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ホピ・カチーナ人形コレクション by Katsin' Manas Tokyo

アメリカ大陸最古の住人ホピ族が信仰する精霊を表したカチーナ人形。当サイトは、伝統的スタイルのカチーナ人形の魅力をホピの文化と共にご紹介するものです。ご希望の作品がございましたら、管理人までお問合せください。
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流星のカチーナ「ナンガソフ」 Nangasohu Kachina (Chasing Star Kachina)
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はじめまして。わたしの名はホピ語で「ナンガソフ」。「流星のカチーナ」又は「惑星のカチーナ」を意味しており、顔の真ん中に大きな薄青緑色の星を持っているのが特徴です。

日本では、星を祭る年中行事の「七夕」がもうすぐだそうですね。それで、わたしもタイムリーに登場!

わたしたちカチーナには、空の神、太陽、月、星、流星など、宇宙と関係のあるカチーナがいくつか存在します。そして、それらはホピの太古の昔の物語と繋がっているのです。

因みに、ご存知の方も多いかと思われますが、フランク・ウォーターズ先生が書かれた"BOOK OF THE HOPI "(日本語版は「ホピ 宇宙からの聖書」徳間書店)という本の中の予言に関する部分に、「サクアソフー(青い星)」のカチーナ」について印象的な言及があるので、わたしを見て、親しみや特別の興味を持ってくださる方もおられることでしょう。
なお、ついでながら、「青い星のカチーナ」と呼ばれている「サクアソフー」ではありますが、「サクア sakwa」は青緑、そして「ソフー soohu」は星、という意味なので、より正確に言えば「青緑色の星のカチーナ」ということになり、何だかわたしのことを言われているような・・・・・・・。そんなことも含めて、星好きのTOKYOのカチン・マナが、わたしに一目ぼれすると同時に重要な意味を感じて、日本へ迎えてくれました。
             
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さて、ホピの儀式において、わたしを演ずる男は、黒地にグリーン又は、グリーン地に黒の4芒星が描かれたフェイス・マスクを被り、羽根飾りが沢山ついたヘッドドレスを頭につけ、ベイマツ又はキツネの皮のひだ衿を首に巻き、赤茶色のキルトに女物のベルトを締め、モカシンを履きます。ボディ・ペイントは赤又は黒ですが、肩の部分と肘から手首、膝から下は、黄色に塗ります。そして、手にはユッカのムチとベルを持ち、ミックスド・ダンスに、普通、ペアで登場します。

                   Nangasohu Fewkes for blog
              
人形のわたしを作ったのは、水氏族のマーリン・コペルヴァさん。トラディショナル・オールド・スタイルのカチーナを彫るまだ20代の若手ですが、地元の新聞に「ライジング・スター」と書かれるほど、すでに高い評価を得ており、注目を浴びています。因みにマーリンさんの師匠は、大御所のフィルバート・ホナニーさんです。多分、わたしは、マーリンさんが作ったカチーナ人形で一番最初に日本へ上陸した作品だと思います。ちょっと緊張していますが、皆さん、どうぞヨロシク!
              
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身長は頭部の羽根飾りを入れて約26cm。コットンウッド(?)に自然顔料で彩色。額の真ん中にアワビの貝殻、両耳に小さな白い貝殻がつけられています。顔の周りにはレンガ色と濃紺の毛糸。草木染のような落ち着いた色調と、伝統をしっかり踏襲したスタイルが特徴です。胸元の多分ターコイズのネックレスを表したものと思われる薄青緑のラインの丁寧な浮き彫りなど、細部へのこだわりも見逃せません。全体に渋めで、見れば見るほど味わいのある素晴らしいカチーナです。

価格: SOLD

イラストは、"HOPI KATCHINAS" by Jesse Walter Fewkesより

Copyright (C) Katsin' Manas TOKYO 2008. All rights reserved.

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牛のカチーナ「ワカス」 Wakas Kachina (Cow Kachina)
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日本の皆さん、はじめまして。私は、牛のカチーナ、「ワカス」といいます。

ホピの人々にとって、動物のカチーナというのは、ドクターであり、アドバイザーであり、アシスタントという意味を持っています。どうしてかというと、古代からホピの人々は、動物たちを通して、怪物に打ち勝ち、また、奇妙な病気を治してきました。中でも、最も偉大な力を持っているのが、ホナン(アナグマ)先生です。彼は、最強のドクターであり、全ての植物の根っこのことや、薬草のこと、そしてそれらの投与の仕方について知っているんです。本当にスゴイ!私なんか、身体はホナン先生より大きいけど、負けています。それから他の動物たちは、殆どが戦士という役割を担い、彼らは危険を感知する能力に優れており、ホピの人々を助けます。で、私、牛のカチーナはどうかといいますと、実は、他の動物のカチーナに比べて、かなり新参者でして、20世紀初頭頃に、第一メサのハノ(現在はテワ村)に住んでいたクマ氏族の男によって考えられたと言われております。

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ちょっと歴史的な話になりますが、牛や馬、豚、ニワトリといった家畜は、本来、ホピにはいませんでした。それらは、1540年頃にスペイン人がホピに侵入してきてから、彼らによって導入されたのです。因みに牛、"wakas"というのは、スペイン語の牛である"vacas"から来ています。まあ、そんな歴史的な事情もあってか、牛のカチーナは比較的新しいカチーナであり、私は先輩方に少々遠慮をしていました。しかし、デビューしたとたん、我ながら驚くほど受けまくり、以来、ロングランの人気を保持しています。

さて、こうした素性はともかく、肝心の私の役割ですが、それは家畜の増殖をもたらすこと。そのために、私は儀式でダンスを踊ります。

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儀式で、ワカス・カチーナを演ずるホピの男は、白又はグリーンのマスクを頭から被り、そのうえに、牛の角と赤い馬の毛、牛の耳(又は花)、そして牛のように見える鼻をつけます。そして、ベイマツのひだ衿を首に巻き、キルトにサッシュ・ベルト、キツネの皮をつけ、赤いモカシンを履いて登場。ボディ・ペイントは、牛に見える色なら何でもOK。手には、ダンスのリズムをとるラトルと弓矢を持ちます。

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人形の私を作ったのは、ウェイランド・ナミンガさん。トラディショナル・スタイルのカチーナ・カーバーの大御所の1人であるフィルバート・ホナニー師匠の愛弟子として知られる若手の優秀なカーバーです。大工さんでもあり、ナイフさばきは天下一品。ボディと両腕の絶妙な隙間のあけ具合など、どんな難しい表現でもビシッと決めてくれます。また、私の特徴であるひときわ大きな飛び出した目や、パワーを感じさせる凝った羽根遣い、そしてセクシーな長い赤い馬の毛のバランスなどから、ウェイランドさんの芸術的センスが感じられると思います。彼のこともどうぞ応援してください。ヨロシクね。

身長は、頭部の羽根飾りを入れて約34cm。コットンウッドにミックス・メディアで彩色。淡いローズレッドとエメラルドグリーン、そして天に向かってピンと立ったブルーの羽根が、非常に美しいカラーハーモニーを見せています。パワフルであると同時に、何ともチャーミングな作品です。長い馬の毛が軽くかかった大きな飛び出した目が、妙に色っぽくて悩ましい!!!

価格:SOLD

イラストは、"HOPI KATCHINAS" by Jesse Walter Fewkesより

Copyright (C) Katsin' Manas TOKYO 2008. All rights reserved.

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