2007/12/29 Sat
雪のカチーナ乙女 「ヌヴァカチン・マナ」 Nuvak'chin Mana (Snow Kachina Girl)

私は「ヌヴァカチン・マナ」と申します。
「ヌヴァ」とは、ホピ語で雪、「カチン」は、「カチーナ」の略、そして「マナ」は未婚の女性を意味します。つまり、私は雪のカチーナ乙女。雪を象徴する女のカチーナとして知られております。
★そうそう、私をここに紹介している「カチン・マナスTOKYO」も「マナ」です。「マナ」であることに齢は全然関係ありません。彼女のストーリーも読んでくださいね。
さて、私の役目ですが、それはホピの土地へ寒い天気を呼び、雪が沢山降り、地面に水分の滋養を与えるように祈ることです。
私は、スノー・カチーナ・ダンスやニーマン・カチーナ・ダンスに登場し、ギシギシ音を立てるホピの楽器(日本の民族楽器「ささら」に似ている)を奏でます。こうした儀式で、私に扮するのは少年たちです。何故って、「マナ」、つまり未婚の乙女を演じるには、マッチョな男では雰囲気がでませんもの。
私の役に選ばれた少年は、白いマスクを頭から被り、白いコットン・ウールでできたマナを表す渦巻き型の髪型・・・・・・これは正式には、「ナアソミ」と呼ばれ、花を意味しています・・・のウィッグをつけ、布製のひだ衿に、女物のドレスを着て、娘用の白いショールを羽織り、白いバックスキンのブーツを履いて登場します。そして、ダンスの間中、地面に座って、楽器をギシギシと音を立てて演奏するのです。


人形の私を作ったのは、マニュエル・シャヴァリアJr.さん。私は、東京の玉川高島屋での展覧会のために制作されました。マニュエルさんは、大きな木を使って、私を本当に娘らしく、りっぱな白い「ナアソミ」(渦巻き型の娘の髪型)をつけてくれ、更に私の白い髪が映えるよう前髪の真ん中にきれいなオリーブグリーンの羽根を飾ってくれました。因みに、普通のカチン・マナの髪は黒い色をしていますが、私は雪のカチーナなので白い髪です。
下の写真は、壷に水を汲んでいるホピの女性たち。皆、「ナアソミ」の髪型をしているので、未婚の娘さんです。撮影されたのは、1904年ですが、現在もこの髪型は変わりません。

Photo by Edward S. Curtis "JOURNEY TO HOPI LAND" より
ホピも日本も雪の季節が到来。日本には「雪女」の伝説があるんですってね。親しみを感じます。
皆さま、日本に来た私たちカチーナをどうぞよろしく。
2008年は、日本に、ホピに、そして世界中のあちこちに、沢山良いことが起こりますように!
身長約46cm。コットンウッドのハーフボディ(木を縦に真ん中から割ったもの)にミックスメディアで彩色。おっとりした目と微かに微笑んでいる口元がとてもチャーミング!「雪乙女」の名に相応しい幻想的で形而上学的、そして素晴らしく美しい作品です。
価格: 太陽
★詳細は「ご案内」の「価格について」をご参照ください。
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次にどんなストーリーが現れるのか楽しみです
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