1111 Tel. 03-3588-8104

☆7月17日(土)「インディアンを味わう日」北米先住民の言葉とラブフルート
会場:アートスペース バザック(市川市田尻2−4−1 アイピービル1F)Open 15:00 Start 15:30
チケット:\3,000(お茶とインディアンのお菓子つき)
出演:Mark Akixa(ラブフルート)太田光宏(ギター)特別ゲスト:山地洋子(朗読)
予約&問合せ:BASAC Tel. 047-377-8186 Email: info@ip-basac.com
Mark Axixa Office Email: mark.akixa@proof.ocn.ne.jp

☆7月31日(土)「Love Flute Work Shop」
会場:日響楽器池下店 2Fホール(名古屋市千種区春岡1−4−9)Open 14:00
入場料:\1,000(中学生以下\500)
ナビゲーター:Mark Akixa
主催:日響楽器池下店
協力:High Spirits Flutes 社(USAアリゾナ)・JPO
予約&問合せ:日響楽器池下店 Tel. 052-751-6161



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あなたを元気にするカチーナ「ホナン」 HONAN (Budger)
       honan black 4
       
皆さん、こんにちは。
私は「ホナン」。アナグマのカチーナです。
私たち「ホナン」は、薬草に通じており、悪い病気を治すことができるメディスンマン、おるいはヒーラーとして知られる大変パワフルなカチーナです。

「ホナン」の特徴は、アナグマの足跡のついた頬に、突き出した大きな鼻、頭の両脇に角のように羽根飾りをつけていること。そして、首にはベイマツ又は毛皮のひだ衿を巻き、キルトに赤いモカシンを履きます。

   honan black 2 honan black 3

私を作ったのは、伝統的スタイルのカチーナ・カーバーの第一人者のひとりで、その土臭い作風が大人気のフィルバート・ホナニーさん。彼はとことん素材にこだわり、コロラド川まで私を作るコットンウッドを探しに行きました。そして彩色も全て自然顔料を使います。因みに私の身体の黒い部分は、シダの木の樹液から採った顔料、、またモカシンの赤はグランドキャニオンの赤土からのものです。フィルバートさんは、カチーナ人形を作るために生まれてきたような人であり、とりわけ、「ホナン」を作るのが好きだと言ってました。それだからでしょうか、私のこのパワーと優しさ、それはホピの大地の力と言っても良いでしょう。
なお、私の仲間が既に数体、日本へ上陸しており、各地で日本の皆さんを癒し、元気にしています。

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身長は頭部の羽根飾りまで含めて約29cm。コットンウッドに自然顔料で彩色。羽根飾り、貝殻つき。大変落ち着いた品のある色調。温かく優しい目の表情がたまらなく魅力的!見ているだけで癒され、元気がもらえるカチーナです。

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《 NEWS 》
ネイティブ・アメリカン・フルート奏者として知られるMark AkixaさんのCD「All My Relations」が3月24日にリリースされました!発売元:T & Kエンタテインメント(株) 販売元:コロンビアミュージックエンタテインメント(株) 品番:QACK-35008 価格3,000円

またラジオ出演:4月17日(土)14時〜16時 NHK−FM新番組「土曜日レディ」パーソナリティ杏子に生出演、スタジオ生ライブが行なわれます。

その他、雑誌掲載:4月25日発売の「The Flute (ザフルート)」6月号/アルソ出版にMarkさんのインタビュー記事が掲載されます。
ライブ情報:☆「月明りの宴」4月19日(月)青山、☆「星に吹く風」北米インディアンの言葉とラブフルート 5月15日(土)フィオーレの森・星サロン

大活躍のMarkさん、心より応援いたします!


詳細は、Markさんのホームページブログでご覧ください。

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カチーナ人形在庫カタログのご案内
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いよいよ桜の季節になりました。
私の家の近くでは、目黒川沿いや北沢緑道に桜の名所があり、これからとても楽しみです。
皆様のところは如何でしょうか?

さて、前回のお知らせでもご案内しましたが、カチーナ人形の在庫カタログを作成しました。
48体のカチーナ人形が紹介されています。ご参考まで、写真の各頁をご覧にいれました。

トップの写真頁1(左)には、伝統的スタイルのカチーナ・カーバーの第一人者として知られるクラーク・テナコングヴァの作品。
頁2(右)には、やはり伝統的スタイルのカチーナ・カーバーの実力者、フィルバート・ホナニーの作品。

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頁3(左)と頁4(右)には、芸術性では類を見ない伝統的スタイルのカチーナ・カーバー、マニュエル・シャヴァリアJr.の作品。

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頁5(左)と頁6(右)の上部には、やはりマニュエル・シャヴァリアJr.の作品
頁6の下部には、若手優秀カーバーのウェイランド・ナミンガの作品。

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頁7(左)には、ネイト・ロマテワマやエドワード・シーチャマその他注目のカーバーたちの作品。
頁8(右)には、大御所ヴェルソン・マンスフィールド他の作品と、下部にはアンティーク・カチーナ

カタログをご希望の方には、1部500円でお分けします。
お問合せは、カチン・マナスTOKYO 渡辺まで

Email: katsin-manas-tokyo@swjapan.net

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語り部のカチーナ「ココリ」 KOKOLE (Story Teller)
     kokole 4

日本の皆さん、こんにちは。
私は「ココリ」と申しまして、語り部のカチーナです。
一昨年の秋、ホピから日本へやってきて、ずっと東京のカチン・マナのところに居候しています。

