FC2ブログ

ホピ・カチーナ人形コレクション by Katsin' Manas Tokyo

アメリカ大陸最古の住人ホピ族が信仰する精霊を表したカチーナ人形。当サイトは、伝統的スタイルのカチーナ人形の魅力をホピの文化と共にご紹介するものです。ご希望の作品がございましたら、管理人までお問合せください。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告 |permalink
日出づる国へやって来た太陽のカチーナ 「タワ」 Tawa (Sun Kachina)
             tawa 4

私の名はホピ語で「タワ」。太陽神を表すカチーナです。
私は、ホピの人びとから、若くてハンサムな神と見做されており、この点は、ギリシャ神話の「アポロン」と似ています。
今、私は、日出づる国、日本へやって来て、とても幸せです。

                   tawa fewkes

私は、ホピの儀式に於いては、ミックスド・ダンスの時に姿を現します。
私の特徴は、円盤状の顔。そして額は赤と黄色に塗り分けられ、その下の顔の部分はブルーです。長方形の目と三角形で表された口。顔の周りには、イーグルの羽根が放射状に飾られます。そして儀式で、私に扮するホピの男は、全身を太陽らしく見えるよう赤く塗り、キツネのひだ衿を首に巻いて、キルトにサッシュを付け、緑色のモカシンを履き、手にはフルート、又はラットル、又は太陽の盾などを持って登場します。

           tawa 3

人形の私を作ったのは、マニュエル・シャヴァリアJr.さん。
東京のカチン・マナのリクエストに応えて作った2008年最初(ちょうど日本のお正月の当たる時期に生み出されました)の作品です。マニュエルさんは、すごく気合を入れて、私の顔の周りに、艶のある最高のイーグルの羽根をたっぷり付けてくれました。更に、額の真ん中にも、別の鳥の白い羽根が飾られています。これは、マニュエルさんのアーティスト魂が得た直感によって付けたものであり、他のタワ・カチーナ人形にはあまり見られません。
トップの写真は、東京へ送られる前に、LAのカチン・マナが近所のサウスウエスト・ミュージアムのペトログリフの前へ他の皆と一緒に連れて行ってくれ、記念に撮ってもらった1枚です。

             tawa 1

             tawa 2

身長は、頭の羽根を入れて約43cm。コットンウッドにミックス・メディアで彩色。顔の周りのイーグルの羽根の質と量は、圧巻です。まるでライオンのたてがみの様。チェリーレッドにターコイズブルー、そしてエレガントなイエローの色調が洗練されていてとても綺麗です。顔の表情も無条件に素晴らしく、マニュエル作品の傑作中の傑作と言っても良いでしょう。お正月にホピで生まれ、日出づる国、日本へやって来た太陽のカチーナ「タワ」。太陽のスピリットとパワーがビンビン伝わってきて、見ているだけでハッピーな気分になれます。お家の玄関や場合によっては神棚などに飾ると効果的です。

価格: 太陽 SOLD
詳細は「ご案内」の「価格について」をご参照ください。


トップの写真 Copyright (C) Katsin' Manas LA 2008.
イラスト: "HOPI KATCHINAS" by Jesse Walter Fewkes より
Copyright (C) Katsin' Manas TOKYO 2008. All rights reserved.

スポンサーサイト
マニュエル・シャヴァリアJr. コレクション | トラックバック(0) | コメント(0) |permalink
ポワムヤ、浄化の月(2月)とカチン・マナ
        kerwan and mana for blog

カチーナのシーズンは、冬至から始まると言われていますが、実際、カチーナがダンスする儀式が行われるのは、2月に入ってからのようです。
ホピの2月は、「ポワムヤ」と呼ばれ、それは浄化の月を意味しており、ビーンダンスと共にスタートします。7月の「ニーマン」(カチーナが天の住処へ帰る儀式が行われる)と同様、1年のうちで最も重要な月とみなされ、日本では旧暦のお正月に当たる時期であり、寒さもピークを迎えます。
厳寒のなかの浄化の儀式といえば、日本では、「寒禊」が思い浮かびますが、ホピの「ポワムヤ」では一体どのような儀式が行われるのでしょう?

実は、私たちカチン・マナスは、この名前を命名してくれたホピの女性、マーリンダさんから、ポワムヤのビーンダンスに来ないかとお誘いを受けました。しかし、3月の展示会をひかえ、スケジュール的に難しく、また、ホピの居留地では今年は特に積雪が多く、道路が通行止めになっているところもあると知り、せっかくのチャンスでしたが訪問を断念しました。それだけに、ポワムヤへの興味はつのるばかり。

そんな折、見つけたのが、ポワムヤとカチン・マナに関する上のイラストでした。
19世紀末のホピのアーティストが描いたものです。向かって左がカチン・マナ(髪を後ろへ下ろしています)、そして右にいるのは「ケルワン」と呼ばれる冬至のカチーナ、又は萌芽のカチーナです。その間に置かれているのは、平らなバスケットに盛られたキヴァで育てられたビーンの発芽したもの。カチン・マナとケルワンによって、村の広場で人びとに配られているところです。厳寒の中、発芽ビーンズを配るカチーナたちのほのぼのとした顔に、心が温められます。そういえば、我が国の節分の豆まきも、寒い中、神社の神楽殿から人びとに向かって豆がまかれますが、この風習の根底には、同じ農耕民族として共通するものがあるのかも知れません。興味深いです。
イラストは、"HOPI KATCHINAS" by Jesse Walter Fewkesより

なお、ホピ・カルチャー・センター・ミュージアムの元館長、アンナ・シラス女史が著した"JOURNEY TO HOPI LAND"には、「ホピの1年」という章が「ポワムヤ」、浄化の月である2月から書き始められていて、そこには、この月が、若者たちのカチーナ社会への入会儀式への準備、彼らの成長と発達のための祈り、それと同時に、大地の準備と作物の成長を祈るためにあること、そして又、ポワムヤは、生命のあるものも、ないものも、又、目前のホピの環境だけでなく、世界中の隅から隅までが浄化されることを祈る儀式の月でもあることが述べられています。また、結婚もこの月に行われるようです。そしてその年の7月、ニーマンの儀式のとき、新婦は、カチーナからカチーナ人形を手渡され、祝福されます。それは、彼女の一生の宝となり、生まれてくる新しい生命を祝福する意味を持っています。

さて、今日から2月。地球上の全てのものが浄化され、地球が少しでも元気になるよう、私たちも、それぞれの方法で祈りたいと思います。

Copyright (C) Katsin' Manas TOKYO 2008. All rights reserved.
ホピ族とカチーナ人形 | トラックバック(0) | コメント(0) |permalink
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。