ホピ・カチーナ人形コレクション by Katsin' Manas Tokyo

アメリカ大陸最古の住人ホピ族が信仰する精霊を表したカチーナ人形。当サイトは、伝統的スタイルのカチーナ人形の魅力をホピの文化と共にご紹介するものです。ご希望の作品がございましたら、管理人までお問合せください。
渋めの「シオ・ヘミス」 Sio Hemis (Zuni Hemis)
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日本の皆さん、こんにちは。
私は「シオ・ヘミス」。本来、7月に登場する花形カチーナですが、今回、多忙を極めていたため、すっかり出遅れてしまいました。今や、秋の気配を感じされるこの頃ですね(苦笑)。
しかし、すでに何回か私の仲間たちが、このブログに登場しているので、「シオ・ヘミス」や「ヘミス」の名をご存じの方もおられるでしょう。そうした日本に上陸した「ヘミス」や「シオ・ヘミス」の中でも私は最も古びた渋めの体裁をしており、もはや「アンティーク」なんて呼ばれることもしばしば。その分、貫禄と存在感は若い者には負けません!

さて、専門的なことをお話しますと、そもそも、「ヘミス」カチーナというのは、その由来は、ニュー・メキシコのプエブロの一部族として知られる「ヘメス Hemez」から来たものと、研究者の先生方から言われております。
「ヘミス」カチーナの役目は、ホピの人々の為にトウモロコシが豊作になるのを助けること。そして、毎年7月に行われる「ニーマン」と呼ばれるカチーナたちがホピの村々から故郷である山「サンフランシスコ・ピークス」へ帰還する儀式において、姿を現す主役的なダンサーなのです。そして、「シオ・ヘミス」というのは、ズニから来た「ヘミス」という意味であり、その役割は「ヘミス」と変わりません。

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私の特徴は、頭の上に「タブリータ」と呼ばれる大きくて平らな飾り板をつけていること。そのてっぺんの縁の部分は三つの半円形になっており、それらは雨雲を表しています。そして、タブリータの上部の左右に描かれているのは、発芽したスカッシュの種。、中央の半円形は虹のシンボルです。そして、その下方左右には向日葵を象徴した図が描かれています。
又、私の顔の部分は、左右半分ずつ異なった色(向かって右側は緑色の中に赤、そして左側は赤の中に緑色)に塗られているのも伝統的な特徴です。

「ニーマン」の儀式において、「ヘミス」や「シオ・ヘミス」のカチーナたちのダンスは、儀式に神々しさと厳粛な雰囲気をもたらし、観衆を圧倒します。このように私たちは、ホピの最も重要な儀式である「ニーマン」の花形スターなのです。

さて、人形の私を作ってくれたのは、伝統的オールド・スタイルのカチーナ人形カーバーとして、又、画家として活躍された故ウォルター・ホワトさん(1921年~2003年)。20世紀カチーナ人形カーバーの巨匠として知られ、古びた趣のある作風が特徴です。作品はアートとして高い評価を得ており、既にアリゾナ州のハード・ミュージアムに多数所蔵されているほどです。その彼が神業のような技法を駆使して、私を生み出してくれました。

身長41cm。コットンウッドにミクスト・メディアで彩色。一部の隙もないような圧倒的な造形力。神秘性に溢れ、又、日本の「寂び」の美学にも通じるような大変魅力的な作品であり、既に「アンティーク」の風格も具えています。
ウォルター・ホワト作 1980年代
価格:お問い合わせください。


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