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ホピ・カチーナ人形コレクション by Katsin' Manas Tokyo

アメリカ大陸最古の住人ホピ族が信仰する精霊を表したカチーナ人形。当サイトは、伝統的スタイルのカチーナ人形の魅力をホピの文化と共にご紹介するものです。ご希望の作品がございましたら、管理人までお問合せください。
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ジョージア・オキーフのカチーナの絵
        okeeffe kachina

20世紀アメリカを代表する女性画家、ジョージア・オキーフ(1887年~1986年)は、カチーナ人形を愛し、カチーナをモチーフにした絵画作品を何点も残していることが知られています。私は、このことに大変注目していましたが、これまで実物はおろか、写真すら見たことがありませんでした。

ところが、つい1週間ほど前のこと、アメリカから1冊の冊子が届き、何と、その表紙にオキーフによるチャーミングなカチーナ人形の顔が!!!!!!!それがトップの写真です。
因みに、この冊子は、カチーナ人形コレクションで有名なアリゾナ州フェニックスにあるハード・ミュージアムHeard Museumの会員向けのニュースレター。Heard Museum earthsong JULY-SEPTEMBER 2013 HEARD. ORG

         okeeffe kachina 3

表紙を飾っているのは、「ポールのカチーナ」と題されたオキーフの油彩画で、20.32cm×20.32cm 1931年の作品です。Georgia O'Keeffe, "Paul's Kachina" 1931. (C) Georgia O'Keeffe Museum
黄色の顔にポップな目、そして赤や青、黒で描かれた星を象徴する十文字の模様から、おそらく、このカチーナは、"Ho-te" と呼ばれるガードマンのカチーナと考えられます。オキーフは、友人のポールさんが所有していたこのカチーナ人形に魅せられ、描いたことだったのでしょう。カチーナの愛らしさと絶妙なハーモニーを奏でるモノトーンのシャープな背景にオキーフ特有のタッチがうかがえます。

そして頁をめくると、更にもう1枚のカチーナの絵が現れました。

           okeeffe kokopelli
「ココペリと雪」と題された油彩画です。38.4cm×25.4cm 1942年の作品。Georgia O'Keeffe, "Kokopelli with Snow" 1942. (C) Georgia O'Keeffe Museum
「ココペリ」は、ご存じの通り、性的豊饒さや作物の実りを象徴する人気の高いカチーナです。
非常に美しく、幻想的な作品であり、オキーフがいかにこの「ココペリ」カチーナ人形を愛し、深い思いを抱いていたかが伝わってくるよう。

これらの絵は、ニュー・メキシコ州サンタフェにあるジョージア・オキーフ・ミュージアムGeorgia O'Keeffe Museumの所蔵品ですが、来る9月28日から来年1月12日までアリゾナ州フェニックスのハード・ミュージアムにおいて、"Georgia O'Keeffe IN NEW MEXICO ARCHITECTURE, KATSINAM AND LAND" と題されたオキーフの展覧会で公開されます。
なお、カチーナをモチーフにした絵は全部で15点展示され、そこには異なる8体のカチーナ人形の姿が描かれているそうです。

もし期間中、アメリカ・アリゾナ州フェニックスへ行かれるチャンスがありましたら、ぜひ、ハード・ミュージアムもお訪ねください。

今回の写真は全て、ハード・ミュージアムの冊子earthsong JULY-SEPTEMBER 2013 から引用させていただきました。

Photo (C) HEARD. ORG

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太陽を頭に戴く魔女のカチーナ「ヒリリ」 HILILI (Witch Kachina)
     hilili by justin 4

日本の皆さん、私は「ヒリリ」という名のカチーナです。
既に私の仲間が日本に上陸しているので、ご存じの方もいるかと思います。

私は、元々はズニのカチーナだったのですが、その昔、ホピへやって来て、以来ずっと人々に親しまれてきました。人気者のカチーナです。
ホピへやって来た当初、私は「魔女」のカチーナとして姿を現しました。しかし、村の女の人たちに怖がられ、その後は儀式の時のガードマンとして活躍、又、キヴァ(ホピの男たちだけが入れる半地下の祈りの場所)で行われるナイト・ダンスのダンサーとして人気を博しております。

さて私の姿ですが、いくつかのバリエーションがありまして、渦巻き型の目をしたもの、あるいは顔に斜めのラインが入ったものなどが知られていますが、私のように頭の上に太陽のシンボルが描かれた杖(皆さんには、簪のように見えるかもしれませんね。)を乗せている「ヒリリ」も昔から存在していました。この姿で、ダンスを踊ると、キヴァの男たちから大喝采を浴び、皆、ノリノリになります。

        hilili by justin 1

        hilili by justin 2
頭の後ろに描かれているのは雲を表す模様。雨を祈念するものです。

人形の私を作ったのは、イーグル族のジャスティン・ロマテワマさん。若干27歳の若者ですが、長老の父上から徹底的に伝統的オールド・スタイルのカチーナ人形の彫り方を教わり、その腕とセンスは抜群。将来有望な若手実力カーバーです。彼は、この私をカラフルで純真な「ヒリリ」に仕上げてくれました。ワラの鉢巻にも気合が入っています。私のハッピーな笑顔を見てください。

hilili by justin 3

身長30cm。コットンウッドにミクスト・メディアで彩色。こけし型のボディ・底部は自然の木の状態です。輝くようなイエローに清々しいミントグリーンなど、色調も素晴らしく、非常に明るいイメージの「ヒリリ」です。頭に乗せた嬉しそうな太陽の顔が相乗効果を上げ、作品を一層無邪気で愛らしいものにしています。
ジャスティン・ロマテワア作。2011年制作。

価格:お問い合わせください。



お知らせ
ホピ・カチーナ人形カタログ2013が完成しました。      
ご希望の方は、下記までご連絡ください。

sumikowatanabe@lime.ocn.ne.jp


        kachina catalog 2013



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ピクソナ、ピキが大好きなカチーナ PIKSONA (Piki Eater)
        piksona 2

日本の皆さん、はじめまして。
変な奴が出てきたとお思いでしょうが、私はれっきとしたカチーナの一人で、「ピクソナ」と呼ばれている者でございます。そして、泣く子も黙る人食い鬼のカチーナ「ソヨコ」様の子分なのです。驚きましたか?

          piksona 1

さて、この「ピクソナ」の意味ですが、簡単に言えば「ピキを食べる人」ってこと。因みに「ピキ」とは、トウモロコシの粉を薄く伸ばして焼いたホピ特有のパンのことです。私は、このピキに目がありません。しかし、私は、あくまでも人食い鬼の仲間でして、「人食い」の名に恥じない行いをしなくてはなりません。
もし、人間の子供とピキを同時に差し出されたら、迷わずピキを選びますが、それでは「人食い鬼」としてのお役目が果たせません。で、結局は、どちらも食べてしまうのです。

      piki makers
上の写真は、ピキを作るホピの娘さんたち。1906年。Photo (C) Edward S. Curtis

まあ、カチーナもいろいろ。私のようなチョイ悪な奴もいるんです。
縁あって、日本にやって来ました。どうぞ、お見知りおきを!

piksona 4 piksona 3

ところで、人形の私を作ってくれたのは、フェリス・サトラさん。伝統的「オールド・スタイル」のカチーナ人形カーバーの実力派として知られている50代のお方です。アート志向の高い作風が特徴であり、この私の粋でシュールな姿にも良く反映されています。

身長は、頭部の羽根飾りまで入れて24cm。コットンウッドにミクスト・メディアで彩色。目のない顔など、シュールでとぼけた味が魅力的な作品です。肘を曲げて腕組みしているようなボディ・カービングの絶妙な膨らみにもご注目ください。
何故か、呉服屋の若旦那といった粋なムードも感じさせます。非常にユニークでアートなピクソナの逸品です。2012年制作

SOLD



お知らせ
現在、新入荷のカチーナ人形を中心としたカタログを作成中です。6月初旬頃発行予定。ご希望の方には、カタログをお送りいたしますので、下記アドレスまでご連絡ください。

sumikowatanabe@lime.ocn.ne.jp


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プリミティブアートってなぁに?
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人形とアートが好きな友人の一人から、面白いカチーナが出ていると言って素敵な本を紹介していただきました。
「直感こども美術館 プリミティブアートってなぁに?」(文 マリー・セリエ 監訳 結城昌子 西村書店 2,800円)がその本。
内容は、世界中から集められた各民族の信仰に根ざした精霊や祖霊、創造主、人間、動物などを表した彫刻や人形、仮面などが収録され、とても分かり易い言葉で説明されています。
カチーナ人形に関しては、表紙に掲載されているミミズクのカチーナ(1912年以前のもの)一点のみですが、イギリスのオックスフォード大学ピット・リヴァース博物館所蔵の貴重な作品。一見の価値ある名作であり、他の地域の精霊たちと良く調和しており、それらの神秘性と豊かな芸術性が、ストレートに、そして楽しく伝わってきます。
肩の凝らないプリミティブアートの入門書といっても良く、子供たちだけに見せておくのはもったいないと思い、ここにご紹介しました。

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ヘ・ヘ・ヘ 戦う女のカチーナ HÉ-HÉ-HÉ (Warrior Woman)
     hehehe 1

