ホピ・カチーナ人形コレクション by Katsin' Manas Tokyo

アメリカ大陸最古の住人ホピ族が信仰する精霊を表したカチーナ人形。当サイトは、伝統的スタイルのカチーナ人形の魅力をホピの文化と共にご紹介するものです。ご希望の作品がございましたら、管理人までお問合せください。
水を飲む乙女「パルヒク・マナ」 PALHIK' MANA (Water Drinking Girl)
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暑中お見舞い申し上げます。
梅雨が明け、本格的な夏がやってきましたね。それにしても、何という暑さ!!!アリゾナの砂漠も顔負けです。冷たい1杯の水の有り難さが身に染みます。
自己紹介が遅れましたが、私の名は「パルヒク・マナ」。「水を飲む乙女」という意味を持っています。

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正確に言えば、私はカチーナではなく、ホピで毎年10月に行なわれる女性ソサエティーのセレモニーのダンスに登場する娘なのです。
大きくて華やかなタブリータ(平たい板でできている頭飾り)が特徴であり、その上には、雨雲を表す模様が描かれていて、私の役割である水の恵を祈ることが象徴されています。

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このセレモニーのダンスですが、第3メサ以外では、娘たちは、通常ホピの男がカチーナに扮する時のようなマスクは被らず、直接自分の顔の、頬の上に赤い三角形の線と、口からあごにかけて放射状の線を描きます。そして、刺繍がほどこされた白いブランケットに、黒いドレスを着、普通は履物を履かず、裸足に黄色などのペイントをします。

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なお、私たちは、しばしば「蝶のカチーナ娘」と呼ばれることもあり、このことから、時々、「ポリ・マナ」(蝶の乙女)と混同されることもあるようです。ちょっとややこしい話ですが、まあ、あまり大きな問題ではありません。それより大事なのは、カチーナ人形においては、私たちは、最も美しい姿をしているもののひとつと見做されており、それ故、ホピのカーバーたちに好まれて作られるということです。

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さて、人形であるこの私は、1950年代に、ホピのカーバーによって作られました。つまり、私は、とても貴重なアンティーク・カチーナ人形なのです。生まれてから60年近くになりますが、人々から大切にされてきたため、少しも美貌が衰えていません。そして、縁あって、日本へやって来ました。水が豊かな美しい国、日本。私もずっと美しくいられそうです。

身長は頭部のタブリータまで入れて約34cm。コットンウッドにテンペラ絵の具と自然顔料で彩色。非常に入念な仕上げがなされ、バックスタイルの刺繍糸の遣い方も絶妙です。華やかで、安定感のある1950年代のカチーナ人形の逸品といえます。

個人蔵

イラスト: HOPI KATCINAS by Jesse Walter Fewkes より

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