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ホピ・カチーナ人形コレクション by Katsin' Manas Tokyo

アメリカ大陸最古の住人ホピ族が信仰する精霊を表したカチーナ人形。当サイトは、伝統的スタイルのカチーナ人形の魅力をホピの文化と共にご紹介するものです。ご希望の作品がございましたら、管理人までお問合せください。
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タバコの花のカチーナ Tobacco Flower Kachina
               Tobacco 1

日本のみなさん、はじめまして。
どこかアンニュイでけだるそうな眼差しをしているこの私ですが、ホピではタバコの花のカチーナとして親しまれております。

                Tobacco 3

今、世界中でタバコの害が叫ばれ、タバコは健康を損なう有害物質のように思われていることに、私は大変ショックを受けています。なぜなら、本来、純粋なタバコは祈りのための聖なる薬草であり、アメリカ大陸の先住民の間では、タバコは儀式に欠かせないものとして古来よりとても大事にされてきました。タバコは、そもそも南アメリカ原産の植物であり、16世紀にスペイン人によってヨーロッパへ伝えられ、そして世界中に広まりました。しかし、現在、世界中で売られているタバコは、私たちの元々の純粋なタバコとはかなり異なります。
現在でも、ホピでは、儀式の時に必ずタバコが用いられます。又、普段でも、アルコールは絶対禁じられていますが、タバコはOK。
私の役目は、タバコの成長を祈ること、そしてまたホピの人々の祈りを天の神様へ届けることです。

                Tobacco 4   
      
私の特徴は、タバコの花と葉っぱを想わせるカラフルなストライプが描かれた顔に、おたまじゃくしのような黒い目、鳥の嘴のように突き出した口、そして白いキルトにサッシュベルト、乙女であることを示す白いブランケットを羽織っています。そして、頭のてっぺんと後頭部に色とりどりの羽根を飾ります。これは、受粉を助けてくれる蝶や蜂を誘うためのものであり、また天の神様と交信するアンテナでもあるのです。

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人形の私を作ったのは、エドワード・シーチャマさん。伝統的スタイルのカチーナ・カーバーのベテランの一人で、こだわり派のアーティストとして知られています。私の顔や衣装の繊細な模様の美しさに注目してください。内股気味の華奢な足も私の特徴です。

            下の写真は日本の草花にご挨拶をしている私。
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身長は頭部の羽根飾りまで含めて約30cm。コットンウッドに自然顔料で彩色。ソフトで美しい色調、顔のストライプや左右の手足の色を違えてあるなど、独特の美意識に裏打ちされた小粋さが感じられます。小型で密度の濃い、そして無条件に愛らしい作品です。

価格: 雪
詳細はご案内の「価格について」をご参照ください。

Copyright (c) Katsin' Manas TOKYO 2008-2009. All rights reserved.


ご案内
カチーナ人形とは直接関係ありませんが、注目したい人形展の情報をご紹介いたします。
「世界創作人形展」 ヨーロッパ、ロシア、そして日本の人形作家、総勢50名の作品が一堂に展示。4月29日~5月5日まで、丸善丸の内本展ギャラリーにて。
詳細は「世界創作人形展」の文字の上をクリックすると、専用のウェブサイトへリンクします。
 


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エドワード・シーチョマ・コレクション | トラックバック(0) | コメント(0) |permalink
寒さを呼ぶ女「ヨホズロ・ウッティ」 Yohozro Wuhti (Cold Bringing Woman)
             Yohozro 1

日本は今、春爛漫。とても美しい季節ですね!ホピから日本へやって来て初めての春にうっとりしています。
こんな時期に私のようなカチーナが登場するなんて、ちょっと気が引けますが、どうぞよろしくお願いします。

             Yohozro 5

私のホピでの名前は「ヨホズロ・ウッティ」。寒さを呼ぶ女という意味を持ち、「マサン・ウッティ」と同類であり、また雪のカチーナ「ヌヴァカチン・マナ」と関連しています。

半砂漠地帯にあるホピでは、1年を通して水分の恵みがとても重要であり、殆どの儀式が雨乞いに関係しているほどです。私たち「ヨホズロ・ウッティ」は、寒さを呼び込むことにとって雪を降らせます。雪というのは、雨よりも大地に浸み込むのみ時間がかかり、その分、浸透率が高いので、ホピの人々は雪をとても有りがたがります。

私たちは、通常、第1メサに、浄化の月(2月)である「ポワムヤ」の間に姿を現します。テワ村(第1メサの集落のひとつ)では、昔から、私たちは「スーパーナチュラル」と見做され、とても尊重されています。