日本の皆さん、はじめまして。
私の名は、「ヘ・ヘ・ヘ」と言います。戦士の精神を表したカチーナです。

私は若い娘であり、男たちが畑に出かけていて、村には女や子供しかいなかったとき、私は母に髪を結ってもらっていました。その時です、敵が村を襲撃してきました。私は、結いかけていた髪をそのままに、父の武器を引っ掴み、畑から男たちが駆けつけるまで、敵を相手に勇敢に戦ったのです。
それで、私の髪は、片側だけ娘の特徴を表す渦巻き型のアップヘアー、残りの髪は肩まで垂らしたロングヘアーなのです。↓

     hehehe 4

そんな言い伝えがホピには昔からあり、私は戦う女を意味する「ヘ・ヘ・ヘ」カチーナと呼ばれています。

但し、ホピでも村によって私に関する言い伝えは異なり、上記の話は第3メサのもの。一方、第2メサでは、私は女装した若者とされ、敵を欺くため、トウモロコシ畑で花嫁と衣装を取り換え、女になりすまして敵が村に接近するのを見張ります。そして敵の姿を見つけるや、私は武器を手に取り、仲間が到着するまで敵を攻撃します。

こうした伝説のバリエーションにかかわらず、私「ヘ・ヘ・ヘ」は、力強い戦士のカチーナであり、毎年2月に執り行われるポワムヤの儀式の間、強面の戦士カチーナたちの一団が行進するのを保護し、彼らを導く役割を担っています。なぜなら、私は娘ながら、普通の戦士カチーナたちより強いカチーナだからです。日本の会津の八重さんと通じるかも・・・・・。


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上のイラストは、HOPI KACHINAS by Jesse Walter Fewkes より

さて、この私の特徴は、ぎょっとさせるような黒い顔と長いあごひげ、半分結いかけの娘らしい髪型、そして娘用のドレスにウエディング用のサッシュをしめ、長いショールをはおって、赤いモカシンを履いています。そして手には、弓とラトルを持ち、矢の入った矢筒を背中にしょいます。

      hehehe 2

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人形の私を作ったのは、ベンドリュー・アトクク Bendrew Atokuku さん。30代の実力派カーバーで、彼のカチーナ作品はミュージアムに所蔵されるほど。伝統的オールド・スタイルのカチーナの彫り方は、大御所であるフィルバート・ホナニーさんに導かれたとか。彼のカチーナ制作の特徴は、昔ながらのナイフとヤスリしか使わず、仕上げは自然顔料で彩色するというやり方です。私を作るにあたっては、特に髪型にこだわってくれました。黒い人毛が使われており、更に黒い鳥の羽根が飾られ、私を魅力満点の強い女にしてくれました。
日本のみなさん、どうぞヨロシク。

身長約27cm。コットンウッドに自然顔料(但し、紫色の部分はテンペラ絵具)で彩色。鳥の羽根、布、糸、革、人毛、小枝など様々な素材を使用。シダの木の樹液から採取した黒い顔料による黒の色が非常に美しく、黄色の目を効果的に見せています。また、ドレスに使われている紫色は野に咲くスミレを想わせ、とてもきれい!非常に手の込んだ丁寧な作りのカチーナ人形です。温かみとユーモアに満ちた「ヘ・ヘ・ヘ」カチーナの名品。2012年制作

SOLD


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トウモロコシの若者「アヴァチュホヤ」 AVACHHOYA (Spotted Corn Kachina)
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日本の皆さん、こんにちは。
私は、カチーナを代表して新年のご挨拶に登場しました「アヴァチュホヤ」、トウモロコシの若者カチーナです。
ホピの2月は雪が多く、とても寒いですが、今、私が逗留している日本の東京も今日は雪がちらついています。ホピでは雪に関係するカチーナ(精霊)もいて、人々は、乾いた大地に水分の恵みをもたらす雪に感謝を捧げます。そんなこともあり、今日の私はハイテンション。

さて、私トウモロコシの若者カチーナ「アヴァチュホヤ」は、7月に執り行われるカチーナの帰還儀式「ニーマン」の花形スターである「ヘミス・カチーナ」の弟分として知られ、7月の「ニーマン」の他、1月に行われる「パミュヤ」と呼ばれるキヴァ(半地下にある方形の祈りの場所。男性しか入れない)でのダンスやレギュラー・ダンスにも姿を現します。

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私の特徴は、ピンクのボディ・ペイントに、色とりどりのリングの模様。それらは異なるバリエーションのトウモロコシの色を表したものです。
なお、私の顔は白く塗られていますが、先輩のもっと古い「アヴァチュホヤ」の顔は黒く塗られ、その上に白いリングが描かれていました。

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古い時代の「アヴァチュホヤ」のイラスト "HOPI KATCINAS" by Jesse Walter Fewkes より

そして頭の上には、4方向に向けた羽根が飾られます。私の頭の上にもそうした羽根が付いていたのですが、経年によりほとんど失ってしまい、今では、微かにイエローの羽根の一部が残っている状態です。ちょっと淋しい!
とはいえ、私は本来トウモロコシの若者カチーナ。年齢に関係なく、いつの時代も元気いっぱいトウモロコシのダンスを踊りまくり、儀式を盛り上げます。

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こんな私の姿を見て、東京のカチン・マナが「60年代に流行ったモンキー・ダンスみたい」だって!
何はともあれ、日本の皆さん、大地の恵みのトウモロコシ、日本でいえばお米、稲のようなもの。日本の稲の精霊さん、共に頑張ろうではありませんか!そして日本の皆さん、どうぞよろしく。

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1960年代に制作された貴重な年代物カチーナ人形です。
身長約29cm。コットンウッドにミクストメディアで彩色。温かみのあるピンク色のボディと、バランスの良いスタイル、そして動きのあるポーズが何ともセクシーで愛らしい!明るくパワフルな「アヴァチュホヤ」カチーナの掘り出し物です。

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新年のご挨拶
Spotted Corn Kachina

HAPPY NEW YEAR 2013

新年あけましておめでとうございます。

今年も素晴らしいカチーナ人形をご紹介して行きたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

写真のカラフルでパワフルなカチーナは、「アヴァチュホヤ」と言い、トウモロコシの若者です。日本で言えば稲の精霊のようなもの。詳しくは、次回の更新の時にお話しいたします。

2013年が、皆様にとって幸多き年となることをお祈りいたします。

2013年元旦

カチン・マナス東京
渡辺純子


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青い星のカチーナ「サクアソフー」 Saaquasohu
        saaquasohu 1

日本の皆さん、はじめまして。
私は「サクアソフー」、青い星のカチーナです。因みに「サクア」とはホピ語で青緑色。「ソフー」は星を意味します。

               saaquasohu 2

「時は迫っている。サクアソフー(青い星)のカチーナが広場で踊るときがくる。彼は今はまだ目に見えにくい遠くの青い星を象徴している。その星はもうすぐ現れる。そのときはウウチム祭で歌われるある讃歌によっても予告される。・・・・・・・・・・・・・・・」

これは、「ホピ 宇宙からの聖書」(フランク・ウォーター著 林陽訳 徳間書店刊 1993年)という本の中でホピの予言に関して書かれた部分にでてくるフレーズです。
これによって、私は日本でも知られる存在になり、東京のカチン・マナのところに私の情報を求める問い合わせが時々あるそうです。
しかし、私はそう簡単に出現するカチーナではありません。
私が広場でダンスを踊るときというのは、ホピにとっても、また人類にとっても大変重要なことが起こる前触れだからです。そして私の出現は、上述の本に書かれているように、毎年11月に行われる「ウウチム」と呼ばれる創造祈願の儀式において、ある歌が歌われることによって予告されます。
さて、今年のウウチム祭でその歌が歌われるかどうか・・・・・・・・・・。

こうした意味もあって、私の姿がカチーナ人形として彫られることは非常に珍しいのです。おそらく、日本へ上陸した「サクアソフー」(青い星)のカチーナ人形は、私が初めてではないかと思われます。

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大胆にも私を作ってくれたのは、伝統的オールド・スタイルのカチーナ・カーバーの実力者として知られるマーク・ビラゴディさん。
青い星であることを示す淡い青緑色の顔に黒い星が目の位置に描かれ、そこから筒状の目玉が飛び出しています。そして後頭部にも二つの星が。
今、私が日本の皆さんの前に姿を見せられるというのは、何か不思議なご縁を感じます。
どうぞよろしくお願いいたします。

            saaquasohu 5

身長は頭部の羽根飾りまで入れて約27cm。コットンウッドにミクストメディアで彩色。鳥の羽根、毛皮、フェルトも使用。
長年掛かってやっと出合うことのできた大変珍しいカチーナ人形です。
淡い青緑色と淡いピンクのコントラストがとても美しく、また、星の目の迫力も見どころです。

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マーク・ビラゴディ・コレクション | トラックバック(0) | コメント(0) |permalink
ココペリ KOKOPELLI (Assassin Fly Kachina)
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はじめまして。ボクは「ココペリ」。ムシヒキアブのカチーナ(精霊)です。
以前にもボクの仲間が、ここに登場しているので、皆さん、ご存じかと思いますが、ボクたち「ココペリ」は、性的豊饒さのシンボルであり、また、作物の成長を促し、豊作をもたらすことを祈る役目を担っています。
ボクたちの大きな特徴は、背中のコブとセクシーな雰囲気。

