ホピ・カチーナ人形コレクション by Katsin' Manas Tokyo

アメリカ大陸最古の住人ホピ族が信仰する精霊を表したカチーナ人形。当サイトは、伝統的スタイルのカチーナ人形の魅力をホピの文化と共にご紹介するものです。ご希望の作品がございましたら、管理人までお問合せください。
ムチ打ちカチーナ HU, Whipper Kachina
hu kachina 1 bis

日本の皆さん、はじめまして。
私はムチ打ちカチーナです。ホピでは HU と呼ばれています。
私たちムチ打ちカチーナの重要な仕事は、子供たちの教育。私たちは、ホピの子供たちにカチーナの宗教儀式を教える為の「ビーン・ダンス」と呼ばれるダンスの前に、通常ペアで姿を現し、私たちが使うムチを持った「カラスのマザー」カチーナ(全てのカチーナの母)に付き従います。
実は、私たちばかりでなく、ムチを打つカチーナは多く存在し、例えば、ガードマンとか、或いはまた、リウマチをムチで叩くというカチーナもいますが、カチーナ宗教のイニシェーションの為にムチ打ちをするカチーナは、私たち HU のほかにはいません。

さて、実際の儀式では、子供たちが一人一人、私たちの前に立たされ、ユッカの葉でできたムチで4回背中を打たれます。これは教育の為。私たちにとっても辛い仕事なのです。そして、子供たちへのムチ打ちが終わると、今度は、私たちムチ打ちのカチーナが、お互いをムチで打ち合います。

hu kachina 2 bis

私の特徴は、飛び出た大きな目に、牛のような角が付いた黒い顔。額の真ん中には、七面鳥の足跡を意味する白いマーク、両方の頬に白い模様がついています。そして、長~いヒゲ。本来、手にはユッカの葉でできたムチとウチワサボテンを持っているものですが、私は大分昔に失くしてしまいました。というのも、カチーナ人形として私が作られたのは、1910年代~1930年代頃のこと。そう、私は大変貴重なアンティーク・カチーナなのです。しかも、いまだに元気、パワーは少しも衰えていません。私同様に、時代を乗り越え、生きながらえてきた仲間の多くは、現在、米国アリゾナ州のハード・ミュージアムや北アリゾナ・ミュージアムといったカチーナ人形コレクションで有名なミュージアムに入っています。一方、この私は不思議な縁により、この春、日本へ上陸。TOKYOのカチン・マナのところにやってきました。今は毎日、日本の大地や自然に宿る精霊たちと交流を深めています。
日本の皆さん、どうぞよろしくお願いします。

身長は約35cm。コットンウッドに自然顔料で彩色。羽根、馬の毛など使用。経年による自然な褪色や擦れが、得も言われぬ味わいと風格を醸し出しています。飛び出た目の迫力はダイナマイト級。ミュージアム・アイテムと言っても差し支えないアンティーク・カチーナの至宝、超掘り出し物です。なお、人形として彫られるのも比較的珍しいカチーナ。
1910年代~1930年代頃 作者不明
価格: ご興味ある方はお問い合わせください。


Photo (C) Katisin' Manas TOKYO
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流星のカチーナ「ナンガソフ」 NANGASOHU KACHINA (Chasing Star or Meteor or Planet Kachina)
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猛暑お見舞い申し上げます。

厳しい暑さが続いている日本列島。私にとって、サウナのようなこの暑さは生まれて初めての体験です。
皆さんは、お元気でしょうか?

申し遅れましたが、私の名は「ナンガソフ」。追いかけ星とか、流星、あるいは又、惑星のカチーナを意味するものです。既に日本へ上陸している仲間がいるので、ご存じの方もいることでしょう。
私たち「ナンガソフ」カチーナの特徴は、顔の真ん中に星の印をつけていることです。
日本には、星を祭る年中行事として「七夕」があるそうですが、私たちカチーナには、天空の神をはじめ、太陽や月、星や流星など、宇宙と関係のあるものがいくつか存在しています。そして、それらはホピの太古の昔の物語と繋がっていて、現在も様々な儀式に登場します。