1週間ほど前、彼女の家で節分の豆撒きというのがあり、私もはじめて体験させてもらいました。炒った豆を鬼にぶつけたり、撒いたりして、邪気を追い払い、1年の無病息災を願うのだそうですね。私も夢中で豆を撒きました。そしてその後、「齢の数だけ豆を食べるのよ」と彼女に言われ、ちょっとサバよんで多めにもらっちゃいました。とても面白かったです!

        beans 1

それにしても、日本でも、2月に豆に関する伝統的な行事があるとは本当にビックリしました。何故かって、実は、ホピでは2月は「ポワムヤ」と呼ばれ、浄化の月を意味し、それは、ホピの環境だけでなく、全世界の隅から隅まで浄化されることを祈る儀式が執り行われるとても重要な月なのです。そしてそれは、ビーンダンスと共にはじまります。
また、ビーン、つまり豆ですが、キヴァで発芽したものが村の広場で人々に配られる習慣があります。日本の豆撒きと少し似ていますよね。

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ところで私たち「ココリ」カチーナですが、「ポワムヤ」、つまり浄化の月である2月のビーンダンスの儀式が行なわれる4日前の晩に姿を現し、大活躍します。
私たちの特徴は、鳥の足跡を表した模様がほっぺたに描かれた人の良さそうな顔。ダグラス・モミのひだ衿を首に巻き、男物のコート又はフリンジの付いた狩猟用のシャツを着て、赤いモカシンを履き、手にはラトルとか弓矢を持って登場します。そして、村の人々に作物の豊作を予言し、又、子供たちには、おもちゃをあげる約束をし、昔話を語って聞かせます。そんな訳で、私たち「ココリ」は誰からも愛され、優しくて気前の良いカチーナとして人気者なのです。

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人形の私を作ってくれたのは、日本にも来たことのあるマニュエル・シャヴァリアJr.さん。芸術的センスにおいては他の追随を許さないカチーナ・カーバーの大御所であり、アンティーク・カチーナの研究にも熱心なお方です。この私を作るに当たっては、このご研究の成果を存分に発揮してくださいました。また、私と一緒に生み出された弟分も日本に来ています。彼は、現在、LAのカチン・マナの東京の実家に居候中です。
どうぞ、私たちの味のある魅力を堪能してください。

     kokole 3

身長は約23cm。コットンウッドにミクストメディアで彩色。何層にも色を重ね、エイジングと呼ばれるテクニックによりアンティーク風の仕上げがなされています。擦れたようなチャコールグレーとターコイズブルーとターコイズグリーンに、コーラル色がアクセントとなって、絶妙なカラーハーモニーを見せています。とぼけた目と口の表情もたまりません!

価格: お問合せください。



《お知らせ》
カチン・マナスがご紹介してきたカチーナ人形の在庫カタログを近日中に発行いたします。
ご希望の方は、カチン・マナスTOKYO 渡辺までご連絡ください。
email: katsin-manas-tokyo@swjapan.net


イラストは、"HOPI KATCINAS" by Jesse Walter Fewks より

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地球の神 マサウ Masau'u (Earth God)
       masauu by philbet 3

引き続き登場しました「マサウ」です。
私は、昨年、日本にやって来て、京都の展示会で初めて日本の皆さんに紹介されました。

宇宙人のような風貌と言われますが、私は、この地球の地上と下界の両方をコントロールする神なのです。
私の仲間が、以前にも皆さんの前に姿を現しているので、覚えていられる方も多いかと思いますが、私たち「マサウ」は、他のカチーナのように1年の半分をサンフランシスコ・ピークスで暮らしているのではなく、いつでもホピの村に行くことができ、人々を導きます。

      masauu face up 2

私の特徴は、何と言っても、かっと睨み付けるように大きく見開いた目と、出っ歯のように目立つ3本のYの字型の白い歯をみせた大きな丸い口。そして、まるでポップアートのようにカラフルで大胆な丸が描かれた顔面。一度見たら絶対忘れられなショッキングな顔だと言われます。
そして、頭の上には羽根を載せ、数本の羽根飾りをつけた小枝を首の後ろに立てています。日本の皆さんには理解不能なスタイルだと思いますが、これは祈りのためのものなのです。ホピでは、鳥の羽根が祈りの重要な道具としてよく用いられます。

  masauu by philbert 1 masauu by philbert 2

身体には、派手な模様の入った毛布をまとい、キルトにサッシュをしめ、赤いモカシンを履いて、私たちは人々の前に姿を見せます。

それにしても、ぎょっとするスタイルだって? いや、実際、ホピでは、夜道で後ろから足音が聞こえたら、絶対振り向いてはいけないという話もあるほどです。皆さんも、ホピに来たら、夜歩く時は、充分気をつけてくださいね。私の姿を見て、卒倒するといけないから・・・・・。

さて、人形の私を作ってくれたのは、伝統的スタイルのカチーナ・カーバーの大御所の一人として知られるフィルバート・ホナニーさん。彼の作るカチーナは、とても土臭くってパワフル、最もホピらしいとよく言われます。この私もそう。そして、更に、この世のものとは思えぬ奇怪さと、また同時に洗練さが加えられているのが特徴です。正にマサウのイメージそのものと言っていいでしょう。フィルバートさんにより私は命を吹き込まれました。

          masauu illust
ところで、今日、TOKYOのカチン・マナから聞いたのですが、彼女の知り合いのたつさんが、アリゾナ州セドナで1月30日(土)に開かれるホピのカチーナのセレモニーに招かれ、地球のためのワークを捧げてくれるそうです。こういったワークの力は、私たちマサウの力にもつながります。有難う。感謝します。

身長約30cm。コットンウッドに自然顔料で彩色。羽根飾りと小枝付き。
自然顔料による素朴な味わい、強烈な風貌、そしてほっそりしたスタイルから独特の気品が感じられ、又同時に何故か愛らしい、ベテラン・カーバー、フィルバートの名品です。