ホピの儀式において、ボクたちは、ミクスト・カチーナ・ダンスやキヴァの中で行われるダンスに登場します。

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真ん中に白いラインが描かれた黒い顔にトウモロコシの殻でできたくちばし(鼻)を持ち、頭の上には羽根飾りをつけます。首の周りのふくらみはキツネの皮で作るひだ衿を表しています。そして、身体にぴったりのセクシーなレギンスとモカシン。
それから、ボクの背中のコブですが、その中には、娘さんたちが喜びそうなプレゼントや作物の種が一杯詰まっています。えっ、ボクのコブはそんなに大きくないから、プレゼントも少ないんじゃないかって?とんでもありません!量より質です!特に日本の娘さんたちを喜ばすにはね。

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ボクを作ってくれたのは、伝統的スタイルのカチーナ・カーバーの一人として有名なフィルバート・ホナニーさんです。
ボクの身体をちょっとツイストさせてセクシーに。赤茶色のウェービーな毛糸のヘアーも洒落てるでしょう?
日本の皆さん、どうぞよろしく。

       kokopelli by PH 1

身長20cm。コットンウッドに自然顔料で彩色。鳥の羽根、毛糸、トウモロコシの殻なども使用。白・黒・赤茶に、淡い緑色を利かせた自然顔料の色調の美しさは絶品!身体をやや捻った動きのあるスタイル、誘い掛けるような悩ましい目つき、小粒ながらパワーがにじみ出てくるような作品です。

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おしらせ
KOKOPELLI Katsina Doll KATSINA GALLERY さん主催の「ホピ族のカチナドール展」が、来る11月16日(金)~18日(日)まで開催されます。
会場:GALLERY NIW (東京都文京区関口1-44-8)
詳細は、KATSINA GALLERY をご覧ください。



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フィルバート・ホナニー・コレクション | トラックバック(1) | コメント(0) |permalink
大きな額のカチーナ「ウコカラ」 WUKOQULA, Big Forehead Kachina
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日本の皆さん、はじめまして。
私の名は「ウコカラ」。ホピ語で大きな(広い)額のカチーナを意味します。
額が広いってことは、英知の象徴。
私は、ミックス・カチーナ・ダンスに姿を現し、ホピの少年たちが良いハンターになるよう祈りを込めてダンスを踊ります。
私の特徴は、赤茶色の顔に、緑色のラインで隈取した目、そして目の下に砂時計型の模様を入れています。そうそう、額の真ん中には大きな円盤状の飾りをつけ、その上に2本の黒い縦線、これは戦士の印です。

装いは、伝統的なキルトにサッシュ、女物のベルトに赤いモカシンを履きます。そして、やはり女物のベルトを片方の肩に。これが私の伝統的なスタイルです。

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私を作ったのは、フィルバート・ホナニーさん。伝統的スタイルのカチーナ・カーバーの大御所の一人として知られている方です。
彼の大きなこだわりは、自然顔料で彩色すること。私の赤茶色の顔は、グランドキャニオンの赤土を原料としています。また緑色の部分は植物から、そして黒い色は、シダの木の樹液から採られたもの。全て自然顔料です。
一見華奢に見えるかも知れませんが、私の身体には大地と自然のパワーがたっぷり込められています。
日本の皆さん、どうぞよろしく!

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身長は、頭部の羽根飾りまで入れて29cm。コットンウッドに自然顔料で彩色。鳥の羽根とモヘアも使用。2011年制作。洞察力に満ちた穏やかな目の表情は、見ているだけで癒されます。内なる強さに裏打ちされた優しさを感じさせる味のある作品です。

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お知らせ
現在お求めになれるカチーナ人形をご案内する「カチーナ人形カタログ」がございます。1部500円。
ご希望の方は、カチン・マナスTOKYO 渡辺までご連絡ください。

Email: katsin-manas-tokyo@swjapan.net


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紅樹時雨(あかぎしぐれ)のヒトノレプリカ
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カチーナ人形の展覧会に、いつも足を運んでくださる一人のアーティストがいます。
彼の名は、紅樹時雨(あかぎしぐれ)さん。人形を素材にして作品展開、作家活動をされている方です。
トップの写真は彼の代表作のひとつ、「プロトタイプ九七式」と題された衝撃的な作品(2006年制作 Photo (C) Akagi Shigure)。
私が初めて紅樹さんの作品を見たのは、今から数年前のことでした。極めて高い造形力と科学技術を以って作られた近未来的な美しいアンドロイドたち。銀河の彼方から降ってくる電流のようなオーラが感じられ、以来ずっと注目してきました。
その彼の作品の全貌が見られるサイト「ヒトノレプリカ」が、この度オープン。当ブログでご紹介させて頂くとともに、いつでも訪問できるよう、「リンク」に加えました。

カチーナとは直接関係ありませんが、驚きに満ちた人形科学の創造世界が楽しめます。
ぜひ、ご覧になってください。上記の「ヒトノレプリカ」の文字をクリックするとサイトへ飛びます。


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Cartier カルティエ アートマガジンに掲載された紅樹時雨の紹介記事 2008年
Fantasy 特集で、日本の注目すべきアーティストの一人として大きく取り上げられています。


なお、紅樹時雨さんも作品を出品しているチーム・コヤーラ主催の「創作人形公募展」が、9月11日(火)~9月16日(日)まで、東京・渋谷のNHKふれあいホールギャラリーで開催されます。
東京都渋谷区神南2-2-1 TEL 03-3481-5614


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猪熊源一郎が愛したカチーナ人形
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残暑お見舞い申し上げます。

厳しい暑さが続いていますが、皆様、お元気でお過ごしでしょうか?

素晴らしい画像をトップに掲載しました。
画家・猪熊源一郎氏(1902年~1993年)が、こよなく愛したカチーナ人形です。
丸亀市猪熊源一郎現代美術館のパンフレットの表紙からトリミングし、転載させていただきました。
下が、そのパンフレットの表紙です。

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何というカチーナかは判断できませんが、おそらく1920年代~1930年代頃の作品だと思います。長方形の目が優しい、何とも良い表情をしており、全体のバランスも良く、経年による色褪せ具合が深い味わいを出しています。
又、このカチーナ人形自体の魅力もさることながら、この写真(フォトス 高橋章氏撮影)のセンスが実に素晴らしい!!!!!
猪熊氏ご自身の絵が背景に使われているのでしょうか、このカチーナをドラマチックに浮き上がらせ、この存在感を一段と高めているようにうかがえます。
パンフの説明によると、このカチーナ人形は、猪熊氏がアメリカで最初に手に入れたものとのことで、これを含め3体のカチーナ人形を生涯大切にされていたそうです。

因みに「丸亀市猪熊源一郎現代美術館」の住所は、
〒763-0022香川県丸亀市浜町80-1
Tel 0877-24-7755

いつか訪ねてみたいですが、関東に住んでいる者にとっては、香川県までは遠い。


ところで、横浜駅東口のそごう美術館で、7月26日(木)~9月9日(日)まで、猪熊源一郎展が開催されます。
本展では、カチーナ人形は見られないと思いますが、猪熊氏の絵の世界を楽しむことができます。ぜひ行ってみたいものです。

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★今回の情報は、アーティストの友人Yさんから教えていただきました。
Yさん、有難うございます。


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トウモロコシの豊作を祈るカチーナ「カエ」 KA-E (Corn Dancer)
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暑中お見舞い申し上げます。

僕にとって初めての日本の夏。これほどの猛暑とは・・・・・・・・汗、汗、汗

自己紹介が遅れましたが、僕の名は「カエ」といいます。
コーン・ダンサーの一人であり、ホピの主食であるトウモロコシの成長と豊作を祈ることが僕の役目。
この役目と同様、僕はダンスと歌においても最も人気のあるカチーナと言われています。そして殆どの儀式のダンスに登場する超人気者。

kae by dean 5Ka-e Kachina
                 イラストはHOPI KATCINAS by Jesse Walter Fewkes より

人形の僕を作ってくれたのは、ディーン・ホワトさん。伝統的スタイルのカチーナ人形カーバーの実力者として知られる方です。古めかしい雰囲気を出すテクニックに長けていて、その上、造形センスも抜群。僕を無類の魅力的な「カエ」に仕上げてくれました。

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                           頭の後ろにはトウモロコシが描かれています。

身長は頭部の羽根飾りまで入れて35cm。コットンウッドにミクスト・メディアで彩色、エイジング仕上げがなされています。2011年制作
頭部の羽根飾りもコットンウッドで作られており、木釘で頭部に留められ、左右に動かすことができるという丁寧な作りが特徴です。幼児画のような無邪気さと、溢れるパワー。大変愛らしいと同時に、古びた趣も感じさせるカエ・カチーナの逸品。

価格:お問い合わせください。


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お知らせ
現在お求めになれるカチーナ人形の在庫をご紹介する「ホピ・カチーナ人形セール・カタログ」がございます。
一部500円。
ご希望の方は、カチン・マナスTOKYO 渡辺までご連絡ください。

Email: katsin-manas-tokyo@swjapan.net


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ディーン・ホワト・コレクション | トラックバック(0) | コメント(0) |permalink
ホピ・カチーナ人形サマーセール・カタログ
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7月に入り、梅雨が明ければ、いよいよ夏本番です。

ホピでは、7月になると早生トウモロコシが収穫され、偉大なカチーナの儀式「ニーマン」が執り行われます。それは、半年間、ホピの人々と共にいたカチーナたちが、彼らの故郷である聖なる山、サンフランシスコ・ピークスへ帰還するためのお祭りであり、ヘミス・カチーナたちの「ニーマン・ダンス」(又は「ホーム・ダンス」とも呼ばれます)によって頂点に達します。