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人形の私を作ってくれたのは、ホピ族伝統派の指導者の一人であり、伝説的なカーバーとして知られるジミー・クーツ(1916年~1996年)さん。彼は、連邦政府やエネルギー会社による地球資源への破壊的な行為に生涯かけて抵抗。又、伝統派のニュースレター「テックワ・イカチ」(大地と生命)の編集者の一人でもあり、彼の人生は「あるホピの自叙伝」というドキュメンタリー・フィルムに収録されています。又、カーバーとしては、伝統的オールド・スタイルのカチーナ人形を復活させた立役者として知られ、1960年代から1970年代の最も優れたカーバーの一人として認められているお方です。そのジミーさんが、魂を込めて私を作ってくれました。


身長20cm。コットンウッドに自然顔料で彩色。落ち着いた色調と美しい立ち姿が、作品に独特の趣を与え、拡張高いものにしています。ジミー・クーツのカチーナ人形はその多くがミュージアムや世界の有名コレクションに所蔵され、市場に出ることは滅多にありません。
本作品は1960年頃に制作されたもの。個人蔵


余談ですが、8月12日夜から13日にかけて、たくさんの「ナンガソフ」が見られそうです。それは、「ペルセウス座流星群」の流れ星たち。毎年この時期に現れますが、特に今年は観察に大変良い条件がそろっているとか。
古代のホピの人々も、きっとこの天体ショーに魅入っていたことでしょう。
皆さんも当日の夜、チャンスがありましたら、ぜひ夜空を見上げ、「ナンガソフ」に出会ってください。



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トウモロコシの若者「アヴァチュホヤ」 AVACHHOYA (Spotted Corn Kachina)
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日本の皆さん、こんにちは。
私は、カチーナを代表して新年のご挨拶に登場しました「アヴァチュホヤ」、トウモロコシの若者カチーナです。
ホピの2月は雪が多く、とても寒いですが、今、私が逗留している日本の東京も今日は雪がちらついています。ホピでは雪に関係するカチーナ(精霊)もいて、人々は、乾いた大地に水分の恵みをもたらす雪に感謝を捧げます。そんなこともあり、今日の私はハイテンション。

さて、私トウモロコシの若者カチーナ「アヴァチュホヤ」は、7月に執り行われるカチーナの帰還儀式「ニーマン」の花形スターである「ヘミス・カチーナ」の弟分として知られ、7月の「ニーマン」の他、1月に行われる「パミュヤ」と呼ばれるキヴァ(半地下にある方形の祈りの場所。男性しか入れない)でのダンスやレギュラー・ダンスにも姿を現します。

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私の特徴は、ピンクのボディ・ペイントに、色とりどりのリングの模様。それらは異なるバリエーションのトウモロコシの色を表したものです。
なお、私の顔は白く塗られていますが、先輩のもっと古い「アヴァチュホヤ」の顔は黒く塗られ、その上に白いリングが描かれていました。

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古い時代の「アヴァチュホヤ」のイラスト "HOPI KATCINAS" by Jesse Walter Fewkes より

そして頭の上には、4方向に向けた羽根が飾られます。私の頭の上にもそうした羽根が付いていたのですが、経年によりほとんど失ってしまい、今では、微かにイエローの羽根の一部が残っている状態です。ちょっと淋しい!
とはいえ、私は本来トウモロコシの若者カチーナ。年齢に関係なく、いつの時代も元気いっぱいトウモロコシのダンスを踊りまくり、儀式を盛り上げます。

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こんな私の姿を見て、東京のカチン・マナが「60年代に流行ったモンキー・ダンスみたい」だって!
何はともあれ、日本の皆さん、大地の恵みのトウモロコシ、日本でいえばお米、稲のようなもの。日本の稲の精霊さん、共に頑張ろうではありませんか!そして日本の皆さん、どうぞよろしく。

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1960年代に制作された貴重な年代物カチーナ人形です。
身長約29cm。コットンウッドにミクストメディアで彩色。温かみのあるピンク色のボディと、バランスの良いスタイル、そして動きのあるポーズが何ともセクシーで愛らしい!明るくパワフルな「アヴァチュホヤ」カチーナの掘り出し物です。