価格:お問合せください。


イラスト:"HOPI KATCINAS" by Jesse Walter Fewks より

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    太陽と地球の神のカチーナから 新年のご挨拶 
   
   tawa and masauu

    2010年 新年あけましておめでとうございます。

私たちは、太陽のカチーナ「タワ」(写真・向かって右)と地球の神「マサウ」(写真・向かって左)です。
ホピのカチーナを代表して、日本の皆さんへ新年のご挨拶をするため、ここへ登場しました。

今年が、地球上の全ての生命あるものにとって良い年となるよう、そして広大な宇宙の中の特別な星、地球がいつまでも美しく輝いていられることを願います。

今年も又、カチン・マナスの二人を通して、ホピやカチーナのことをお話して行きたいと思いますので、皆さん、どうぞよろしくお願いいたします。


2010年 元旦

太陽のカチーナ「タワ」&地球の神「マサウ」
日本の世話人・カチン・マナスTOKYO 渡辺純子


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「ホピ・ヴィレッジ&コーンフィールド」ブレスレット
       hopi villege and cornfield 2

先日、NEWSでお知らせした「第3回ホピ・ズニ作家展」の手伝いに、カチン・マナスLAの市川と共に行ってきた。
私たちは二人とも、もともとインディアン・ジュエリーには殆ども知識も関心もなかったのだが、今回のショーで、ハートを直撃するようなとんでもないものに出会ってしまい、彼らのジュエリーの魅力にはまりかけている。

そのとんでもないジュエリーとは、ホピの作家スティーブ・ウィクヴィア・ラランスによる「ホピ・ヴィレッジ&コーンフィールド」と名付けられたブレスレットだ。トゥファ・キャスティングと呼ばれる型取り技法による梨子地のようにざらっとしたシルバーのベースに、ホピの村のキヴァやコーン畑が表され、ギャスピアイトという黄緑色の大きな天然石とサンゴがついている。

       hopi villege and cornfield 8
こんなに大きな黄緑色の石「ギャスピアイト」は珍しいそうだ。その先端に嵌め込まれているのは、「ボーダー・オパール」。ここから天のエネルギーを取り込むという。
          
       hopi villege and cornfield 5
キヴァが夜空に輝く星と共に描かれている。サンゴの位置が絶妙だ。

       hopi villege and cornfield 7
こちら側は昼間の様子。大きな太陽からコーン畑に燦燦とエネルギーが降り注いでいる。写真では見えないが、コーンの下には水のシンボルが描かれている。

更に注目すべきは、ブレスレットの内側のデザインだ。やはりトゥファ・キャスティングによるベースに、太陽や星、水、雷、人生のサイクルを表す渦巻き模様、そしてココペリや角の生えた動物の姿が描かれている。
      下の写真↓

       hopi villege and cornfield 4
写真では太陽の顔しか見えないが、その両脇に沢山の絵と、"HOPI"の文字と作者のサインも。

何と言う芸の細かさだろう!日本の羽織りの裏地へのこだわりを思い出させる。表面のデザインと合わせて、ホピの自然観や日常の場面が描き出されていて、まるでペトログリフのよう。彼らの精神文化のエッセンスがぎゅっと詰まっていると言って差し支えない。
そして、何よりも美しく、パワフルなのだ。

         steve in tokyo bis
上の写真は、作者であるスティーブ・ウィクヴィア・ラランス氏。東京上野の国立博物館のレストランにて。

ブレスレットの幅は約6cm。実際、手首にはめてみると、意外にぴったりで驚いた。というのも、これまで、この種のブレスレットは大柄な女性の手首にしか合わない、私のように手首が細い者に合うサイズはないだろうと思っていたからだった。そしてかなり重い。それもそのはず重さは約300gもあった。これを右手にはめると、箸の上げ下ろしや、ペンを持って字をかくことがままならないほどだ。しかし、その不自由感が非日常性を帯びていて、身につける者を別次元へ誘うような魔力があり、妙にそそられる。
これはまずいことになったと思った。そもそも、今回のショーには、私たちは手伝いに来たのであって、買い物に来たわけではないのに、スティーブのテーブルから一歩も離れることができなくなってしまったのだから。そしてそれは、私だけではなく、何とカチン・マナスLAの市川までもが・・・・・。彼女は、微妙に色が異なる100個の小さなターコイズがついた「ブルー・コーン」と名付けられたブレスレットに心を奪われ、動けなくなっていた。そして、その「ブルー・コーン」ブレスレットと私を狂わせた「ホピ・ヴィレッジ&コーンフィールド」ブレスレットは、まるで二つ一緒で完結するように見え、私たちとこれらのブレスレットとの出会いは、単なる偶然ではなく、ホピの神様が仕組んだことのような何か大きな意味があるように思われた。しかし、値段は、当然のことながらめちゃくちゃ高い。とても手が出るものではなかったが、身につけると、不思議なパワーが身体に入ってきて護られているような気持ちがし、又それがホピのスピリットなのかとも感じられた。もう、こうなったら、狂気の沙汰だが、清水の舞台から飛び降りるしかない。そして後は野となれ山となれだ。そう思い、私たちは、それぞれの心を虜にした運命のブレスレットを持つことに決めた。

         mieko and sumiko
写真向かって左が市川、右が渡辺。東京・上野の国立博物館のレストランにて。ブレスレットをつけたままでは、あまりに重くて箸を運べなかったため、外していたところ。

さて、これからこのブレスレットを身につけた時、一体どんなことが起こるのだろうか?楽しみである。

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ズニの戦士のカチーナ「シピクネ」 Sipikne (Zuni Warrior Kachina)
    sipikne 5