さて、この「ニーマン」の儀式に敬意を表しつつ、より多くの人々にカチーナ人形に親しんでいただき、その魅力を知ってもらえればと願い、1年ぶりに「ホピ・カチーナ人形サマーセール・カタログ」を作成いたしました。
今回は、17点の新着カチーナ人形に加え、珍しいナバホの精霊やアートワーク、そして、これまでの在庫作品、合わせて34点をご紹介しています。
どの作品も素朴で純粋、そして豊かな芸術性を備え、超自然的存在・精霊のスピリットを感じさせます。

カタログは24頁。そのうち22頁はカラーです。
ご希望の方には、1部500円でお分けいたします。
ご連絡は、

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ヒラウチワ・サボテンのカチーナ「ユーニャ」 Yunya (Prickly Pear Cactus Kachina)
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はじめまして、日本の皆さん。
私は、ヒラウチワ・サボテンのカチーナで「ユーニャ」又は「イェンゲクチーナ」と呼ばれています。
ホピの土地は、日本と違って梅雨もなく、年間の降水量は僅か30cm足らず。こうした非常に乾燥した土地に自生するヒラウチワ・サボテンの実をホピ語で「イェンゲ」と言います。私は、そのカチーナ(精霊)であり、乾いた土地における水の恵みを象徴するものです。

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私の特徴は、先ずは私が何者であるか一目で分かってもらえるよう、頭の上に赤い実がついた大きなヒラウチワ・サボテンを、リアルにかつ派手に飾っています。そして、私の白い顔には、黒い大きな三日月と星々が描かれ、同じ星々が胸と肘から手首にも表されています。
衣装は、ダグラスモミ(ベイマツ)のひだ衿と伝統的なキルトにサッシュ、そしてグリーンのモカシンを履き、手にはユッカの葉っぱと小枝、弓矢を持って登場、水の恵みを祈るダンスを踊ります。下のイラストは、私とユーニャ・マナ(ヒラウチワ・サボテン娘のカチーナ)の姿です。

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         "HOPI KATCINAS" by Jesse Walter Fewkes より

人形の私を作ったのは、伝統的スタイルのカチーナ・カーバーの大御所として有名なクラーク・テナコングヴァさん。ヒラウチワ・サボテンのカチーナは、クラークさんの最も得意とするテーマの一つであり、細部に至るまでデリケートなテクニックを駆使し、深い愛情をもって私を作り上げてくれました。そう言えば、クラークさんの愛弟子ブランドン・カイクァプテワさんが作った私の弟分が先に日本に上陸し、すっかり馴染んでいるようです。
私も日本の皆さんにお会いできてとてもウレシイです!

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身長約42cm。コットンウッドに自然顔料で彩色。鳥の羽根、馬の毛も使用。
大きな頭部に少し飛び出した目、愛嬌のあるスタイル。淡い緑色、赤、白、黒のカラーハーモニーが絶妙。特に草木染を想わせる柔らかな緑色の美しさが光ります。頭部についているヒラウチワ・サボテンは、接着剤を使用せず、頭部に埋め込まれた木釘によって接続されるという大変丁寧な作りがなされています。
気品と愛らしさ、神秘性が合体したクラーク・カチーナの名品です。

SOLD



お知らせ
新着のカチーナ人形18体を含むカチーナ人形カタログを7月初旬に発行する予定です。
ご希望の方は、カチン・マナスTOKYO 渡辺までご連絡ください。

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クラーク・テナコングヴァ・コレクション | トラックバック(0) | コメント(0) |permalink
ズニからやって来た雨を祈る神官のカチーナ「サイアスタサナ」 SAIASTASANA (Zuni Rain Priest of North)
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日本の皆さん、はじめまして。
私は、「サイアスタサナ」と呼ばれるカチーナで、元々はズニの生まれ。私の役目は、乾いた土地に雨の恵みをもたらすよう祈る神官です。私の祈りの力がとても効果的だとホピの人々に見込まれ、それで、ホピのカチーナとして取り入れられました。以来、私は、第1メサで1月に行われる「ビーン・ダンス」に登場し、活躍しています。

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私の特徴は、白い顔に、頭部の右側に角、左側に「テラスド・イヤー」と呼ばれる突き出た平らな耳がつき、長方形の黒い目と三角の黒い口。ボディ・ペイントは白。それに白黒のひだ衿とキルトのサッシュと女物のベルト、モカシンを履きます。そして左手に弓、右手に羊の肩甲骨の束を持って、準備完了です。

下の絵は、ズニから一緒に来た材木運びのカチーナ「ハクト」くん(左)と私。
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        "HOPI KATCHINAS" by Jesse Walter fewkes より

人形の私を作ったのは、ディーン・ホワト Dean Howatoさん。技術力と抜群のセンスが光る実力派カーバーです。TOKYOのカチン・マナは、私を一目見るなり、「日本の埴輪みたい」と言ってすっかり夢中になり、私を日本へ上陸させてくれました。

ところで、雨を祈る私が言うのも変ですが、今朝は雨が降らなくて良かった。金環日食、素晴らしかったですね!ものすごい天体ショーを見せてもらい、宇宙の神々に感謝してます。
そして、日本の大地の神さま、日本のみなさん、どうぞよろしくお願いします。

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身長約25cm。コットンウッドに自然顔料で彩色。
モノクロ・トーンの非常にグラフィックでハンサムなカチーナ。赤いアクセントを利かせた淡いブルーのモカシン、黄色の弓、茶色の羊の肩甲骨の束などが、スパイシーな色彩効果を添えています。
目と口の表情が何とも愛らしく、心が癒されます。

価格:お問い合わせください。



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ディーン・ホワト・コレクション | トラックバック(0) | コメント(0) |permalink
ナバホの精霊 イェイ Yei
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日本の皆さん、はじめまして。
私の名は「イェイ Yei」。ナバホの慈悲深い精霊です。
私たちは、ナバホの人々の薬のセレモニーに、ヒーリング・パワーをもたらします。
私たちは、最初、伝統的なナバホの砂絵のセレモニーにおいて表されましたが、しかし、それは秘術的なものであり、部族以外の人々には公開できない為、正確な姿は知られていません。只、一般的には、ナバホ・ラグに、よく私たちをモチーフにしたものが見られるので、ご存じの方もおられるでしょう。

さて、ナバホでも、ホピの男たちがカチーナに扮するように、イェイのマスクをつけたダンサーたちが、実際のヒーリング・セレモニーに登場します。彼らは「イェイ・ビ・チャイ Yei-be-chai」と呼ばれ、それは私たち精霊を人格化した姿と言えます。

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ヒーリング・セレモニーのイェイ・ビ・チャイ・ダンス。バスケットを手にしているのは、ナバホのメディスンマン。 SOUTHWESTERN INDIAN CEREMONIALS by Tom Bahti and Mark Bahti より


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人形の私を作ったのは、ナバホのアーティスト、デニス・ビオシェさんです。イェイは、絵画やジュエリー、ナバホ・ラグにモチーフとしてよく表現されますが、木彫像は大変珍しく、多分、私は日本に上陸した初めてのイェイではないかと思います。風変わりな奴とお思いでしょうが、日本の皆さん、どうぞお見知り置きください。

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身長約26cm。木製。ミクストメディアで彩色。頭部の飾りと首の周りの飾りはスエード製。バイオレットの頭部にイエローの衣装、グリーン、レッド、ブラックの模様。ビビッドな色遣いが、決して派手過ぎず、見事なカラーハーモニーを奏でており、ミステリアスな美しささえ感じさせます。非常に珍しいイェイの木彫像の掘り出し物。

SOLD


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ナバホ族の精霊 | トラックバック(0) | コメント(0) |permalink
石を食べるカチーナ OWANGA-ZROZRO (The Mad or Stone-Eater Kachina)
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桜の季節にホピから日本へやってきました。
サクラ、サクラ、おお!なんとキレイなことか!美しさに酔い痴れています。

花見酒で酔っぱらっているのかって?いえ、滅相もない。
実は、私、「石を食べるカチーナ」とか「気が狂ったカチーナ」と呼ばれているものでして、昨年、私の大先輩が来日していますが、私のこの顔はフラストレーションで石や岩をやけ食いしたからなのです。皆さんも、ストレスやフラストレーションがたまった時、ヤケ酒とかやけ食いをするでしょう?私の場合は、その究極の姿として、石や岩をガリガリ食べてやったのです。

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うっ、うっ、美味しいはずなんてありません。狂気の沙汰ですよね。
しかし、これは私の役目。私は、精神的不調と関係する神とつながっているカチーナであり、人々に精神の病について教える役目を担っています。それで、表面的には、私は悪い性格の存在として、弱いものいじめや、気が狂ったような行為をわざとしてみせなくてはならないのです。でも、こうした振る舞いは、全て反面教師としての役割上のもの。
非常にカチーナらしいカチーナと言われています。

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           stone eater 5

私を作ってくれたのは、伝統的スタイルのカチーナ・カーバーの大御所のひとり、フィルバート・ホナニーさん。彼は、カチーナを彫るために生まれてきたような人であり、とりわけ、「石を食べる気が狂ったカチーナ」は彼のお気に入りのテーマ。すごいパワーをもって、入念に私を作り上げてくれました。

身長約21cm。コットンウッドに自然顔料で彩色。鳥の羽根、モヘア、毛糸使用。
全体の淡い色調は実に美しく、白いモヘアの髪と髭のデリケートな表現は絶妙です。また、頭の中央に飾られた淡い黄色の羽根が素晴らしいカラーアクセントとなっています。
ソフトな色合いと狂気が合体し、不思議な愛らしさを感じさせるフィルバート・カチーナの名作です。