SOLD


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気が狂ったカチーナ Mad Kachina, OWANGA-ZROZRO
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A HAPPY NEW YEAR!
新年あけましておめでとうございます。


2011年、最初に登場します私は、「気が狂ったカチーナ(Mad Kachina)」あるいは「石を食べる人(Stone Eater)」と呼ばれる者です。ホピ語の名前は「オワンガ・ズロズロ OWANGA-ZROZRO」と言います。新年早々、「気が狂ったカチーナ」とは、一体どういうことか?と思われるでしょうけど、この時代に相応しいからと、東京のカチン・マナに引っ張り出されました。

実は私、精神的な不調と関係する神とつながっているカチーナで、人々に精神的な病について教える役目を担っています。そのため、表面的には、とても悪い性格のカチーナとしてふるまい、フラストレーションにより岩や石をかじったり、小さなコイヤムシ・カチーナをいじめたり、又、怒り狂ったりして狂気の沙汰を演じます。でもこうした行為は、全て反面教師としての役割上のものなのです。

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私の伝統的なスタイルは、青緑色の顔に、赤い口、頭部に青いバンドを巻き、首の周りにはダグラスモミのひだ衿をつけ、キルトにサッシュ、そして青緑色のモカシンを履きます。

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私は、1940年頃の生まれ。つまり今では大変貴重なアンティーク・カチーナです。全身をテンペラ絵の具で彩色されていて、その程よい色褪せ具合が、時代を感じさせるでしょう?
70年以上の時を経て、縁あって日本へやって来ました。皆さん、どうぞよろしくお願いします!

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身長約22cm。コットンウッドにテンペラ絵の具で彩色。赤茶色、コバルトブルー、淡い青緑色、イエロー、朱色などのカラーハーモニーがとてもきれいで洗練されています。ニュアンスのある長方形の目も表情豊か。全体に細身ですが、足に安定感があり、非常にバランスがとれています。1940年代のカチーナの名品と言える掘出物です。

SOLD


このカチーナのテーマに強く惹かれ、またその造形美の虜になり、彼を日本へ迎えました。頭部のブルーの色合いは、まるでラピスラズリのように美しく、霊力を秘めていて、精神的な疲れを吸い取ってくれるよう。見ているだけで癒されるカチーナです。
今年も素晴らしいカチーナ人形をご紹介して行きたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

2011年1月1日
カチン・マナスTOKYO 渡辺純子



お知らせ
Mark Akixaさんのライブ情報
☆1月8日(土) 太田光宏アコースティックコンサート「はあとのおと Vol.3」
会場:南青山MANDARA Open 18:00 Start 19:00
チケット:3,200円
出演:太田光宏(Gt) 米澤粋夏(Vo) Mark Akixa(NAFl) 佐藤昌(Pf) よしうらけんじ(Perc)
ご予約・お問合せ:南青山MANDARA Tel. 03-5474-0411


☆2月26日(土)Mark Akixa ソロライブ「星に吹く風」北米インディアンの言葉とラブフルートVol.3
会場:フィオーレの森・星のサロン(別室) Open 14:30 Start 15:00
チケット:3,000円(ケーキとコーヒー又は紅茶付き) 定員:14名
お問合せ・ご予約:Mark Akixa Office mail:mark.akixa@proof.ocn.ne.jp


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ズニの戦士のカチーナ「シピクネ」 Sipikne (Zuni Warrior Kachina)
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日本の皆さん、はじめまして。
わたしの名は「シピクネ」。元々、ズニ族の戦士のカチーナで、ズニ族の守護霊「サリモピア」に由来するものです。ある時期にホピにやって来て、以来、居ついてしまいました。スタイルも徐々にホピ風に変化してきましたが、私の特徴であるスノーゴーグルのような形をした目の周りや、突き出したチューブ状の鼻、花のシンボルが描かれた耳、羽根の束を乗せた頭など、これらは全て「サリモピア」から来ています。