日本の皆さん、はじめまして。
わたしの名は「シピクネ」。元々、ズニ族の戦士のカチーナで、ズニ族の守護霊「サリモピア」に由来するものです。ある時期にホピにやって来て、以来、居ついてしまいました。スタイルも徐々にホピ風に変化してきましたが、私の特徴であるスノーゴーグルのような形をした目の周りや、突き出したチューブ状の鼻、花のシンボルが描かれた耳、羽根の束を乗せた頭など、これらは全て「サリモピア」から来ています。

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ホピ族やズニ族は、昔から方位を色で表すという習慣を持っています。因みに、北は黄色、南は赤、東は白、西は緑又は青、そして天はレインボーカラー、地は黒です。そして、「サリモピア」には、守護する方位によって6つの異なる顔の色が存在し、それはわたしたち「シピクネ」にも受け継がれています。

         sipikne 1

わたしたちの役目はガードマン。第1メサのビーン・ダンス(2月)やレギュラー・ダンスに登場し、すばやい動きのパワフルなダンスを踊って儀式を盛り上げます。こうした激しいダンスは、機敏で体力がないとできないので、「シピクネ」に扮するのはもっぱら若い男に限られています。

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人形の私を作ったのは、1940年代のホピのカーバーです。生み出されてから既に70年以上経っていますが、シミもシワも殆どなく、足腰も健全。いつだって、どんな激しいダンスも踊れますよ!

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身長約16cm。コットンウッドにテンペラ絵の具と自然顔料で彩色。安定感のあるボディスタイルと太い足、やや暗めの赤の色など、典型的な1940年代の特徴を示すカチーナです。黒、青、黄色、赤、白の色調も落ち着いており、独特の気品を感じさせ、耳の花やキルトの裾模様も丁寧に描きこまれています。小型ながら大きな存在感と魅力を持つ1940年代カチーナの名品です。

価格: ご相談ください。

イラスト: "HOPI KATCINAS" by Jesse Walter Fewks より


NEWS

第3回ホピ・ズニ作家展が下記の通り開催されます。

会期: 2009年11月6日(金)、7日(土)、8日(日)
会場: すみだパークスタジオ倉(そう)
     墨田区横川1−1−10
内容: ホピとズニのジュエリー作家が来日し、彼らの作品が販売されます。

詳細は、「ホピ・ズニ作家展」をご参照ください。


◎カチン・マナスLAの市川、TOKYOの渡辺も、ボランティアで11月6日(金)は会場に終日おります、
皆様、どうぞご来場ください。会場でお目にかかれれば嬉しく思います。


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1940年代フクロウのカチーナ「モングワ」 MONGWU (Great Horned Owl Kachina)
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ボクはフクロウのカチーナ「モングワ」です。
以前にも、このブログに仲間のモングワが登場したので、覚えていられる方もいることでしょう。その彼はボクの後輩で現代のモングワ、そして今回登場しましたボクは1940年代に生まれたモングワです。ですから、身体は小さいながらも年代の重みを感じさせる存在感がボクにはあると思うのです。

         mongwu antique 3

ホピの神話ではモングワ、つまりフクロウは太陽神の夜の使いとして知られています。又、世界のいろいろな地域で、ボクたちフクロウは「幸運の印」とか、「森の賢者」、「学問の神様」などと呼ばれ、吉鳥として昔から人々に愛され親しまれてきました。日本ではどうなのかと、TOKYOのカチン・マナに聞いてみたら、福が籠もる「福籠(フクロウ)」とか、苦労知らずの「不苦労(フクロウ)」と言われ、やはり親しまれていると教えてくれました。つまり、ボクたちは、世界的に人気物の吉鳥なんですね。

 mongwu.jpg

さて、ホピの儀式において、ボクたちはミックスド・カチーナ・ダンスや、第1メサの「ポワム」(浄化の月である2月)のビーンダンスとか水蛇の儀式に、道化師を伴って登場し、道化師がホピにあるまじき振る舞いをした時、ムチ打って戒める役を担っています。まあ、一種の教育係りです。又、その他、戦士という側面も持っています。

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ボクたちフクロウのカチーナの特徴は、まん丸の目と黄色や赤茶色、黒、白の絵の具で羽根の模様を描かれた顔に、突き出したくちばしを持ち、首にひだ衿、腰には小粋なサッシュベルトを巻き、普通、手に弓矢とラットルを持って登場します。

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人形のボクは手に弓矢とラットルを持っていませんが、それでも儀式の時のスタイルがかなり忠実に表現されています。そしてボクの真ん中に寄った目、これは他のフクロウのカチーナには見られないチャームポイントと言って良いでしょう。ボクを生み出してくれた1940年代のホピのカーバーの芸術的センスがうかがえるところです。又、ボクはカチーナ人形としては小型(約14cm)な方ですが、存在感と個性の強さは大きなカチーナたちと比べても決して負けません。又、時代をくぐってきたすごいオーラがあるって言われます。

下の写真は、一緒に日本へやってきた1940年代のカチーナの仲間たちです。左からシピクネ(ズニの戦士のカチーナ)、イーシー(緑色辛子のカチーナ)、そしてボクです。シピクネやイーシーについては、このブログで追って紹介されるそうです。

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日本の皆さん、どうぞ末永いおつきあいをヨロシクお願いいたします!