価格:お問い合わせください。


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ホピの踊りと音楽の公演
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3月20日春分の日、大阪の国立民族博物館(みんぱく)で開催された研究公演「ホピの踊りと音楽」へ行ってきました。
トップの写真は、その公演冊子の表紙です。

ホピから5人の踊り手(男性2人と女子高生3人)と5人の歌い手(ジュエリー作家や村落のマネージャーなど男性ばかり)、そしてフルート奏者の総勢11人が来日。ホピの大地で踊る「ソーシャル・ダンス」(カチーナのダンスではなく、人間のお祭りの踊り)が、現地の雰囲気そのままに、カラフルな衣装をまとった踊り手が勇壮な歌声と太鼓のリズムに合わせて披露してくれました。その演目は、雨や雪の恵みを祈る「バッファロー・ダンス」、トウモロコシの豊作と植物の繁殖を象徴する「コーン・ダンス」、そして夏の暴風雨という水の恵みを象徴する「水の乙女のダンス」というもの。ホピの方々の一生懸命な力強い踊りと歌声、太鼓の響きは、会場の人々を大いに感動させました。

私は、カチン・マナスLAの市川実英子さんと共に、数年前、ホピでニーマンの「ホーム・ダンス」(7月に執り行われるカチーナの帰還の踊り)を見たことがありますが、彼らのダンスは神聖なものであり、見る者には服装や態度のマナーが厳しく求められ、また、ホピ以外のよそ者は、彼らの後方で静かに礼儀正しく見なくてはいけないなどのルールがあるほどでした。一般に「ソーシャル・ダンス」はカチーナが踊るダンスとは異なり、宗教儀礼的な要素が少ないと言われ、比較的オープンなようですが、それでもホピのスピリットが表現されている神聖なものに変わりません。そういうダンスが、日本の舞台上で惜しみなく公開されたことに、私は、正直、大変驚きました。おそらく、今回のイベントの担当者であった「みんぱく」助教の伊藤敦規氏と彼らの長年に渡る絆と強い信頼関係があってこその実現だったことでしょう。本当に貴重な公演だったと思います。
なお、ホピの有名なフルート奏者フレデリック・アンドリュース氏の演奏もまた素晴らしかったです。ホピの大地と空、澄んだ空気を感じさせる深い音色に心が震えました。

東京から日帰りの旅は少々きつかったけれども、ホピのスピリットに触れることのできた良い1日でした。「みんぱく」がある万博公園に立つ岡本太郎作の「太陽の塔」が、太陽の精霊に見えてきたりして・・・・。
来日された11人のホピの方々が日本に良い印象をもたれ、無事に帰国されたことを祈ります。

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余談ですが、「ホピの踊りと音楽」の10日前に、東京・御茶ノ水にある明治大学博物館で開催された「人類史への挑戦」という展覧会を見てきました。お目当ては、パプアニューギニアの精霊像。ホピのカチーナ同様、木彫のものです。パプアニューギニアでは、昔(時代は不明)から、男性の精霊、女性の精霊、氏族の守護神の動物などが表現された精霊像が作られており、それらに精霊が宿るとみなされているようです。
下の写真は、大変珍しい両性具有の精霊で身長144cm。かなり大型で迫力満点です。頭の上には2羽の鳥が乗っています。深い意味がありそうですが、残念なことに説明は非常にシンプルで、ちょっとがっかり。この精霊像は、一体どんな思いで作られたのでしょうか?興味は尽きません。
この他、数点の精霊像が展示されていました。南山大学人類学博物館のコレクション。

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               写真は「人類史への挑戦」展カタログより


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ラコン・マナ と女性結社 Lakon Mana and Lakon Society
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日本の皆さん、はじめまして。「ラコン・マナ」と申す者です。
私は、ホピとは異なるプエブロ種族の、女性結社の儀式に登場するリーダーです。ホピの「ポリ・マナ」と同様、本来、私は精霊カチーナではありませんが、カチーナ関係の書籍にはよく出ており、女性結社の特性を表す美しいモデルとして知られています。

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      イラスト:"HOPI KATCHINAS" by Jesse Walter Fewkes より
             
そもそも私の名前ですが、ムインガワ Muyingawa と呼ばれる発芽の女神をパトロンとする女性結社「ラコン」から来ています。この結社の目的というのは、病気の治療や、又、植物と人間の両方の繁殖を祈ることにあり、「ラコン・ダンス」という儀式が有名です。これは、秋の収穫の時期に執り行われ、娘用の白地に赤い線の入ったショールをゆったりとまとったラコン結社の女性メンバーたちが、村の広場に入ってくることから始まり、皆で輪になり、歌を歌い始めます。それから、おもむろに登場するのが私、「ラコン・マナ」でございます。ラコン・マナは、サンタクロースではありませんが、ギフトを沢山詰めた大きなバッグを運んできて、歌やダンスに合わせて、それらのギフトを観衆である村人たちに向けて放り投げるのです。そして、最後のギフトを、「プラーク」と呼ばれる飾り板を持つ結社の女性メンバーに投げます。この最後のギフトを結社の女性が受け取る意味については残念ながら不明です。)
         
私のスタイルの特徴は、雨雲のシンボルが描かれたヘッドバンドと、角とスカッシュのシンボルを頭部の左右につけていることです。そして頭のてっぺんには、イーグルの羽根を飾ります。顔を黄色く塗って、左右のこめかみを結ぶラインと、口の両端から耳の下を結ぶラインに黒い細めのバンドをつけます。そして、手にはイーグルの羽根を取り付けたトウモロコシの穂軸を持って登場。

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私のこうした出で立ちは、特に、独特の冠のようなヘッドバンドは、ホピ族のセンスと一味違うと言われており、ちょっとした自慢であります。

さて、人形の私を作ってくれたのは、ディーン・ホワト Dean Howato さんというカーバーです。実は、彼のお父上は超大物の伝統的スタイルのカチーナ・カーバーとして知られたウォルター・ホワト Walter Howato (1921-2003)さん。フェニックスのハード・ミュージアムには多くの作品が収蔵されているというお方なのです。息子であるディーンさんは、お父上のスタイルとテクニックをしっかり受け継いで、古色を帯びた温かみのある素晴らしい作品を生み出しています。私の黄色い顔にマッチしたデリケートなピンクの地のドレスや冠のようなヘッドドレス、それに愛らしい角とスカッシュのシンボルなど、心を込めて制作してくださいました。さらに、私と一緒にラコン結社のメンバーもね。彼女の方は、娘用のショールをはおり、白いモカシンを履いて、手には黄色のプラーク(飾り板)を持たされています。

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私たち二人、今年の1月に日本へ上陸しました。「女性二人組のカチーナ人形は珍しい!」って東京のカチン・マナに大歓迎され、私たち、大いに盛り上がっています。女性パワー炸裂って感じかしら。
日本の女性の皆さん、どうぞよろしくお願いします。

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ラコン・マナの身長は頭部の羽根飾りまで入れて約33cm。メンバーは約28cm。共にコットンウッドにミクスト・メディアで彩色。2011年制作。
「ラコン・マナ」は、滅多に彫られない非常に珍しいカチーナ人形です。温かみのある黄色の顔にベビーピンクの冠のようなヘッドバンドの表現、全体のカラートーンと描画の愛らしさは絶品!程良い古めかしさを感じさせるエイジング仕上げも見どころです。全体のバランスと安定感も良く、見ているだけで嬉しい気持ちになるような作品。

SOLD



お知らせ
大阪の国立民族学博物館(みんぱく)で、3月25日(日)までアメリカ展示に関連した各種のイベントが開催されており、3月20日(火・祝)には、ホピからミュージシャンを迎えて、ダンスとフルートの演奏が披露されます。予約制。詳細は、国立民族学博物館のサイトをご覧ください。


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天空の神「ソツクナング」から 新年のご挨拶
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2012年 あけましておめでとうございます。

私は「ソツクナング」、SOTUKUNANGU, God of the Sky. ホピ語で天空の神を意味するものです。ホピのカチーナを代表して、日本の皆さんへ新年のご挨拶をいたします。
今年が、地球上のすべての生命あるものにとって良い年となるよう、そして広大な宇宙の中の特別な星である地球がいつまでも美しく輝いていられることを願います。
今年もまた、カチン・マナスの二人を通して、ホピとカチーナのことをお話しして行きたいと思います。皆さん、どうぞよろしくお願いいたします。

さて、今年最初に登場しました私「ソツクナング」は、ホピの神話において、宇宙創造の大役を担った存在として伝えられており、ご存じの方もおいででしょう。つまり、私は正確に言えばカチーナ(精霊)ではなくて、神格なのです。
私は、雲や雨、そして入道雲や稲妻、豪雨などをコントロールするとてもパワフルな存在です。また、同時に不屈の戦士でもあります。なお、朝の星が私のシンボルとされているため「スター・カチーナ」と呼ばれることもあります。

ホピの儀式において、私を演じることができるのは長老だけです。私に扮する長老は高く盛り上がった入道雲(または星を見做すことも)を暗示する三角形のとがった帽子に羽根飾りをつけ、女物の白い刺繍されたキルトにウエディング用のサッシュをしめ、モカシンを履きます。そして、特定のキバのセレモニーと2月のポワミュヤや春のミックスダンスに姿を現し、威厳に満ちたダンスを披露します。