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ホピ族やズニ族は、昔から方位を色で表すという習慣を持っています。因みに、北は黄色、南は赤、東は白、西は緑又は青、そして天はレインボーカラー、地は黒です。そして、「サリモピア」には、守護する方位によって6つの異なる顔の色が存在し、それはわたしたち「シピクネ」にも受け継がれています。

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わたしたちの役目はガードマン。第1メサのビーン・ダンス(2月)やレギュラー・ダンスに登場し、すばやい動きのパワフルなダンスを踊って儀式を盛り上げます。こうした激しいダンスは、機敏で体力がないとできないので、「シピクネ」に扮するのはもっぱら若い男に限られています。

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人形の私を作ったのは、1940年代のホピのカーバーです。生み出されてから既に70年以上経っていますが、シミもシワも殆どなく、足腰も健全。いつだって、どんな激しいダンスも踊れますよ!

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身長約16cm。コットンウッドにテンペラ絵の具と自然顔料で彩色。安定感のあるボディスタイルと太い足、やや暗めの赤の色など、典型的な1940年代の特徴を示すカチーナです。黒、青、黄色、赤、白の色調も落ち着いており、独特の気品を感じさせ、耳の花やキルトの裾模様も丁寧に描きこまれています。小型ながら大きな存在感と魅力を持つ1940年代カチーナの名品です。

価格: ご相談ください。

イラスト: "HOPI KATCINAS" by Jesse Walter Fewks より


NEWS

第3回ホピ・ズニ作家展が下記の通り開催されます。

会期: 2009年11月6日(金)、7日(土)、8日(日)
会場: すみだパークスタジオ倉(そう)
     墨田区横川1-1-10
内容: ホピとズニのジュエリー作家が来日し、彼らの作品が販売されます。

詳細は、「ホピ・ズニ作家展」をご参照ください。


◎カチン・マナスLAの市川、TOKYOの渡辺も、ボランティアで11月6日(金)は会場に終日おります、
皆様、どうぞご来場ください。会場でお目にかかれれば嬉しく思います。


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1940年代フクロウのカチーナ「モングワ」 MONGWU (Great Horned Owl Kachina)
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ボクはフクロウのカチーナ「モングワ」です。
以前にも、このブログに仲間のモングワが登場したので、覚えていられる方もいることでしょう。その彼はボクの後輩で現代のモングワ、そして今回登場しましたボクは1940年代に生まれたモングワです。ですから、身体は小さいながらも年代の重みを感じさせる存在感がボクにはあると思うのです。

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ホピの神話ではモングワ、つまりフクロウは太陽神の夜の使いとして知られています。又、世界のいろいろな地域で、ボクたちフクロウは「幸運の印」とか、「森の賢者」、「学問の神様」などと呼ばれ、吉鳥として昔から人々に愛され親しまれてきました。日本ではどうなのかと、TOKYOのカチン・マナに聞いてみたら、福が籠もる「福籠(フクロウ)」とか、苦労知らずの「不苦労(フクロウ)」と言われ、やはり親しまれていると教えてくれました。つまり、ボクたちは、世界的に人気物の吉鳥なんですね。

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さて、ホピの儀式において、ボクたちはミックスド・カチーナ・ダンスや、第1メサの「ポワム」(浄化の月である2月)のビーンダンスとか水蛇の儀式に、道化師を伴って登場し、道化師がホピにあるまじき振る舞いをした時、ムチ打って戒める役を担っています。まあ、一種の教育係りです。又、その他、戦士という側面も持っています。

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ボクたちフクロウのカチーナの特徴は、まん丸の目と黄色や赤茶色、黒、白の絵の具で羽根の模様を描かれた顔に、突き出したくちばしを持ち、首にひだ衿、腰には小粋なサッシュベルトを巻き、普通、手に弓矢とラットルを持って登場します。

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人形のボクは手に弓矢とラットルを持っていませんが、それでも儀式の時のスタイルがかなり忠実に表現されています。そしてボクの真ん中に寄った目、これは他のフクロウのカチーナには見られないチャームポイントと言って良いでしょう。ボクを生み出してくれた1940年代のホピのカーバーの芸術的センスがうかがえるところです。又、ボクはカチーナ人形としては小型(約14cm)な方ですが、存在感と個性の強さは大きなカチーナたちと比べても決して負けません。又、時代をくぐってきたすごいオーラがあるって言われます。

下の写真は、一緒に日本へやってきた1940年代のカチーナの仲間たちです。左からシピクネ(ズニの戦士のカチーナ)、イーシー(緑色辛子のカチーナ)、そしてボクです。シピクネやイーシーについては、このブログで追って紹介されるそうです。

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日本の皆さん、どうぞ末永いおつきあいをヨロシクお願いいたします!

