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ホピ・カチーナ人形コレクション by Katsin' Manas Tokyo

アメリカ大陸最古の住人ホピ族が信仰する精霊を表したカチーナ人形。当サイトは、伝統的スタイルのカチーナ人形の魅力をホピの文化と共にご紹介するものです。ご希望の作品がございましたら、管理人までお問合せください。
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ホピの踊りと音楽の公演
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3月20日春分の日、大阪の国立民族博物館(みんぱく)で開催された研究公演「ホピの踊りと音楽」へ行ってきました。
トップの写真は、その公演冊子の表紙です。

ホピから5人の踊り手(男性2人と女子高生3人)と5人の歌い手(ジュエリー作家や村落のマネージャーなど男性ばかり)、そしてフルート奏者の総勢11人が来日。ホピの大地で踊る「ソーシャル・ダンス」(カチーナのダンスではなく、人間のお祭りの踊り)が、現地の雰囲気そのままに、カラフルな衣装をまとった踊り手が勇壮な歌声と太鼓のリズムに合わせて披露してくれました。その演目は、雨や雪の恵みを祈る「バッファロー・ダンス」、トウモロコシの豊作と植物の繁殖を象徴する「コーン・ダンス」、そして夏の暴風雨という水の恵みを象徴する「水の乙女のダンス」というもの。ホピの方々の一生懸命な力強い踊りと歌声、太鼓の響きは、会場の人々を大いに感動させました。

私は、カチン・マナスLAの市川実英子さんと共に、数年前、ホピでニーマンの「ホーム・ダンス」(7月に執り行われるカチーナの帰還の踊り)を見たことがありますが、彼らのダンスは神聖なものであり、見る者には服装や態度のマナーが厳しく求められ、また、ホピ以外のよそ者は、彼らの後方で静かに礼儀正しく見なくてはいけないなどのルールがあるほどでした。一般に「ソーシャル・ダンス」はカチーナが踊るダンスとは異なり、宗教儀礼的な要素が少ないと言われ、比較的オープンなようですが、それでもホピのスピリットが表現されている神聖なものに変わりません。そういうダンスが、日本の舞台上で惜しみなく公開されたことに、私は、正直、大変驚きました。おそらく、今回のイベントの担当者であった「みんぱく」助教の伊藤敦規氏と彼らの長年に渡る絆と強い信頼関係があってこその実現だったことでしょう。本当に貴重な公演だったと思います。
なお、ホピの有名なフルート奏者フレデリック・アンドリュース氏の演奏もまた素晴らしかったです。ホピの大地と空、澄んだ空気を感じさせる深い音色に心が震えました。

東京から日帰りの旅は少々きつかったけれども、ホピのスピリットに触れることのできた良い1日でした。「みんぱく」がある万博公園に立つ岡本太郎作の「太陽の塔」が、太陽の精霊に見えてきたりして・・・・。
来日された11人のホピの方々が日本に良い印象をもたれ、無事に帰国されたことを祈ります。

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余談ですが、「ホピの踊りと音楽」の10日前に、東京・御茶ノ水にある明治大学博物館で開催された「人類史への挑戦」という展覧会を見てきました。お目当ては、パプアニューギニアの精霊像。ホピのカチーナ同様、木彫のものです。パプアニューギニアでは、昔(時代は不明)から、男性の精霊、女性の精霊、氏族の守護神の動物などが表現された精霊像が作られており、それらに精霊が宿るとみなされているようです。
下の写真は、大変珍しい両性具有の精霊で身長144cm。かなり大型で迫力満点です。頭の上には2羽の鳥が乗っています。深い意味がありそうですが、残念なことに説明は非常にシンプルで、ちょっとがっかり。この精霊像は、一体どんな思いで作られたのでしょうか?興味は尽きません。
この他、数点の精霊像が展示されていました。南山大学人類学博物館のコレクション。

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               写真は「人類史への挑戦」展カタログより


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