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さて人形の私ですが、作ってくれたのは、カチーナ・カーバーの大御所の一人、フィルバート・ホナニーさん。多くの「ソツクナング」がリング状の耳飾りをつけて姿で作られますが、私の場合はアワビの貝殻が耳たぶに飾られているのが特徴。キラッと光って、星のまたたきのようでしょう。そして額にはワラの鉢巻。これを巻くとテンションが上がります!また、長方形の黒い目の上に描かれている点々は雪を象徴、そして胸と腕、背中には稲妻を表す模様が描かれており、すべてがホピにとっての吉兆です。
12月に日本にやってきた私は、今、カチン・マナスTOKYOの家に逗留しており、これから初詣に近くの神社に連れて行ってもらいます。日本の神々とお話しするのが楽しみです。

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身長:頭から足まで24cm。東部の羽根飾りまで入れると28cm。コットンウッドに自然顔料で彩色。鳥の羽根、ワラ、アワビの貝殻使用。2011年制作。
白を基調とした淡いカラートーンが非常に美しく、天空の神らしい気品のある作品です。微かに微笑んでいるような目と口の表情は絶品!見ているだけで心が和みます。
SOLD


昨年中は当ブログの更新があまりできませんでしたが、訪れてくださった皆様、有難うございます。
今年は、充実した情報を数多くご紹介できるよう頑張ってまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
                                  カチン・マナスTOKYO 渡辺純子


お知らせ
大阪の国立民族学博物館(みんぱく)で、1月から3月までの3ヵ月間、新しくなったアメリカ展示に関連した各種のイベントが開催されます。因みに3月20日(火・祝日)には、ホピからミュージシャンを迎え、ダンスとフルート演奏が披露される予定です。解説は伊藤敦規氏(国立民族学博物館助教)。
詳細は、国立民族学博物館のサイトをご覧ください。


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カチーナに魅せられたダダイストの人形
     dadaist dolls

カチーナ人形は、多くのアーティストや芸術運動家を魅了してきました。
ピカソ、アンドレ・ブルトン、エミール・ノルデ、マルセル・デュシャン、ホルスト・アンテス、ジョージア・オキーフ、アンディ・ウォーホル等は、カチーナ人形を熱心に収集し、中でも、オキーフやウォーホルはカチーナをモチーフにした有名なアート作品を残しています。
カチーナからインスピレーションを得て、作品を制作したアーティストは、まだまだ他にも多くいることでしょう。
そんな一人が、今回ご紹介するスイス生まれのダダイストのアーティスト、ゾフィー・トイバー=アルプ(1889年~1943年)です。

実は、つい先日、アーティストの友人から古い展覧会のカタログに興味深い写真が載っているので、といってそのコピーが送られてきたのです。それは1988年~1989年に西武美術館や神奈川県立近代美術館他で開催された「ダダと構成主義展」のものでした。そのカタログに掲載されていたのが「ダダイスト人形」と題されたトップの写真です。
ひと目見るなり、非常に貴重な資料だと感じ、そのカタログを何とか入手したいとネットで調べ、結果、古書店サイトでめでたくGET!

ゾフィー・トイバー=アルプ、それはダダイズムのリーダーの一人として有名なハンス・アルプ(1886年~1966年)の妻であり、ダダイズムの優れた女性アーティストでした。
トップの写真「ダダイスト人形」は、その彼女の1920年頃の作品と伝えられています。
向かって右は、明らかに「カラスのお母さん」カチーナをモチーフにしたものと思われ、左の作品は名前を特定できませんが、いくつか該当するカチーナが存在します。なお、作品に関する説明が書かれていないため、素材など詳細は不明ですが、マネキン人形か何かにカチーナのマスクを被らせ、衣装を着せつけたように見えます。
ホピ族の精霊であるカチーナをパクッて、作品にするなんて・・・・、と少々複雑な気持ちにもなりますが、全体から受ける印象はとても温かく、愛らしい・・・、ゾフィーのカチーナに対する思いが伝わって来るよう。そして、カチーナを愛する人間同士としての親近感を抱かせます。
又、写真の向かって右端に、アパートの窓かベランダの手すりらしきものが写っているのもご愛嬌。おそらく彼女が当時住んでいたチューリヒの住まいで撮ったものなのでしょう。1920年代のヨーロッパの空気が感じられ、不思議な魅力を持つ写真だと思います。

なお、アーティストであるゾフィー・トイバー=アルプに敬意を表するため、上述の展覧会カタログに掲載されている彼女の作品とポートレートを以下にご紹介しました。

   composition subette
カフェ・オーベットのためのコンポジション 1927/28年 レリーフ、木、彩色(パヴァテックス、油彩)56cm×72cm ストラスブール近代美術館(ダダと構成主義展カタログより)  

           sophie taeuber arp
「オーベット」のための草案を背にしたゾフィー・トイバー=アルプ(ダダと構成主義展カタログより)

当ブログをご覧になられた皆様も、この情報を楽しんでくだされば嬉しいです。
貴重な情報を知らせてくれた友人に感謝しつつ。

カチン・マナス
渡辺純子

☆写真は全て「ダダと構成主義展」のカタログより転載しました。

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カチーナ人形を愛したアーティスト | トラックバック(0) | コメント(0) |permalink
ホピの7月 ニーマンとカチン・マナ Niman and Kachin' Mana
kachin mana up

暑中お見舞い申し上げます。

暑い日が続いていますね。汗で化粧が剥げそう!
皆さんはいかがお過ごしでしょうか?

さて、私「カチン・マナ」こと「カチーナ娘」は、以前にも妹たちと共に登場したことがありますが、今回は、日本に上陸したカチーナ人形を代表して、ホピの重要な儀式である「ニーマン」についてお話するよう東京のカチン・マナから頼まれ、再び出させてもらいました。

ホピでは、7月のことを「ナサン・ミュアオ」(偉大な力の月)と言い、早生トウモロコシが収穫され、偉大なカチーナの儀式「ニーマン」が執り行われます。それは2月にビーン・ダンスと共に始まったカチーナの季節の締めくくりを表すもので、半年間、ホピの人々と共にいたカチーナたちが大地に恵みをもたらした後、故郷(ホーム)である聖なる山、サンフランシスコ・ピークスへ里帰りするためのお祭りなのです。

ニーマンの期間は16日に及び、その間、人々はカチーナたちに、雨の恵みと若者たちが高潔で愛情豊かに成長するよう導いてくれるよう祈ります。そしてそれは、ヘミス・カチーナたちによる1日だけの最後のニーマン・ダンス(又はホーム・ダンスと呼ばれます)によって頂点に達します。カチーナたちには、人々からトウモロコシや野菜や果物が供せられ、ダンスの後に、今度はカチーナたちから人々へそれらが分けられ、更に、カチーナ人形が少女たちに贈られます。そして、カチーナたちは厳かに故郷(ホーム)へ帰って行きます。

     kachin mana front

私たちカチン・マナは、ホピの儀式に最も良く出てくる女のカチーナとして知られており、元々、トウモロコシの成長と豊作を祈る役目を担っています。そして、ニーマンの儀式においては、主役であるヘミス・カチーナを引き立てるお供として登場。又、ヘミス・カチーナたちの前に座り、楽器を奏で、儀式を盛り上げます。
因みに、「カチン」とは「カチーナ」の愛称であり、「マナ」は未婚の娘を意味します。
私の特徴は、未婚の娘であることを示す両耳の上の渦巻き型に結い上げられた「ナアソミ」と呼ばれる髪型。そして、女物のドレスを着て、娘用の白いケープをはおり、白いブーツを履くというのが伝統的なスタイルです。

さて、人形の私ですが、とりわけ「ナアソミ」が強調され、顔には雨の恵みを象徴する赤い縦線が描かれ、全体的に頭部が大きく、童女のようなプロポーションをしています。そして、全身に「エイジング」という特別な技法によって丁寧な仕上げがほどこされ、どこか古めかしい、独特の趣をかもし出しています。決して汗で塗りが剥げ落ちた訳ではないですよ!
私を作ったのは、マニュエル・シャヴァリアJr.さん。日本に上陸してあっという間に3年半になります。皆さん、これからもよろしくお願いいたします。

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身長約30cm。コットンウッドにミックスメディアで彩色。エイジング仕上げ。2007年制作。
大変存在感のあるパワフルで愛らしい作品。アンバランスな三角形の目が不思議な魅力を持ち、表情を豊かにしています。マニュエル・シャヴァリアJr.の優れた芸術センスを感じさせる名作です。
価格: お問合せください。



《お知らせ》
7月も終わりに近づいていますが、ホピのニーマン儀式に敬意を表しつつ、皆様により一層カチーナ人形の魅力を知っていただければと願い、「ニーマン・バザール2011」を企画しました。
ご興味がお有りの方には、カタログをお分けしますので、カチン・マナスTOKYOの渡辺までご連絡ください。

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ホピの副創造神 クモ女
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「クモ女」と言えば、「クモ女のキス」という1980年代のフランス映画を思い出される方もおられるかと思いますが、ホピの神話においても「クモ女」、ホピ語では「コクヤングティ」、と呼ばれる存在がいます。

彼女は、ホピの副創造神として知られており、そもそも、ホピの宇宙観を表す神話によれば、無限者タイオワ(全ての創造主)が存在し、有限のソツクナングを生み、それを甥として、宇宙創造の大役を任せます。ソツクナングは、タイオワの宇宙計画通りに事を進め、次々に9つの世界を創造。うち2つ、8番目と9番目を、自分とタイオワの住居に、そして残る7つを人類とその他の住処として定めました。
そして、第1番目の世界であるトクペラを創造するに当たり、ソツクナングは、彼の手助けをする女としてコクヤングティ(クモ女)を創造そたのです。

彼女は、パロンガウホヤとポカングホヤという双子を作り、トクペラの地固めをさせ、それぞれを南北両極に落ち着かせ、世界(地球)を回転させました。
ついで、コクヤングティ(クモ女)は、自然界のあらゆる生物を創造し、名をつけ、最後に4種の人類を創造したのです。
(「ホピ 宇宙からの予言」 ルドルフ・カイザー著 徳間書店 より引用)

このように、クモ女=コクヤングティは、ホピの神話において大変重要な存在であり、私たち人類を作った母とも言えます。
それにしても何故クモ女なのか?