身長は約14cm。コットンウッドにテンペラ絵の具と自然顔料で彩色。フクロウのカチーナは、ホピのカーバーが好んで作るモチーフのひとつと言われ、各作家の創意が特にヘッドに表現されます。本作品においては、何と言っても特徴的なのは、その中央に寄った愛らしい目。そして安定感のある太い足は1930年代~1940年代のカチーナ人形の特徴的なスタイルであり、全体のバランスの良さも大きな魅力です。褪色も殆どなく、非常に良いコンディションを維持しています。
手のひらにおさまるサイズなので、どこへでも連れて行きたくなる、小さなお守りのような作品です。

価格: ご相談ください。


イラストは、"HOPI KATCINAS" by Jesse Walter Fewkes より

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ヴィンテージのココペリ KOKOPELLI (Assassin Fly Kachina)
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残暑お見舞い申し上げます。

日本の皆さん、こんにちは。ボクは「ココペリ」。ムシヒキアブのカチーナ(精霊)です。
「ココペリの身体的特徴は、背中のコブと目立つような男性器にあり、以前にもボクの仲間が、ここに登場しているので、既にご存知かと思いますが、ボクたちは、性的豊穣さのシンボルであり、ホピの女の人たちが多産に恵まれるよう祈願し、又、作物の成長を促し、豊作をもたらすことを祈る役目を担っています。

          kokopelli 1950 2

ホピの儀式において、ボクたち「ココペリ」は、ミクスト・カチーナ・ダンスに登場します。
ココペリに扮する男たちは、真ん中に白い線が描かれた黒いマスクを頭から被り、コーンの殻から作られた白黒の縞模様に塗られた長いクチバシをつけ、ボディも黒く塗り、キツネの皮又はボロ布でできたひだ衿を首に巻き、レギンスをはいて、手には小枝とラットルを持ちます。そして、ダンスの間、村の若い娘たちに淫らなジェスチャーをし、子供の作り方を教えたりしますが、これは役目であり、決してセクハラなんて非難されることはありません。日本のオジサン方、どうか羨ましがらないでください。

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カチーナ人形であるボクを作ってくれたのは、1950年代のホピのカーバーです。つまり、ボクは、ヴィンテージのカチーナ。怪しい黒尽くめに、胴長短足、まるで日本の昔の忍者のよう、なんて東京のカチン・マナに言われておりますが、ボクのセクシーな魅力で、日本の娘さんたちのハートをわしづかみにすることも夢ではないと思ってます。それにボク背中のコブの中には、女の子が喜びそうな沢山のプレゼントが入っているのですから・・・。

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ココペリの中では、比較的小さめな背中のコブ。プレゼントの量が少ないのでは????

身長約18cm。コットンウッドにテンペラ絵の具と自然顔料で彩色。いわゆる伝統的スタイルとは一味違い、どちらかというと、より人間に近いリアルでなまめかしい体型が特徴。そして、日本人の男性によく見かける胴の長さと、太くて短い足が、妙にセクシー!又、どこか宇宙人っぽく、謎めいています。非常に悩ましくて、愛らしいヴィンテージ・カチーナの掘出物。

◎なお、ホピのココペリ・カチーナは、その身体的な特徴から、アメリカ合衆国南西部に広く分布するロックアート(岩絵)や土器などに描かれている背中にコブのある笛吹きのモチーフと同一視されることが多いですが、単純に結びつけることには疑問があるようです。

