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ホピ・カチーナ人形コレクション by Katsin' Manas Tokyo

アメリカ大陸最古の住人ホピ族が信仰する精霊を表したカチーナ人形。当サイトは、伝統的スタイルのカチーナ人形の魅力をホピの文化と共にご紹介するものです。ご希望の作品がございましたら、管理人までお問合せください。
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聖なるクモ女の息子ポカングホヤ PÖ-ÖKANG-HOYA (Little War God)
             Palongao-Hoya 2

ハーイ!はじめまして。
ボクの名は「ポカングホヤ」。ボクはカチーナではありません。自分で言うのも何ですが、カチーナより格が高い神さまなのです。驚いたでしょう。
実は、ボクのおっかさんは、有名な「クモ女」(ホピ語では「コクヤングティ」、英語では「スパイダー・ウーマン」なのです。「クモ女」とは、ホピの神話において、地球を作った副創造神であり、彼女は双子の息子を生み出しました。その兄の方がボクであり、弟は「パロンガオホヤ」と言います。

             Palonagao-Hoya 3

ボクたち双子の兄弟は、地球に生命が芽生えてきたとき、この世界に秩序を保たせることが役割だと、おっかさんに言われ、一生懸命お役を務めました。そして、最終的には、ボクは北極へ、弟は南極へ送られ、地球を秩序正しく回転させることを言い付かりました。とても重労働の骨の折れる役目です。それで、時折、気分転換に少年の姿になってホピへ行き、人々と交わり、悪ふざけなんかもしちゃいます。でも、遊んでいるだけではなく、ホピの人々が困った時とか、邪悪なものに攻撃された時など、ボクのおっかさんの知恵を示し、邪悪な敵を撃退する方法を教え、人々を助け、守ります。そのせいか、ホピの人々は、ボクのことを親しみを込めて「小さな戦いの神」と呼んでいます。

Palongao-Hoya 4Palongao Hoya 1

ボクが姿を現す時は、黒い顔、両頬に戦士であることを表す2本の白い縦線を描き、頭には雄雄しい羽根飾りのついた戦闘用のキャップを被ります。目と口の周りも白く塗り、又、胸や腕にも白い線を描きます。そして普通、手に矢筒と弓を持って現れます。
下のイラストは、ボクと弟のパカンガオホヤのそうした姿を、20世紀初頭のホピのアーティストが描いたものです。

               Palongao Hoya illustration
           "HOPI KATCINAS" by Jesse Walter Fewkes より

人形のボクを作ったのは、ネイト・ロマテワナさん。彼は、とても洗練された伝統的スタイルのカチーナを作る人気カーバーです。ボクの生まれの良さと少年らしさを示すほっそりした形の良いボディ・スタイルとハイセンスな色使いに注目してください。モノクロ・トーンにエメラルド・グリーンのモカシンと腕輪がすごくお洒落でしょ。一見、頼りない遊び人風ですが、「クモ女」の息子としての自覚と誇りを持ち、ボクは地球の秩序を乱すものと闘っています。今、縁あって、カチン・マナスTOKYOのS.W.姉さん(ボクのおっかさんと同じイニシャルだ!)のところに居候しております。大晦日の今晩、S.W.姉さんと一緒に除夜の鐘を聞いてから、近所の神社へ参拝に連れてってもらうことになってます。日本の神さまたちと会うのは初めてなので、ちょっと緊張していますが、話が合いそうでとても楽しみです。
皆さん、どうぞ良いお年をお迎えください!
そして来年2月の展示会でお会いしましょう。

             Palongao-Hoya 5

身長は頭部の羽根飾りまで含めて約34cm。コットンウッドに自然顔料で彩色。
非常に洗練されていてグラフィックでクール。それと同時に飛び出した目とワラのねじり鉢巻が何ともユーモラスで愛らしさ満点!「小粋」という言葉がぴったりの素晴らしい作品です。

価格: SOLD


皆様どうぞ良いお年をお迎えください。
2009年もよろしくお願いいたします。

カチン・マナスTOKYO
渡辺純子


Copyright (C) Katsin' Manas TOKYO 2008. All rights reserved.
             
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蝶の乙女 ポリ・マナ POLI MANA (Butterfly Girl)
             Poli Mana 1

日本のみなさん、こんにちは。
私は「ポリ・マナ」、蝶の乙女でございます。
前髪で目が隠れてしまっておりますが、どうかお許しください。ホピでは、長い真っ直ぐな髪というのが、雨の恵みを象徴しており、それが長ければ長いほど尊重されるのです。どうかご理解を。