そんな疑問を抱きながら、アリゾナの半砂漠地帯をドライブしていた時、とある町のショップで偶然見つけたのが、写真のもの。
黒く長い8本の手足にターコイズ色の愛らしい目。それは紛れも無くクモ女=コクヤングティをモチーフにした籐製の壁掛けでした。作者はホピのアーティスト。
ホピの伝統工芸品のバスケットと同様に渦巻状に黄色と黒の籐を編んで行き、黒い部分にクモの形が表現され、ターコイズ色のビーズで目を表しています。

         クモ女 2

驚くべきは、8本の細い手足です。それらは、後からくっつけたのではなく、編んで行く途中から長く飛び出させ、縁へ渡して、編みこんであるのです。何という芸の細かさ。見事な技法でしょう!

愛らしくも神秘的なクモ女の姿に魅了されると同時に、彼女との出会いをホピの神に感謝しつつ、彼女を日本へ連れて帰りました。

クモ女=コクヤングティさま、願わくば、先の大地震でずれてしまったと言われる地球の地軸を、貴方の息子たち、パロンガウホヤさんとポカングホヤさんに修正してもらえますことを・・・・・。

直径: 約12cm。
高さ: 約5cm。
籐製 ビーズ使用 
作者:ホピのアーティスト

SOLD


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アリゾナのサンライズ
suriseArizona.jpg

2011年3月11日(金)、大地震が東日本を襲いました。
被災地の皆様、また、ご親戚、ご友人が被害に遭われた皆様、心からお見舞い申し上げます。
時間がたつにつれ、大地震の惨状がより明らかになってきており、大変ショックであり、言葉を失います。

大変親しくさせていただいているホピ第1メサのマーリンダ・コーヤクアプテワさんやクラーク・テナコングヴァさんからも大地震発生直後にメールをいただきました。
東北関東大地震に関し、ホピのひとたちは我ことのように大変心を痛めているとのことで、毎日お祈りをしてくださっているそうです。
今、私たちにできることは、心をひとつにして被災地の方々のために、また、今後、原発事故が拡大することのないよう、祈るしかありません。

友人の写真家である吉田太郎氏の許可を得て、今回は、この写真を当ブログに掲載させていただきました。
良いエネルギーと元気をもらえることを祈念しつつ。
日は必ず昇ります!

カチン・マナスTOKYO
渡辺純子

"Sunrise in Arizona " photography by Taro Yoshida

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気が狂ったカチーナ Mad Kachina, OWANGA-ZROZRO
          mad kachina 1

A HAPPY NEW YEAR!
新年あけましておめでとうございます。


2011年、最初に登場します私は、「気が狂ったカチーナ(Mad Kachina)」あるいは「石を食べる人(Stone Eater)」と呼ばれる者です。ホピ語の名前は「オワンガ・ズロズロ OWANGA-ZROZRO」と言います。新年早々、「気が狂ったカチーナ」とは、一体どういうことか?と思われるでしょうけど、この時代に相応しいからと、東京のカチン・マナに引っ張り出されました。

実は私、精神的な不調と関係する神とつながっているカチーナで、人々に精神的な病について教える役目を担っています。そのため、表面的には、とても悪い性格のカチーナとしてふるまい、フラストレーションにより岩や石をかじったり、小さなコイヤムシ・カチーナをいじめたり、又、怒り狂ったりして狂気の沙汰を演じます。でもこうした行為は、全て反面教師としての役割上のものなのです。

          mad kachina 2

私の伝統的なスタイルは、青緑色の顔に、赤い口、頭部に青いバンドを巻き、首の周りにはダグラスモミのひだ衿をつけ、キルトにサッシュ、そして青緑色のモカシンを履きます。

   mad kachina 3 mad kachina 4

私は、1940年頃の生まれ。つまり今では大変貴重なアンティーク・カチーナです。全身をテンペラ絵の具で彩色されていて、その程よい色褪せ具合が、時代を感じさせるでしょう?
70年以上の時を経て、縁あって日本へやって来ました。皆さん、どうぞよろしくお願いします!

          DSC_0126.jpg

身長約22cm。コットンウッドにテンペラ絵の具で彩色。赤茶色、コバルトブルー、淡い青緑色、イエロー、朱色などのカラーハーモニーがとてもきれいで洗練されています。ニュアンスのある長方形の目も表情豊か。全体に細身ですが、足に安定感があり、非常にバランスがとれています。1940年代のカチーナの名品と言える掘出物です。

SOLD


このカチーナのテーマに強く惹かれ、またその造形美の虜になり、彼を日本へ迎えました。頭部のブルーの色合いは、まるでラピスラズリのように美しく、霊力を秘めていて、精神的な疲れを吸い取ってくれるよう。見ているだけで癒されるカチーナです。
今年も素晴らしいカチーナ人形をご紹介して行きたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

2011年1月1日
カチン・マナスTOKYO 渡辺純子



お知らせ
Mark Akixaさんのライブ情報
☆1月8日(土) 太田光宏アコースティックコンサート「はあとのおと Vol.3」
会場:南青山MANDARA Open 18:00 Start 19:00
チケット:3,200円
出演:太田光宏(Gt) 米澤粋夏(Vo) Mark Akixa(NAFl) 佐藤昌(Pf) よしうらけんじ(Perc)
ご予約・お問合せ:南青山MANDARA Tel. 03-5474-0411


☆2月26日(土)Mark Akixa ソロライブ「星に吹く風」北米インディアンの言葉とラブフルートVol.3
会場:フィオーレの森・星のサロン(別室) Open 14:30 Start 15:00
チケット:3,000円(ケーキとコーヒー又は紅茶付き) 定員:14名
お問合せ・ご予約:Mark Akixa Office mail:mark.akixa@proof.ocn.ne.jp


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第4回ホピ・ズニ作家展
           2010 チラシ 表面 for blog

第4回ホピ・ズニ作家展 - 日本で開催されるアメリカ先住民のアートショー、が下記の通りに行なわれます。

会期:11月5日(金)、6日(土)、7日(日) 午前10時~午後6時まで
会場:すみだパークスタジオ倉(そう)
   東京都墨田区横川1-1-10
   JR「錦糸町」駅、東武伊勢崎線「業平橋」、半蔵門線「錦糸町」又は「押上」駅から徒歩10分

ホピ族とズニ族のジュエリー作家が数人来日し、彼らの作品の展示即売や本物と贋物の見分け方などの情報が得られます。
詳細は、ホピ・ズニ作家展の公式サイトをご覧ください。

昨年、私たち「カチン・マナス」は二人とも、会場でとてつもなく素晴らしいブレスレットに出会ってしまい、清水の舞台から飛び降りるはめになりました。
皆さん、覚悟して見に行ってください。


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アナサジ Anasazi
         anasazi face 1

はじめまして、日本の皆さん。
私は「アナサジ」と申します。連れ合いと共に出て参りました。
カチーナの世界に何で私たちが登場したか不思議に思われるかも知れませんが、実は、私たち、ホピ族の祖先なのです。

私たち「アナサジ」は、紀元前200年頃、北米大陸南西部、現在のアリゾナ州、ニュー・メキシコ州、コロラド州、ユタ州の高原地帯に住んでいた先住民族でした。そして、現在のプエブロ文化は、私たちの文化から発展したものなのです。又、私たちは、これらの地域に沢山の住居を作りましたが、訳あって12世紀から13世紀にかけて他の土地へ移動しました。私たちが昔捨てた住居は、現在なお、夥しい遺跡となって残っています。カチン・マナスの二人も、2年前に私たちの遺跡のいくつか見にやってきて、私たちのことを知ってくれたのです。

因みに、「アナサジ」とは、ナバホ語で「古代の人々」を意味し、ホピ族だけでなく、ナバホ族や他のプエブロ・インディアンの共通の祖先と見做されています。

           anasazi.jpg

さて人形の私たちですが、「スピリット・ドール」と呼ばれ、「アナサジ」のスピリットを表したもの。厚手の布(中に詰め物が入っています)でできていて、アクリル絵の具で星のシンボルや渦巻き模様が描かれています。大きい方は私で、身長約33cm、連れ合いは約19cm。
黒い顔に、白いプラスティックの小さな口が付いています。なお、目は敢えて描かれていません。古代の神秘とモダンな感覚が融合されたとっても素晴らしい出来栄えです!
作ってくれたのは現代作家のビバリー・ヘンダーソンさんです。彼のサインが背中に書かれています。

            anasazi back

日本の皆さん、どうぞ私たちをお見知りおきくださいませ。

           anasaji face 2

参考:アナサジの遺跡が12世紀から13世紀にかけて一斉に放棄されたのは、天候の異常や大旱魃、また異部族の侵入などが原因と考えられています。

個人蔵


お知らせ
カチーナドールの専門店「ココペリ」さんによる「ホピ族のカチナドール展」が以下の通りに開催されます      
      
            kachina doll show for blog

日時:10月15日(金)12:00~18:30
   10月16日(土)11:00~18:30
   10月17日(日)11:00~17:00
会場:H.A.C.GALLERY
東京都港区南青山2-11-15 セピア絵画館B1F
   銀座線外苑前駅から徒歩5分 銀座線・半蔵門線・大江戸線青山一丁目駅から徒歩5分
詳細は、ココペリさんのサイトで。