価格: 虹
詳細は、「ご案内」の「価格について」をご参照ください。

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水を飲む乙女「パルヒク・マナ」 PALHIK' MANA (Water Drinking Girl)
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暑中お見舞い申し上げます。
梅雨が明け、本格的な夏がやってきましたね。それにしても、何という暑さ!!!アリゾナの砂漠も顔負けです。冷たい1杯の水の有り難さが身に染みます。
自己紹介が遅れましたが、私の名は「パルヒク・マナ」。「水を飲む乙女」という意味を持っています。

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正確に言えば、私はカチーナではなく、ホピで毎年10月に行なわれる女性ソサエティーのセレモニーのダンスに登場する娘なのです。
大きくて華やかなタブリータ(平たい板でできている頭飾り)が特徴であり、その上には、雨雲を表す模様が描かれていて、私の役割である水の恵を祈ることが象徴されています。

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このセレモニーのダンスですが、第3メサ以外では、娘たちは、通常ホピの男がカチーナに扮する時のようなマスクは被らず、直接自分の顔の、頬の上に赤い三角形の線と、口からあごにかけて放射状の線を描きます。そして、刺繍がほどこされた白いブランケットに、黒いドレスを着、普通は履物を履かず、裸足に黄色などのペイントをします。

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なお、私たちは、しばしば「蝶のカチーナ娘」と呼ばれることもあり、このことから、時々、「ポリ・マナ」(蝶の乙女)と混同されることもあるようです。ちょっとややこしい話ですが、まあ、あまり大きな問題ではありません。それより大事なのは、カチーナ人形においては、私たちは、最も美しい姿をしているもののひとつと見做されており、それ故、ホピのカーバーたちに好まれて作られるということです。

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さて、人形であるこの私は、1950年代に、ホピのカーバーによって作られました。つまり、私は、とても貴重なアンティーク・カチーナ人形なのです。生まれてから60年近くになりますが、人々から大切にされてきたため、少しも美貌が衰えていません。そして、縁あって、日本へやって来ました。水が豊かな美しい国、日本。私もずっと美しくいられそうです。

身長は頭部のタブリータまで入れて約34cm。コットンウッドにテンペラ絵の具と自然顔料で彩色。非常に入念な仕上げがなされ、バックスタイルの刺繍糸の遣い方も絶妙です。華やかで、安定感のある1950年代のカチーナ人形の逸品といえます。

個人蔵

イラスト: HOPI KATCINAS by Jesse Walter Fewkes より

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ハミングバード・カチーナ TOCHA (Hummingbird Kachina)
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       A HAPPY NEW YEAR! 2009          

          あけましておめでとうございます。 

私は「トチャ」、ハミングバードのカチーナです。
元日というめでたい日に、日本の皆さんの前に登場できてとても光栄です!

             Tocha 1

では早速ですが、私のことをお話しましょう。
ホピの国では、私たち鳥は、とても重要な役目を担っています。私たちの羽根は神聖な祭壇を飾り、神さまへ人間の祈りを届ける儀式の道具として使われます。また、鳥にはその種類によって、それぞれ特有の役割がありますが、共通するのは、ホピへ水分をもたらすことです。そして、私たちハミングバードはといえば、作物が繁茂することや地球上の植物が花を咲かせることを象徴しています。

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ハミングバード・カチーナは、冬の間、夜にキヴァで行なわれるダンスや、春のミックスト・ダンスなどの儀式に登場します。非常にすばやく動きながら鳥らしく上下に飛び跳ねたり、鳥の鳴き声を出すことが特徴で、かなりの人気者。また、動作が速いことから、ランナーとして出現することもあります。そして、競争に負けた誰かを捕まえて、ユッカの葉でムチ打ったりします。でも誤解しないでください。ムチ打つのは決していじめているのではなく、速く走れる男になるよう励ます意味なのですから。

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私に扮するホピの男は、緑色のマスクを被り、頭の上は黄色く塗って、長いとがったくちばしをつけます。そして、ベイマツ・モミのひだ衿に、キルトをはき、サッシュベルトを締め、キツネの皮を尻尾のようにたれ下げ、緑色のモカシンを履いて登場します。
下のイラストは、20世紀初頭のホピのアーティストが描いたハミングバード・カチーナの姿です。ここでは、両腕に鳥の翼のように羽根飾りをつけていますが、スタイルは、時代とともに変化しています。