身長は約14cm。コットンウッドにテンペラ絵の具と自然顔料で彩色。フクロウのカチーナは、ホピのカーバーが好んで作るモチーフのひとつと言われ、各作家の創意が特にヘッドに表現されます。本作品においては、何と言っても特徴的なのは、その中央に寄った愛らしい目。そして安定感のある太い足は1930年代〜1940年代のカチーナ人形の特徴的なスタイルであり、全体のバランスの良さも大きな魅力です。褪色も殆どなく、非常に良いコンディションを維持しています。
手のひらにおさまるサイズなので、どこへでも連れて行きたくなる、小さなお守りのような作品です。

価格: ご相談ください。


イラストは、"HOPI KATCINAS" by Jesse Walter Fewkes より

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ヴィンテージのココペリ KOKOPELLI (Assassin Fly Kachina)
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残暑お見舞い申し上げます。

日本の皆さん、こんにちは。ボクは「ココペリ」。ムシヒキアブのカチーナ(精霊)です。
「ココペリの身体的特徴は、背中のコブと目立つような男性器にあり、以前にもボクの仲間が、ここに登場しているので、既にご存知かと思いますが、ボクたちは、性的豊穣さのシンボルであり、ホピの女の人たちが多産に恵まれるよう祈願し、又、作物の成長を促し、豊作をもたらすことを祈る役目を担っています。

          kokopelli 1950 2

ホピの儀式において、ボクたち「ココペリ」は、ミクスト・カチーナ・ダンスに登場します。
ココペリに扮する男たちは、真ん中に白い線が描かれた黒いマスクを頭から被り、コーンの殻から作られた白黒の縞模様に塗られた長いクチバシをつけ、ボディも黒く塗り、キツネの皮又はボロ布でできたひだ衿を首に巻き、レギンスをはいて、手には小枝とラットルを持ちます。そして、ダンスの間、村の若い娘たちに淫らなジェスチャーをし、子供の作り方を教えたりしますが、これは役目であり、決してセクハラなんて非難されることはありません。日本のオジサン方、どうか羨ましがらないでください。

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カチーナ人形であるボクを作ってくれたのは、1950年代のホピのカーバーです。つまり、ボクは、ヴィンテージのカチーナ。怪しい黒尽くめに、胴長短足、まるで日本の昔の忍者のよう、なんて東京のカチン・マナに言われておりますが、ボクのセクシーな魅力で、日本の娘さんたちのハートをわしづかみにすることも夢ではないと思ってます。それにボク背中のコブの中には、女の子が喜びそうな沢山のプレゼントが入っているのですから・・・。

          kokopelli 1950 3
ココペリの中では、比較的小さめな背中のコブ。プレゼントの量が少ないのでは????

身長約18cm。コットンウッドにテンペラ絵の具と自然顔料で彩色。いわゆる伝統的スタイルとは一味違い、どちらかというと、より人間に近いリアルでなまめかしい体型が特徴。そして、日本人の男性によく見かける胴の長さと、太くて短い足が、妙にセクシー!又、どこか宇宙人っぽく、謎めいています。非常に悩ましくて、愛らしいヴィンテージ・カチーナの掘出物。

◎なお、ホピのココペリ・カチーナは、その身体的な特徴から、アメリカ合衆国南西部に広く分布するロックアート(岩絵)や土器などに描かれている背中にコブのある笛吹きのモチーフと同一視されることが多いですが、単純に結びつけることには疑問があるようです。

価格: 虹
詳細は、「ご案内」の「価格について」をご参照ください。

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水を飲む乙女「パルヒク・マナ」 PALHIK' MANA (Water Drinking Girl)
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暑中お見舞い申し上げます。
梅雨が明け、本格的な夏がやってきましたね。それにしても、何という暑さ!!!アリゾナの砂漠も顔負けです。冷たい1杯の水の有り難さが身に染みます。
自己紹介が遅れましたが、私の名は「パルヒク・マナ」。「水を飲む乙女」という意味を持っています。

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正確に言えば、私はカチーナではなく、ホピで毎年10月に行なわれる女性ソサエティーのセレモニーのダンスに登場する娘なのです。
大きくて華やかなタブリータ(平たい板でできている頭飾り)が特徴であり、その上には、雨雲を表す模様が描かれていて、私の役割である水の恵を祈ることが象徴されています。

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このセレモニーのダンスですが、第3メサ以外では、娘たちは、通常ホピの男がカチーナに扮する時のようなマスクは被らず、直接自分の顔の、頬の上に赤い三角形の線と、口からあごにかけて放射状の線を描きます。そして、刺繍がほどこされた白いブランケットに、黒いドレスを着、普通は履物を履かず、裸足に黄色などのペイントをします。

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なお、私たちは、しばしば「蝶のカチーナ娘」と呼ばれることもあり、このことから、時々、「ポリ・マナ」(蝶の乙女)と混同されることもあるようです。ちょっとややこしい話ですが、まあ、あまり大きな問題ではありません。それより大事なのは、カチーナ人形においては、私たちは、最も美しい姿をしているもののひとつと見做されており、それ故、ホピのカーバーたちに好まれて作られるということです。

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さて、人形であるこの私は、1950年代に、ホピのカーバーによって作られました。つまり、私は、とても貴重なアンティーク・カチーナ人形なのです。生まれてから60年近くになりますが、人々から大切にされてきたため、少しも美貌が衰えていません。そして、縁あって、日本へやって来ました。水が豊かな美しい国、日本。私もずっと美しくいられそうです。

身長は頭部のタブリータまで入れて約34cm。コットンウッドにテンペラ絵の具と自然顔料で彩色。非常に入念な仕上げがなされ、バックスタイルの刺繍糸の遣い方も絶妙です。華やかで、安定感のある1950年代のカチーナ人形の逸品といえます。