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ユーニャ、ヒラウチワサボテンのカチーナ Yuña (Prickly-pear cactus Kachina)
            cactus 2

日本の皆さん、はじめまして。
私の名は「ユーニャ」。ホピ語でヒラウチワサボテンを意味します。
私にとって日本の夏は初めてですが、こんなに暑いとは・・・・。おまけに湿気があるので故郷のアリゾナよりも辛い。毎日、汗、汗、汗・・・・・です。

私は、ホピ族が居留する地域に自生するヒラウチワサボテンの実のカチーナで、乾いた土地における水の恵を象徴しています。

  cactus 1 cactus 3

私の一番の特徴は、頭の上にヒラウチワサボテンの実を乗せていること。そして、顔には額の真ん中に三日月、鼻から頬にかけて星々のシンボルが描かれています。そして、伝統的なキルトにサッシュ、緑色のモカシンを履いています。

私を作ったのは、ブランドン・カイクァプテワさん。伝統的スタイルのカチーナ・カーバーの大御所として知られるクラーク・テナコングヴァさんの愛弟子であり、将来有望な若手作家です。私の頭に乗っているヒラウチワサボテンの実の表現には特に力を入れてリアルに仕上げてくれました。色も形も素晴らしいでしょう?トゲも付いているんですよ!

とはいえ、猛暑の日が続いており、流石の私も参っていますが、水の恵を表すカチーナの役目を全うすべく、頑張りますので、皆さんも夏バテしないよう充分気をつけて、この夏を元気にお過ごしください。

            yuna.jpg
上のイラストは、ユーニャとユーニャ・マナ(ヒラウチワサボテンとヒラウチワサボテン娘のカチーナ)。"HOPI KATCINAS" by Jesse Walter Fewkes より

身長約30cm。コットンウッドに自然顔料とテンペラ絵の具で彩色。鳥の羽根と馬の毛なども使われています。
非常に愛嬌のある、そして同時に神秘的なムードを持つヒラウチワサボテン・カチーナの名作。グリーン、白、赤茶、黒のカラーハーモニーも洗練され、安定感のあるボディバランスも絶妙です。
余談ですが、メキシコ原産のサボテンには「メスカリン」という一種の幻覚作剤が含まれ、古代より神と繋がる時などに用いられることもあったとか・・・。

個人蔵


お知らせ
★カチーナ人形コレクションの在庫カタログがあります。ご希望の方はカチン・マナスTOKYOまでご連絡ください。
Email: katsin-manas-tokyo@swjapan.net


☆ネイティブアメリカンフルート奏者Mark Akixaさんの8月のライブ情報
8月21日(土)ミニライブ&インディアンフルート即売会
会場:横浜ワールドポーターズ屋上 ルーフガーデン特設ステージ、MUSICLAND KEY横浜店
チケット:参加無料
詳細: ここをクリックしてください。
お問合せ:MUSICLAND KEY 横浜店 Tel.045-222-2322 Email: yokohama@musicland.co,jp


8月28日(土)Mark Akixa ソロライブ「星に吹く風 vol.2」
会場:フィオーレの森 星のサロン・別室ラウンジ(川崎市溝の口)Open 14:30 Start 15:00
出演:Mark Akixa
チケット:3,000円(ケーキとコーヒーまたは紅茶付き)
定員:14名
ご予約&お問合せ:Mark Akixa Office Email: mark.akixa@proof.ocn.ne.jp
*このライブの収益の一部は環境保全団体WWFジャパンへ寄付します。



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エルメスのカチーナ・スカーフ Kachina scarf by Hermes
kachina scarf by Hermes 4 kachina scarf by Hermes 3

梅雨に入り、毎日ジメジメと嫌な天気が続いていますね。
そんな鬱陶しい気分を一瞬にして吹き飛ばしてくれるステキなカチーナ・グッズがあります。
それが、エルメスのカチーナをモチーフにしたスカーフやショール。
当ブログの読者である関西在住の土橋とし子さんから教えていただきました。上の写真がそれ。土橋さんが所有されているシルクスカーフ(199年春夏コレクション)です。そして更に、彼女からエルメスの2010年春・夏カタログが送られてきたのです。

いや、もうビックリ!何と魅惑的な!!目が釘付けになってしまいました。
カタログには、カシミアシルクショール《カチナ》と書かれていて、描かれているカチーナは全部で25種類。バックの色はイエローとローズバイオレットの2バージョンがあります。

            kachina scarf by hermes 1
カシミアシルクショール《カチナ》 イエロー・バージョン エルメス2010年春夏カタログより

kachina scarf by Hermes 2
カチミアシルクショール《カチナ》 ローズバイオレット・バージョン エルメス2010年春夏カタログより

スカーフの下方左から時計と逆回りに17体のカチーナたち。
1.シオ・ヘミス(ズニ・ヘミス)、2.ソツクナング(天空の神のハート)、3.タラバイ・カチーナ(モーニング・シンガー・カチーナ)、4.ソーヤル(冬至のカチーナ)、5.パルヒック・マナ(水を飲む娘)、6.パタング(スカッシュのカチーナ)、7.ウーヤク・クイタ(大きな顔のカチーナ)、8.トホ(マウンテン・ライオン・カチーナ)、9.ホピ・シャラコ・マナ(雲の娘)、10.ホピ・シャラコ・タカ(雲の男)、11.アヴァチュホヤ(コーン・カチーナ)、12.ホナン(アナグマのカチーナ)、13.モング・ウーティ(ミミズク女)、14.ナキアチョップ(静かな戦士)、15.パチョ・カチーナ(オナモミのカチーナ)、16.ウーパモ(ハシナガミツスイ・カチーナ)、17.ツハヴ&コイヤムシ(泥酔したカチーナと泥頭カチーナ)。

そして中央の円には、8体のカチーナたち。
1.アングワスナソムタカ(カラスの母カチーナ)、2.ナンガソフ(流星のカチーナ)、3.チョップ/ソウィイング(レイヨウ/シカ・カチーナ)、4.カエ(コーンダンサー)、5.ポリ・シオ・ヘミス(ズニ・ヘミス・バタフライ・カチーナ)、6.コシャリ(ハノ・クラウン)、7.ホロロ(大きい耳のカチーナ)、8.パラヴィトクナ(赤いキルト・ランナー)。

何と素晴らしい絵だろう、と魅入っていましたら、どこかで見たことがあるような・・・・・。
そして気が付きました。これらは全て、有名なカチーナ書籍 "HOPI KACHINAS" by Barton Wright に掲載されている写真が元になっている!多分、読者の中にも気が付いた方がおられることでしょう。
エルメスとバートン・ライト及び写真家の間で話がついているのかしら?カタログのどこにも彼らのクレジットが見当たらないのがちょっと気になります。

まあ、それはさておき、世の中にカチーナの魅力を伝える素晴らしいスカーフやショールであることに変わりはありません。カチーナ・ファンにとっては垂涎のコレクターズ・アイテムになるでしょう。
チャンスがあったら、お近くのエルメス・ショップを覗いてみてください。運が良ければ、カタログを入手できるかも。

私も欲しいけれど、とても手がでない。カタログを宝物にします。
土橋さん、本当に有難うございました。

トップの2枚の写真は土橋さん所有の1992年春夏コレクションのシルクスカーフ。写真提供:土橋とし子さん。
記事中の2枚の写真はエルメス2010年春夏カタログより。


ご案内
ネイティブアメリカンフルート奏者Mark Akixa さんのライブ情報です。
☆6月25日(金) リリース発売記念ライブatノヴェンバーイレブンス1111
会場:ノヴェンバーイレブンス1111(赤坂)Open 18:00 Start 19:30~/20:30~
チャージ:予約 \3,150/当日\3,675
出演:Mark Akixa (ネイティブアメリカンフルート)太田光宏(ギター)よしうらけんじ(パーカッション)
予約&問合せ:ノヴェンバー・イレブンス1111 Tel. 03-3588-8104

☆7月17日(土)「インディアンを味わう日」北米先住民の言葉とラブフルート
会場:アートスペース バザック(市川市田尻2-4-1 アイピービル1F)Open 15:00 Start 15:30
チケット:\3,000(お茶とインディアンのお菓子つき)
出演:Mark Akixa(ラブフルート)太田光宏(ギター)特別ゲスト:山地洋子(朗読)
予約&問合せ:BASAC Tel. 047-377-8186 Email: info@ip-basac.com
Mark Axixa Office Email: mark.akixa@proof.ocn.ne.jp

☆7月31日(土)「Love Flute Work Shop」
会場:日響楽器池下店 2Fホール(名古屋市千種区春岡1-4-9)Open 14:00
入場料:\1,000(中学生以下\500)
ナビゲーター:Mark Akixa
主催:日響楽器池下店
協力:High Spirits Flutes 社(USAアリゾナ)・JPO
予約&問合せ:日響楽器池下店 Tel. 052-751-6161



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