私は、カチーナではなく、女性の集団で踊る「蝶のダンス」のメンバーです。
蝶のダンスは、毎年8月から9月にかけて行なわれるソーシャル・ダンスであり、とても美しくて華やか。ホピ以外の人々にも大いに楽しんでもらえます。
このダンスの特徴は、本物の未婚の娘が、聖なる蝶の乙女「ポリ・マナ」に扮して素顔で踊ること。 
皆さんもご存知だと思いますが、カチーナに扮することができるのは男だけであり、女のカチーナの場合は華奢な青年が女装しますが、 所詮男ですから、どうしてもごつい感じになってしまいます。この点、蝶のダンスは、カチーナのいない季節に本物の娘たちが行なうダンスなので、それはそれは女性らしいたおやかさがあり、綺麗です。また、このダンスは儀式的な意味合いも持ちますが、ホピの娘たちに、お婿さんを探す出会いのチャンスを作るお祭りでもあるのです。それで、娘たちは目一杯おめかしして、蝶の乙女「ポリ・マナ」に扮し、魅力的なダンスを披露します。

               Poli Mana 4

ポリ・マナに扮したホピの娘たちは、豊穣の象徴である図柄が描かれたタブリータ(平たい飾り板)を頭の上につけ、前髪を眉が隠れる程長く垂らし、頬には赤いチーク・ルージュを塗り、黒い伝統衣装に赤いベルトをしめ、白いモカシンをはいて登場します。

             Poli Mana 2

人形の私を作ったのは、エドワード・シーチャマさんです。偏執狂的なまでの細部へのこだわりと質の高さを特徴とする伝統的スタイルのカチーナ・カーバーの実力者。彼のこだわりぶりは半端ではなく、私の長い前髪など、化学的な接着剤は一切使わず、ハチミツで1本1本くっつけられているのです。そしてその下に描かれているデリケートなアーモンド形の目も見てくださいね。それから、私の腰の下まである長い後ろの黒髪も自慢です。また、タブリータには、私が「ポリ・マナ」であることが一目で分かるよう、蝶の絵も描いてくれました。
私は、仲間たちと一緒に、来年2月に東京の銀座のギャラリーで行なわれるショーに出品されます。
皆さんと会場でお会いできるのが今から楽しみです。絶対、私を見に来てくださいね。

           Poli Mana 3

身長は頭の上のタブリータの羽根飾りまで含めて約32cm。コットンウッドに自然顔料で彩色。
タブリータのデリケートな色調と絵はため息がでるほどきれい!エドならではの密度の濃い完成度を誇り、繊細で妖しい魅力を持つ作品です。唇も強烈!!!小型ながら、ダイナマイト級の迫力があります。

価格: 虹
詳細は、ご案内の「価格について」をご参照ください。


イラスト: "HOPI KATCINAS" by Jesse Walter Fewkes

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エドワード・シーチョマ・コレクション | トラックバック(0) | コメント(0) |permalink
ぼさぼさ髪のモスティン・カチーナ MOSTIN (Dishevelled Kachina)
             motsin kachina 1

日本の皆さん、はじめまして。
ボクはモスティン・カチーナ。ぼさぼさ髪のカチーナで~す。

ぼさぼさ髪に長く伸ばした髭とボロをまとった姿は、ホームレスのおじさんに見間違えられそうですが、れっきとしたカチーナです。
ボクの役目は、ガードマン、あるいは見張り役。ホピの地域共同体で行なう泉の掃除などの作業の時、参加者がなまけないように、ムチとロープを持って見張ります。
日本の皆さんも、町内会の掃除などは真面目にやってくださいよ。

             motsin kachina 2

さて、ボクの特徴は、四角い横長の大きな口と長い髭、そして白っぽいぼさぼさのロングヘアー、それから、真ん中に黒いラインが入ったひし形の目です。
コスチュームは、白いシャツに黒いレギンス、シープスキンのマントをはおり、赤茶色のモカシンを履きます。こじきファッションどころか、いや、なかなかお洒落でしょう?

             motsin kachina 3

人形のボクを作ってくれたのは、エドワード・シーチョマさんです。ボクの少し内股気味のきゃしゃな足を見てください。それが彼のサインです(エドワード・シーチョマは、人形の足の裏にサインを入れず、独特の足の形そのものを彼のサインとしています)。10月にカチン・マナスがホピへやって来て、ボクは東京のカチン・マナにみそめられて、今、東京に来ています。来年2月のショーで、日本の皆さんとお会いできるのが楽しみです。それまで、東京のカチン・マナの家に居候していますが、彼女が仕事やブログの更新をなまけないよう一生懸命目を光らせています。マントの下にムチを隠し持ってね。

             mostin kachina 4           

身長は頭部の羽根飾りまで含めて約22cm。コットンウッドに自然顔料で彩色。ぼろのウールを使った髪、シープスキンでできたマント、馬の毛の髭。非常に丁寧な作りと繊細な絵付けが、エドワードらしく、小型ながら大変密度の高い作品に仕上がっています。目の表現やサッシュベルトの模様のデリケートなセンスは感動的!

価格: SOLD

Copyright (C) Katsin'Manas TOKYO 2008. All rights reserved.

エドワード・シーチョマ・コレクション | トラックバック(0) | コメント(0) |permalink
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