個人蔵

イラスト: HOPI KATCINAS by Jesse Walter Fewkes より

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「ホピ・カチーナ人形展 in Kyoto」 にぎやかに閉幕
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「ホピ・カチーナ人形展 in Kyoto」(6月8日〜14日)は、終盤になるにつれ盛り上がりをみせ、6月14日(日)夕方、にぎやかに幕を閉じました。

京都では初めてのカチーナ人形展であることから、京都はもとより、大阪や奈良、兵庫県、滋賀県などの関西の各県、また東京や栃木県など遠方からも多くの方々が見に来てくださいました。お忙しい中、祇園の石塀小路を訪ね歩きご来場くださった皆様、有難うございます。

又、毎日新聞をはじめ、烏丸経済新聞、洛南タイムス、京都大学新聞など、好意的に展覧会の記事を掲載してくださった各新聞、場所を説明する電話対応までしてくださった京都新聞、パブリシティーにご協力くださった河井寛治郎記念館JARFO(京都藝際交流協会)、NPO天真会NPOクリカAnnual HOPI & ZUNI Artist Show in JAPAN、及び、新・古美術の「白馬」、呉服の「いさか」、うさとの森京都店岩茶房京都の各店、そして応援してくださった多くの個人の皆様に、この場を借りあらためてお礼を申し上げます。

東京とは全く勝手の違う京都での初めての展覧会。どうなることかと不安でしたが、会場となった土蔵の雰囲気は、昔ながらの漆喰の白い壁に高い天井、極めて太い梁・など・・・、そこには木と土のエネルギーが満ちており、ホピの精霊たちをお迎えするのに申し分のないものでした。そして、インスタレーションに関してプロ中のプロであるカチン・マナスLAの市川女史の奮闘により、土蔵という独特の空間を最大限に活かしたホピのエネルギーを感じさせる力強い展示構成に成功。来場者からも好評で、「まるでホピの家の中のようだ」と褒めてくださた方もいたほどでした。

では、会場の様子を写真と共にご案内しましょう。

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       京都ギャラリー悠玄の入口から階段を上って会場へ。

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上ではキーサ(ソウゲンハヤブサのカチーナ)とパルヒック・マナ(水を飲む乙女)がお出迎え。

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入ってすぐ右手は、フィルバート・ホナニーが当展のために特別に制作したフラット・タイプのカチーナ人形たちのコーナー。

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続いて、フィルバート・ホナニーによるフル・ボディのカチーナ人形たち。最もホピらしい土臭いエネルギーに満ちています。

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ネイト・ロマテワマやウェイランド・ナミンガなど若手人気カーバーの作品と大御所ヴェルソン・マンスフィールドの作品。下の台に並んでいるのは1930年代〜1950年代のアンティーク・カチーナ人形たち。その右は、マニュエル・シャヴァリアJr.による非常に珍しいココペリ&ココペルマナです。

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こだわりの作家、エドワード・シーチャマとコーデル・ナセヨーマによるカチーナ人形たち。小粒ながら非常に密度の濃いのが特徴。

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芸術性豊かなマニュエル・シャヴァリアJr.のカチーナ人形たち。板の上にディスプレーされている「スパイダー・ウーマン」をモチーフにしたバスケットも目を引きます。

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     同じく、マニュエル・シャヴァリアJr.のカチーナ人形たち。

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奇怪さと愛らしさで今回も来場者の目を釘付けにした「パタング」(スカッシュのカチーナ)。

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      大御所クラーク・テナコングヴァのカチーナ人形たち。

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クラーク・テナコングヴァによる「ウヤック・クイタ」(大きな顔のカチーナ)画面中央と「タタンガヤ」(スズメバチのカチーナ)右。

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天井に最も近いところには2体の「ヘミス」カチーナが鎮座しています。何とも神々しい!!!!

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太い梁の上にも「ソヨコ」(人食い鬼のカチーナ)と「ヨホズロ・ウッティ」(寒さをもたらす女のカチーナ)が。

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こちら側には、「ハクト」(材木運びのカチーナ)。こんな高い所にまで材木を運んでしまった!?

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祇園の中でも粋人好みの地域といわれる「石塀小路」。隠れ家的な民家風の料亭が並んでいます。時々、舞妓さんの姿も見られました。

当展にご来場くださいました皆様、本当に有難うございました。皆様との出会いを励みに、私たちカチン・マナス(LAの市川実英子、TOKYOの渡辺純子)は、ホピ族の精霊たちカチーナ人形を日本に広めるため、そして日本とホピの人々の友好を育むために、これからも活動を続けて行きたいと思います。どうぞ応援してください。

なお、当展の様子はカチン・マナスLAのサイトにもUPされています。合わせご覧になるとよりご理解しやすいと思います。

最後に、京都に降りてくれたホピの精霊たちと皆様に感謝!!!

カチン・マナスTOKYO 渡辺純子


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ホピ・カチーナ人形展 in Kyoto
     DM card kyoto

ホピ族の精霊ーカチーナ人形を京都で初めて公開。
八坂神社のすぐ側にあるお蔵のギャラリーにおいて、現代ホピのトップ・アーティストたちによる伝統スタイルのカチーナ人形約50点の展示・販売、並びに、そのルーツである1930年代〜1950年代のアンティーク・カチーナの特別展示をいたします。

■期間:2009年6月8日(月)〜14日(日)
     12:00〜20:00(最終日17:00)
■会場:京都ギャラリー悠玄
     京都市東山区下河原町489番2
     しぇりークラブ2F
     Tel & Fax 075-525-2201 (しぇりークラブ)
     八坂神社南門から徒歩1分 石塀小路入ってすぐ右の蔵2F

       kyoto map

日本において、カチーナ人形の展覧会は、関西地区では、2004年10月〜12月まで伊丹市立美術館で「アンテスとカチーナ人形展」(現代ドイツの巨匠とホピの精霊たち)が開催されました。ご記憶の方も多いことでしょう。非常に素晴らしい展覧会でした。