              Tosha illustration
             "HOPI KATCINAS" by Jesse Walter Fewkesより

人形の私を作ったのは、1950年代のホピのカーバーです。つまり、私は、アンティーク・カチーナ。
安定感のある太い足と、ウエストを幾分マークした美しいボディライン、ボディとの間を少し空け、軽く曲げた両腕などを特徴とし、また、私がハミングバードであることをはっきり示すように頭の上にハミングバードを模した飾りを載せています。これが人目を引き、チャームポイントにもなっているようです。
皆さん、どうぞよろしくね。

             Tocha 4

身長約26cm。コットンウッドに岩石から採った自然顔料とテンペラ絵の具で彩色。典型的な1950年代のカチーナであり、非常に良いコンディションを維持しています。明るく温かい色調、そして顔の表情も素晴らしく、大変貴重な逸品です。

非売品


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タサプ・カチーナ(ナバホ・カチーナ) Tasap Kachina (Navajo Kachina)
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皆さん、こんにちは。
私の名は、「タサプ」。ホピのひとたちから見たナバホの男を表したカチーナです。
ホピとナバホは、敵対してきたと思われがちですが、それは歴史における一側面であって、本来、アメリカ大陸のネイティブ部族は、お互いを尊重し合っています。そして、ホピの人たちは、近隣の部族をカチーナの姿に変換するという粋なことをやってくれました。何故かって?その訳はですね、つまり、他の部族が持っている幸運とかパワーを、それらのカチーナを通して取り込みたいと考えたかららしいのです。

             Tasap 1

             Tasap 2


勿論、ホピの儀式で私を演ずるのは、ナバホの男ではなく、ホピの男です。彼は、ブルーグリーンのマスクを頭から被り、鳥の嘴のような長い鼻、片方の耳に半分に割ったスカッシュ(ウリの類)のシンボルと赤い毛糸の房をつけ、反対側の耳にはイーグルの羽根、そして頭のてっぺんにオウムの羽根を飾ります。
そして、ベイマツのひだ衿をつけ、キルトをはき、ウエディング用の女物のサッシュベルトを巻いて、キツネの皮をつけ、赤茶色のナバホ・スタイルのモカシンを履き、手にラトルを持って登場します。
ボディ・ペイントは、ピンクとイエロー。そして、本物のターコイズのネックレスをつけます。

                   Tasap 4
    イラストは、HOPI KATCHINAS" by Jesse Walter Fewkesより

儀式における私たち「タサプ」の役どころは、「アンクル」(叔父さん)であり、春に行われるプラザのダンスに姿を現し、ヘビーなビートに乗って、ゆっくりした動きで踊るのが特徴です。

人形の私ですが、実は、1950年代の生まれなのです!今や、アンティークの部類に入り、私のように年の割りにコンディションが良いものは大変珍しく、自分で言うのも如何なものかと思いますが、とても価値があります。
生みの親の名前は記録に残されていませんが、当時のトップ・カーバーだったと聞いております。
私の姿から、1950年代のホピの世界とスピリットを感じてくだされば嬉しいですなあ。

身長は、羽根飾りまで入れて約33cm。コットンウッドにテンペラ絵の具(と思われる)で彩色。
非常に高度なテクニックによって作られており、ボディ・バランスも良く、色使いも見事です。古めかしい本物のターコイズのネックレスも時代を感じさせ、魅力的。1950年代のカチーナ人形のエッセンスがぎゅっと詰まった掘出物といえます。ボディ・ラインなど、何ともいえないセクシーさが漂っているのもたまりません。
*なお、名前に関してですが、第3メサでは「タサプ Tasap」ですが、第2メサでは「タサフ Tasaf」と呼ばれるそうです。

価格: 虹 SOLD
詳細は、ご案内の「価格について」をご参照ください。
                   

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ココペリさんによるカチーナ人形の展示即売会「カチナ・ギャラリー」が、5月11日(日)午前11時~午後4時まで、松戸市のAURORA HOLOSTIC THERAPYで行われます。詳細は、ココペリさんのサイトをご参照ください。


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