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ホピ・カチーナ人形コレクション by Katsin' Manas Tokyo

アメリカ大陸最古の住人ホピ族が信仰する精霊を表したカチーナ人形。当サイトは、伝統的スタイルのカチーナ人形の魅力をホピの文化と共にご紹介するものです。ご希望の作品がございましたら、管理人までお問合せください。
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ヒリリ HILILI (Witch Kachina)
           Hilili neo 3

はじめまして。私の名は、ヒリリ。
元々はズニのカチーナでしたが、ホピへやって来ました。「ヒリリ」という名ですが、これは私が発する奇妙な音に由来しています。

ホピに来た当初は、魔女のカチーナとして姿を現し、ホピの女性たちを恐がらせました。でも、近年になってからは、ポワムヤの儀式でガードマンとして、又、キヴァのダンサーとして登場しています。

私の姿形には、いくつかのバリエーションがあり、私のように渦巻き型の目を持っている者、また、顔に斜めのラインが入っていて2色に塗り分けられているタイプなどがあります。因みに、私の渦巻き型の目は、日本の蚊取り線香のように見えるかも知れませんが、これは、さざ波が立った水面を象徴しています。

儀式において、私を演ずるホピの男は、頭の上に水平の羽根飾りをつけ、ヤマネコの皮で作ったひだ衿を巻き、キルトにサッシュをつけ、手にはユッカの葉のムチを持って、シンガーのコイヤムシ(泥頭のカチーナ)と共に登場し、ダンスを踊ったり、儀式のガードマンとしてぐるぐる回る目を利かして警備を務めます。

 hilili neo 1Hilili neo 2

人形の私を作ったのは、伝統的スタイルのカチーナ・カーバーの第1人者のひとりであるフィルバート・ホナニーさん。ヒリリの特徴である長いひげにユッカで作ったヘッドバンドを頭に巻いた姿は、ねじり鉢巻のオヤジ風なんて言われそうですが、これはフィルバートさんの気合を示すもの。また胸と背中に交差させた沢山の貝殻をつけた皮のベルトや、チョッロっと舌を出したヘビが描かれた赤茶色のキルト、そして後姿も凝っています。後頭部に描かれているのは雲を表す模様。雨の恵みを象徴しています。

             Hilili and Hon

上の写真は、私と同時にフィルバートさんによって作られ、一緒に日本へやって来たホン(白クマのカチーナ)くんです。沢山の貝殻をつけたお揃いのベルトをしているでしょ。ちょっと夏バテ気味。

身長は頭部の羽根飾りまで入れて約28cm。コットンウッドに自然顔料で彩色。樹液からとった黒い顔料やグランドキャニオンの赤土から作った赤茶色の顔料による渋くて落ち着いた色味が見る者の気持ちを和ませます。非常に土臭く、ユーモラスでパワフル。ホピの大地のエネルギーを強く感じさせる作品です。

価格: SOLD

【お知らせ】
カチン・マナスLAとTOKYOの両ブログでもご紹介してきましたが、3月の展示会以降、この夏までに日本へ上陸した新着のカチーナ人形のご案内カタログが出来ました。
ご希望の方は、カチン・マナスまでご連絡ください。

katsin-manas-tokyo@swjapan.net

Copyright (C) Katsin' Manas TOKYO 2008. All rights reserved.

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白いクマのカチーナ「ホン」 HON KACHINA (Bear Kachina)
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日本の皆さん、はじめまして!ボクの名前はホピ語で「ホン」。クマのカチーナです。
7月にホピから東京へやって来ました。暑いですねぇ!日本の夏の暑さは、乾いたアリゾナの砂漠の気候とはまた別の厳しさがあり、全身汗だく、もうヘロヘロです。
いや、そんなことを言ってる場合じゃない。ボクがここに登場したのは、クマのカチーナについてお話するためでした。すみません(汗!)。

ボクたちクマのカチーナ「ホン」は、アナグマのカチーナ「ホナン」と同様、非常にパワフルで、悪い病気を治す優れたドクターであり、全ての薬草の性質や投与の仕方に通じているメディスンマンでもあります。そしてまた、偉大な戦士という側面も併せ持っています。まあ、ひとことで言えば、最も男っぽくて頼りになるカチーナってことです。

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クマのカチーナには、多くの種類が存在し、青、白、黄色、黒など色で見分けられるもの、また、第1メサのテワ(ハノ)村のクマ氏族所縁の「ケトワ・ビセナ」と呼ばれるものなどがいます。そしてこれら全てのクマのカチーナは同じ能力を持っています。

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さて、儀式において、クマのカチーナを演ずるホピの男たちは、第1メサでは、顔の左半分をさびた黄色、右半分を緑色に塗り、頬にクマの足跡を描いたマスクを頭から被ります。これに対して、第2メサと第3メサでは、4色のマスクが用いられ、●黒いクマを表す黒いマスクには、目の下に青い線、横に赤い線、そして頬に青いクマの足跡、●黄色のクマを表す黄色のマスクには、目の下に青い線、横に赤い線、そして頬に黒いクマの足跡、●青いクマを表す青いマスクには、目の下に黒い線、横に赤い線、そして頬に黒いクマの足跡、●白いクマを表す白いマスクには、単に目の周りを赤い線で囲み、頬に黒いクマの足跡が描かれます。そして全てのメサのクマのカチーナは、コーンの煤から作られたこげ茶色の顔料を身体に塗り、キツネの皮のひだ衿を首に巻き、尻当て布にサッシュベルトを締め、赤いモカシンを履き、羊の皮(昔はクマの皮でした)を肩から斜めにかけて、身支度を完了。春の間に行なわれるソヨヒムの儀式や、ミックスド・ダンスに最も頻繁に登場します。

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白いクマのカチーナ人形であるボクを作ったのは、フィルバート・ホナニーさん。今、最も実力のある伝統的スタイルのカチーナ・カーバーです。肩から胸にかけて交差している皮ヒモの上には沢山の巻貝の貝殻が飾られ、グランドキャニオンの赤土から作った赤茶色の顔料で彩色された舌をペロリと出しています(暑くて体温調節しているわけでなないんですが・・・)。そして頭部には、柔らかい子羊の白い毛がたっぷりつけられ、天の神へ祈りを届ける聖なる羽根が前頭部と耳にもついています。フィルバートさんは、ホピの神様と交信しながら、ボクを日本へ送り出すための最強の姿を完成させてくれました。暑さにへたばってなんかいられません!日本の皆さん、どうぞヨロシク!

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身長は約22cm。コットンウッドに自然顔料で彩色。羽根、子羊の毛、貝殻などを使用。樹液から作られた黒、グランドキャニオンの赤土から作られた赤茶色、植物から作られた緑色など、自然顔料の優しく美しいトーンと、全体から醸し出されるパワフルなオーラが、見る者の気持ちを癒し、元気にしてくれます。又、尻当て布に用いたコバルトブルーの美しさは別であり、白いクマのカチーナの神々しい雰囲気を増幅させる宝石のよう。巨匠フィルバートの才気が感じられます。強くて、優しくて、ちょっとミステリアスな白クマのカチーナの名品です。地球環境の危機を警告する北極グマにも意識を向けたいと思います。

価格: 雪 SOLD
詳細は、ご案内の「価格について」をご参照ください。


イラストは、"HOPI KATCHINAS" by Jesse Walter Fewkes より

Copyright (c) Katsin' Manas TOKYO 2008. All rights reserved.

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