このたびの「ホピ・カチーナ人形展 in Kyoto」は、美術館で開催するような大掛かりものではありませんが、小規模ながらも内容は濃く、見ごたえのあるものとなっています。
そして何と言っても、京都で初めてのカチーナ人形展です。
ぜひご来場くださり、素朴で愛らしく、神秘的、そして豊かな芸術性をそなえた彼らの魅力をお楽しみください。そして、彼らの背景にある自然と調和して大地と共に生きる「平和の民」ホピのスピリットを感じてくだされば幸いです。

カチン・マナスの二人(LAの市川実英子とTOKYOの渡辺純子)は、会期中、毎日在廊の予定です。
会場で、皆様にお会いできるのを楽しみにしています。


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オウムのカチーナ「キャロ」 Kyaro (Parrot Kachina)
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はじめまして日本の皆さん。
ボクの名前はホピ語で「キャロ」と言います。オウムのカチーナです。
ボクの役目は、オウムの繁殖と美しい羽が増えるのを祈ることです。

             Parrot 1

ボクたちオウムのカチーナの歴史は、ちょっと変わっていて、19世紀までは第1メサのセレモニーにおいてダンサーとして登場しましたが、20世紀に入ってからは長いこと姿を見せず、1965年に第2メサに出現しましたが、その姿は以前第1メサに現れた時とは違ったものでした。そんな訳で、ボクたちは、カチーナ人形として彫られることも1965年まではありませんでした。

Parrot 3Parrot 4

ボクを作ったのは、フィルバート・ホナニーさん。伝統的スタイルのカチーナ・カーバーの大御所の一人として知られ、後輩の指導にも熱心な方です。彼の土の臭いがぷんぷんするパワフルな作風は、最もホピらしいエネルギーが感じられると高い評判を得ています。絵の具も全て自然顔料です。その優しい色合い、そして素朴で力強い線描の表現にも注目してください。小さいけれどパワー全開、それがボクの特徴です。

             Parrot 5

身長は頭部の羽根飾りまで入れて約21cm。コットンウッドに自然顔料で彩色。フラット・タイプ(ボディの厚みが少ない)のカチーナ人形です。素朴で愛らしく、そして独特の力強いオーラを感じさせます。

価格: SOLD


追悼 カチーナ人形とは、直接関係ありませんが、「雨上がりの夜空に」や「いけないルージュマジック」のヒット曲で知られる日本を代表するロック・ミュージシャンの忌野清志郎さんが5月2日に癌性リンパ管症により58歳の若さで亡くなりました。私の最も好きな日本人ロックンローラーでした。彼はライブで一度も音をはずしたことがなかったプロ中のプロ。彼のメークやファッションはオウムに似てなくもありませんでした。彼の最後のメッセージは「愛と平和」。清志郎さんの魂が天の神様のところへ早く行けることをお祈りします。(カチン・マナスTOKYO渡辺純子)

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フィルバート・ホナニー・コレクション | トラックバック(0) | コメント(0) |permalink
タバコの花のカチーナ Tobacco Flower Kachina
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日本のみなさん、はじめまして。
どこかアンニュイでけだるそうな眼差しをしているこの私ですが、ホピではタバコの花のカチーナとして親しまれております。

                Tobacco 3

今、世界中でタバコの害が叫ばれ、タバコは健康を損なう有害物質のように思われていることに、私は大変ショックを受けています。なぜなら、本来、純粋なタバコは祈りのための聖なる薬草であり、アメリカ大陸の先住民の間では、タバコは儀式に欠かせないものとして古来よりとても大事にされてきました。タバコは、そもそも南アメリカ原産の植物であり、16世紀にスペイン人によってヨーロッパへ伝えられ、そして世界中に広まりました。しかし、現在、世界中で売られているタバコは、私たちの元々の純粋なタバコとはかなり異なります。
現在でも、ホピでは、儀式の時に必ずタバコが用いられます。又、普段でも、アルコールは絶対禁じられていますが、タバコはOK。
私の役目は、タバコの成長を祈ること、そしてまたホピの人々の祈りを天の神様へ届けることです。

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私の特徴は、タバコの花と葉っぱを想わせるカラフルなストライプが描かれた顔に、おたまじゃくしのような黒い目、鳥の嘴のように突き出した口、そして白いキルトにサッシュベルト、乙女であることを示す白いブランケットを羽織っています。そして、頭のてっぺんと後頭部に色とりどりの羽根を飾ります。これは、受粉を助けてくれる蝶や蜂を誘うためのものであり、また天の神様と交信するアンテナでもあるのです。

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人形の私を作ったのは、エドワード・シーチャマさん。伝統的スタイルのカチーナ・カーバーのベテランの一人で、こだわり派のアーティストとして知られています。私の顔や衣装の繊細な模様の美しさに注目してください。内股気味の華奢な足も私の特徴です。

            下の写真は日本の草花にご挨拶をしている私。
               Tobacco 10

身長は頭部の羽根飾りまで含めて約30cm。コットンウッドに自然顔料で彩色。ソフトで美しい色調、顔のストライプや左右の手足の色を違えてあるなど、独特の美意識に裏打ちされた小粋さが感じられます。小型で密度の濃い、そして無条件に愛らしい作品です。

価格: 雪
詳細はご案内の「価格について」をご参照ください。

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ご案内
カチーナ人形とは直接関係ありませんが、注目したい人形展の情報をご紹介いたします。
「世界創作人形展」 ヨーロッパ、ロシア、そして日本の人形作家、総勢50名の作品が一堂に展示。4月29日〜5月5日まで、丸善丸の内本展ギャラリーにて。
詳細は「世界創作人形展」の文字の上をクリックすると、専用のウェブサイトへリンクします。
 