                   Masan Wuhti

儀式において、「ヨホズロ・ウッティ」に扮するホピの男は、まん丸な赤い点が両頬に描かれた白いフェイスマスクを被り、小さなアゴヒゲをつけ、歯をむき出した口から赤い舌をペロリと垂らします。日本の「お化けのQ太郎」に似てると誰かに言われたこともありましたが・・・・。そして、女らしいきれいな耳飾りをつけ、羽根を頭のてっぺんに飾り、キツネの皮でできたひだ衿を首に巻きつけ、女物のウエディング・ローブをまとい、ベルトをしめ、そして白いモカシンを履いて、出で立ちの完了です。あっ、それから、正式には、ユッカのヘアーブラシを手に持ちます。これは、人々の髪をくしゃくしゃにするためのものです(へっ、へっ)。

             Yohozro 3

人形のこの私を作ってくれたのは、伝統的スタイルのカチーナ・カーバーのベテランのひとり、マニュエル・シャヴァリアJr.さん。彼は、2007年秋に東京の玉川高島屋で開催された「ホピ族の精霊たち カチーナ人形展」でワンマンショーを実現したホピが誇るアーティストです。
安定感のあるボデイ・スタイルと太い足、そしてエイジングと「レイヤー」と呼ばれる重ね塗りの新テクニックを駆使して表現されたデリケートな桜色のトーン。真ん中分けの長い髪とアゴヒゲを表した細い縦縞模様とスカート部を表す格子縞の絶妙なコンビネーション。そして桜色のボディに映えるターコーイズ色の模様が描かれた四角い耳飾り。すべてが、美しいハーモニーを奏で、私の魅力を増幅しています。そして、淡いブラウンの柔らかな羽根が、私の頭に飾られています。TOKYOのカチン・マナは、私のことを吉野の山桜のように見える、なんて言っておりました。

             Yohozro 4

身長は約28cm。コットンウッドにミックス・メディアで彩色。エイジングとレイヤーの技法で仕上げられています。幻想的な美しい色調、そしてどことなく古めかしさを感じさせる肌合い、非常に魅力的な作品となっています。

価格: 雪
詳細は、ご案内の「価格について」をご参照ください。


イラスト: "HOPI KATCINAS" by Jesse Walter Fewkes より

Copyright (C) Katsin' Manas TOKYO 2008-2009. All rights reserved.

マニュエル・シャヴァリアJr. コレクション | トラックバック(0) | コメント(0) |permalink
大きな顔のカチーナ「ウーヤク・クイタ」 Wuyaku-kuita (Broad-Faced Kachina)
             wuyaku-kuita 1

みなさん、わたしの大きな顔を見て驚かないでください。
わたしの名前はホピ語で「ウーヤク・クイタ」。大きな顔のカチーナという意味です。以前、わたしの仲間が、カチン・マナLAのサイトの方に登場してますので、そちらも見てやってください。
さて、わたしの役目はガードマン。ホピの儀式において、規則や秩序を守る典型的なカチーナです。わたしの黒くて大きな顔と飛び出した大きな目は、にらみを利かせるのに好都合であり、ビーンダンスやその他の儀式に登場します。

             wuyaku kuita 2

わたしを作ったのは、伝統的スタイルのカチーナ・カーバーの大御所として知られるクラーク・テナコンブヴァ氏。黒を基調にした洗練された色遣いと独特の気品を感じさせるスラリとしたボディ・スタイルが特徴です。顔は強面ですが、正義の味方、貴方をしっかりガードしますよ!どうぞヨロシク。

             wuyaku kuita 3

身長は頭部の羽根飾りまで含めて約54cm。コットンウッドに自然顔料で彩色。アゴヒゲは馬の毛が使われ、白い顔料で横縞がペイントされています。2008年作。
放射線状にたっぷり羽根飾りが付けられた大きな頭と顔から発するパワーは強烈ですが、どこかユーモラス。シダの木の樹液から作られた黒い顔料の色味は、とても柔らかで美しく、大きなサイズの割りに重苦しさがありません。一見ぎょっとする大きな顔のカチーナですが、全体的に洗練された雰囲気を感じさせるのは、大御所ならではの技術の冴えとセンスに裏打ちされているからと思います。

価格: 虹
詳細は、ご案内の「価格について」をご参照ください。


Copyright (c) Katsin' Manas TOKYO 2008-2009. All rights reserved.

クラーク・テナコングヴァ・コレクション | トラックバック(0) | コメント(0) |permalink
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