エドワード・シーチョマ・コレクション | トラックバック(0) | コメント(0) |permalink
寒さを呼ぶ女「ヨホズロ・ウッティ」 Yohozro Wuhti (Cold Bringing Woman)
             Yohozro 1

日本は今、春爛漫。とても美しい季節ですね!ホピから日本へやって来て初めての春にうっとりしています。
こんな時期に私のようなカチーナが登場するなんて、ちょっと気が引けますが、どうぞよろしくお願いします。

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私のホピでの名前は「ヨホズロ・ウッティ」。寒さを呼ぶ女という意味を持ち、「マサン・ウッティ」と同類であり、また雪のカチーナ「ヌヴァカチン・マナ」と関連しています。

半砂漠地帯にあるホピでは、1年を通して水分の恵みがとても重要であり、殆どの儀式が雨乞いに関係しているほどです。私たち「ヨホズロ・ウッティ」は、寒さを呼び込むことにとって雪を降らせます。雪というのは、雨よりも大地に浸み込むのみ時間がかかり、その分、浸透率が高いので、ホピの人々は雪をとても有りがたがります。

私たちは、通常、第1メサに、浄化の月(2月)である「ポワムヤ」の間に姿を現します。テワ村(第1メサの集落のひとつ)では、昔から、私たちは「スーパーナチュラル」と見做され、とても尊重されています。

                   Masan Wuhti

儀式において、「ヨホズロ・ウッティ」に扮するホピの男は、まん丸な赤い点が両頬に描かれた白いフェイスマスクを被り、小さなアゴヒゲをつけ、歯をむき出した口から赤い舌をペロリと垂らします。日本の「お化けのQ太郎」に似てると誰かに言われたこともありましたが・・・・。そして、女らしいきれいな耳飾りをつけ、羽根を頭のてっぺんに飾り、キツネの皮でできたひだ衿を首に巻きつけ、女物のウエディング・ローブをまとい、ベルトをしめ、そして白いモカシンを履いて、出で立ちの完了です。あっ、それから、正式には、ユッカのヘアーブラシを手に持ちます。これは、人々の髪をくしゃくしゃにするためのものです(へっ、へっ)。

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人形のこの私を作ってくれたのは、伝統的スタイルのカチーナ・カーバーのベテランのひとり、マニュエル・シャヴァリアJr.さん。彼は、2007年秋に東京の玉川高島屋で開催された「ホピ族の精霊たち カチーナ人形展」でワンマンショーを実現したホピが誇るアーティストです。
安定感のあるボデイ・スタイルと太い足、そしてエイジングと「レイヤー」と呼ばれる重ね塗りの新テクニックを駆使して表現されたデリケートな桜色のトーン。真ん中分けの長い髪とアゴヒゲを表した細い縦縞模様とスカート部を表す格子縞の絶妙なコンビネーション。そして桜色のボディに映えるターコーイズ色の模様が描かれた四角い耳飾り。すべてが、美しいハーモニーを奏で、私の魅力を増幅しています。そして、淡いブラウンの柔らかな羽根が、私の頭に飾られています。TOKYOのカチン・マナは、私のことを吉野の山桜のように見える、なんて言っておりました。

             Yohozro 4

身長は約28cm。コットンウッドにミックス・メディアで彩色。エイジングとレイヤーの技法で仕上げられています。幻想的な美しい色調、そしてどことなく古めかしさを感じさせる肌合い、非常に魅力的な作品となっています。

価格: 雪
詳細は、ご案内の「価格について」をご参照ください。


イラスト: "HOPI KATCINAS" by Jesse Walter Fewkes より

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マニュエル・シャヴァリアJr. コレクション | トラックバック(0) | コメント(0) |permalink
大きな顔のカチーナ「ウーヤク・クイタ」 Wuyaku-kuita (Broad-Faced Kachina)
             wuyaku-kuita 1

みなさん、わたしの大きな顔を見て驚かないでください。
わたしの名前はホピ語で「ウーヤク・クイタ」。大きな顔のカチーナという意味です。以前、わたしの仲間が、カチン・マナLAのサイトの方に登場してますので、そちらも見てやってください。
さて、わたしの役目はガードマン。ホピの儀式において、規則や秩序を守る典型的なカチーナです。わたしの黒くて大きな顔と飛び出した大きな目は、にらみを利かせるのに好都合であり、ビーンダンスやその他の儀式に登場します。

             wuyaku kuita 2

わたしを作ったのは、伝統的スタイルのカチーナ・カーバーの大御所として知られるクラーク・テナコンブヴァ氏。黒を基調にした洗練された色遣いと独特の気品を感じさせるスラリとしたボディ・スタイルが特徴です。顔は強面ですが、正義の味方、貴方をしっかりガードしますよ!どうぞヨロシク。

             wuyaku kuita 3

身長は頭部の羽根飾りまで含めて約54cm。コットンウッドに自然顔料で彩色。アゴヒゲは馬の毛が使われ、白い顔料で横縞がペイントされています。2008年作。
放射線状にたっぷり羽根飾りが付けられた大きな頭と顔から発するパワーは強烈ですが、どこかユーモラス。シダの木の樹液から作られた黒い顔料の色味は、とても柔らかで美しく、大きなサイズの割りに重苦しさがありません。一見ぎょっとする大きな顔のカチーナですが、全体的に洗練された雰囲気を感じさせるのは、大御所ならではの技術の冴えとセンスに裏打ちされているからと思います。

価格: 虹
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